No.1
[ID] No.2007010120231413
反リトルプリンセス派に、魔王来水美樹が捕らわれた。
そこからの本編分岐を、サテラ視点で綴ったSS。
(以下、本文冒頭より抜粋:管理人による代行登録)
「ランス…サテラのお願いきいて…」
暗闇の中で語り掛ける。愛する男の背に頬を寄せ。
「ランスが魔王になって欲しいの…サテラは、一生ランスに仕えたいの…でもサテラの主人は、魔王でないといけないの」
己の気持ちを、噛み締めるように言葉にする。上手く伝えられないもどかしさ。
「うん…でも方法はあるわ……その気なら後で呼んで……。魔王に……そう魔王、世界の支配者よ」
その願いが叶えられなかったのが、彼女の不幸の始まりか。再三にわたる説得にも、その男は首を縦に振らなかった。
やがて男は人類圏を統一し、全人類の王となった。それでも男の野望は終えず、男は次の目標を魔人領へと定めた。常識から考えれば、明らかに無謀としかとれない行為に、だが、彼女はどこかこの男なら、という期待に似た気持ちを抱かずにはいられなかった。それは、男の周囲を取り巻く重臣達も同じだった。
だが、運命の女神は男の野望に微笑みかけることは無かった。