とあるタニヤの物語外伝

マグ朗特捜隊員よりの投稿

今般、私が偶然に見聞きしたことがある(ネット上で、ご存知の方も多いと思うが)。
それは、とあるカラオケ店の嬢連が、集団で他店に移籍したことに纏わる話しである。
私が知りうる範囲の事柄を、ここに述べさせて頂く。これからは、あくまで私の独断でとらえたものであるから参考までに願いたい。

移籍元の店を「A」としよう。Aは日本人スタッフ常駐。HPが充実しており、メールによる予約が可能である。
店のシステムはしっかりしていて、渡タイする旅行者からすると安心出来ると思料する。
渡タイが決定した私は、前回訪問したAに予約を入れた。前回お相手をしていただいた嬢を指名するためである。店からのレスは早く、予約完了のメールが返送されてきた。
その後、日を置いてAのHPを覗くと、以下のような記述を目にした。
●ホステスが勝手に予約を変更。
●辞める際、別のホステスを誘う。
●給料受領後、即退店。
●大半のホステスはお金だけ。
で、解雇のような情報があり、在籍リストを見ると指名したはずの嬢が、ナント、削除されているではないか。慌ててメールを確認すると、Aからお詫びのメールが入っていた次第である。

慌てふためいた私は、嬢に電話を入れた。「もうすぐ行くのに、店はどうしたのか?」と回答はと言えば「マイペンライ、アナタ デンワ スル OK」。納得のいかない(話しを理解出来る程、タイ語に長けていない)返事だけが残った。

さて、天使の都に到着し、嬢との連絡を取る段になった。電話は通じた。「タニヤ ニ イル」とのことだった。待ち合わせはセブンイレブンの前。いまいち状況を把握していない私には、今後の展開が一切不明。嬢とは無事対面が叶い、店の件を尋ねると「B」という店で働いていると言う。なんとか事情を聞きだすと3月に入って「A」を辞めたという。その原因とは
●日本人スタッフが金にうるさい(欠勤料、同伴料)、給料を払わない。
●古くからいるホステスに、客をつけない(新しいホステスに同席途中でチェンジする。
●人気のあるホステスは日本人スタッフのイロだ。
●「A」は高いからお客さんが来ない。
●チーママは日本人スタッフと通じていて、話しを聞いてくれない。
というような、「A」のHPで述べられていることとは、全く内容が異なっていたことだった。ストレートに言うと、日本人スタッフに原因があるということだった(ホステスのことを考えていないと)。

食事後、「B」を訪れる(体のいい同伴じゃないかっ?!このスケベ親爺)と、確かに「A」のHPで見た記憶のある嬢連がワンサカといた。いいや、それだけじゃない、HP上では「A」に在籍中の筈のホステスも居たのだ。
嬢本人が『誘った』のかどうかは確認出来なかったが、『集団移籍』と言って間違いないほどの人数だ。嬢曰く『Aに言ってないで、Bで働いている』嬢もかなり居るとのことだった。

「A」のシステムは相当前から適用されていた訳だし、何年も勤務した嬢も居たはず。それにも関わらず、この時期に集団で移籍。何かがあったのは間違いないのであろう。

嬢の言う、「A」の日本人スタッフの取った行動は、経営サイドとして間違いではないであろう。新しいホステスに客をつけるのは客開拓の点から当然であろうし、金にうるさいというのは、ルールを厳格に守った結果のことであろう(日本人スタッフのイロというのは、やっかみ半分であろう)。
嬢の主張は、「A」のHPで言うところの『タイ人的性格』で片付けられる程度のことかもしれない。
タニヤでは、移籍なんぞは良くある話しで、別に取るに足らない事柄なのかもしれない。皆様も重々承知のことかもしれない。
自分で切り出したはいいが、見聞きしただけで、結局、本当のことはわからないままであった。拙い文章を容赦願いたい。

ただ、『集団移籍』は事実である。

マグ朗

発行日 2005年3月26日

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