第12話 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作者:
ディー
2005年07月01日(金) 21時35分36秒公開
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薄暗い廊下、静かな居間、カーテンは全て閉まりきっていて人の気配すらもしない。 音が無く鼓膜が静寂に圧迫される、自分の心音が聞えるかのようだ。 時間は午後三時、此処の住人は一体何処に行ったのだろう? 「気を付けて下さい、貴方にとっては此処は敵の陣地いったい何が出てくるか解ったものではありません。」 「わかってる・・・。」 両手に干将・莫邪を投影一歩手前まで準備して、アクシデントに対応できる様に神経を尖らせる。 それこそ剣の様に。 二人で動き回るのも効率が悪いので、ライダーと手分けして探す事となった。 ライダーは地下にあるマキリの工房へと行った。ライダー曰く『魔術師の工房というものは危険極まりない物です、私が行きます』らしい、理由は俺がヘッポコだからだろう、どうせ俺はヘッポコですよ・・・・。 それはそうと、居間を見回してみるがアーチャーの姿は無い。性格の悪いあいつの事だ気配を殺して何処かに潜んでいるのかも知れない。 一体何をしたいのかは解らないが、アイツはこの家に入った筈だ。此処まで来て関連性が無いなんて逆におかしすぎる。 今はアイツより確認するのは桜の部屋、桜は無事かどうかを確認したい。 遠坂には無謀な真似はしないと言ったが、桜は俺の家族だ。今どういう状況下ぐらいは確認したい。 ジャリ 薄暗い廊下を音を立てずにゆっくりと進む、さっきの公園の時に付いたのだろうか靴の溝に付いた砂が小さな音を立てる。 以前、慎二の部屋に招かれた時に、彼女がおずおずとドア越しに覗いていたのを思い出す、きっとあそこだ。 階段を気をつけて上り、二階の突き当たりの部屋への扉を開ける。 北向きの窓、一階と同じく締め切ったカーテン、薄暗い部屋。整った机の上と綺麗なベット、何故か殺風景な部屋。これが女の子の部屋か?以前遠坂の部屋に上がらせてもらった事があるが、あれほど生活臭(凄い散らかり様だった)は無くても良いが、此処には人が住んでいる感じがしない。 「本当に此処に桜が居たのか?」 そう思えるぐらい、その部屋は静かだ。 「すまん、桜。」 部屋の主へ一言謝り中へと一歩踏み出す、渇いた空気、少し埃っぽい。段々不安になる。机の上の鞄、開けられた形跡は無い。ベットへと目を移す。薄らと積もった埃は触ると舞い上がった。 不安は確信へと変わる。 桜は此処に居ない、しかも埃の積もり具合から考えるに居ないのは昨日今日ではない、恐らくかなり昔からこの部屋は余り使われていない。 こんな所に桜は置いて置けない、そう思い急いで桜を探す。部屋を出て他の部屋に入る、物置、桜の両親の部屋、何処を見ても誰も居ない居た形跡が無い、そして最後の部屋。 「ここは・・・。」 ドアノブにかけた手が強張ったように止まる。慎二の部屋、此処は誰も居ない部屋だが何故か入るなと心が警告を出す。 トビラヲ アケルナ だが警告と反する心が、桜を連れ帰す思いがドアノブをゆっくりと押し開けた。 ・・・・・・・・・誰も居ない。 「誰も居ない・・・当たり前だよな。」 慎二は三ヶ月前の聖杯戦争の時にバーサーカーの手によって死んだ。 あたりまえ、そう死んだ人間が生き返るわけは決して無い、聖杯に頼む以外は。 あいつは、俺が言うのは何だが少し歪んでいた。自己中心的で他人を蔑む悪い癖があった。けれど一成が言う程そんなに悪い奴じゃあなかった。あいつはあいつなりに芯を通していた節もあった、少し解りづらいが。 あいつと初めて会ったのは学校の教室の掃除当番を頼まれて一人で掃除している時だった。 「お前、馬鹿だろ?」 唐突に背後からかけられた言葉に振り向くと、学校でも噂の隣のクラスの男(この場合は女性には受けが良く、男性にはとても評判が悪い)が不愉快そうに腕を組み立っていた。 「なんでさ。」 「この状況考えてみろよ、明らかにお前は都合が良い様に使われているだろ。」 「そうか?」 あいつの言葉を背に聞きながら作業を再開する。 「お前、僕の話聞いてるのかい?」 「聞いてるさ、でも断れない用事があった困った人がいて、それを俺が勝手に引き受けただけだ。」 「それが、都合よく使われてるっていうんだ。」 「それでもだ。」 呆れたように溜息を吐く慎二。 「この僕が言ってやっているのに、お前何様のつもりだよ。宗教の勧誘員?慈善事業団体?それとも正義の味方のつもりか?」 「ちょっと、どいてくれ。其処拭きたいんだ。」 「僕が質問してるんだ早く答えろよ。」 拭き掃除を一時中断して向き合う。 「何様のつもりでもないさ、早く掃除を終わらしたいだけだ。・・・あと、正義の味方は目指してるぞ、一応。」 「はあ?・・・・・・ハハハ、お前やっぱり馬鹿だ。」 それきり何も言わずにじっと俺の作業見続ける慎二。 暫く経ち、見られているのを意識してた所為かチョットやりすぎたかな?と思えるぐらい掃除をしてしまった、日もすっかり暮れ沈みかけている。早く帰らないと藤ねえが怒り出すだろうなあ。 と思いつつ振り返ると、あいつはまだ教壇に寄り掛かるように立っていた。 「ふうん。」 あいつにつられて教室を見回す。 「何だ? まだ用があるのか?」 「お前、良い仕事するじゃん。それと、そんな馬鹿は僕は嫌いじゃない。」 その時とても楽しそうに笑ったのは今でも覚えている。それから俺とあいつは友達になった。 良くあいつの家に呼ばれたりもしたし、新都の方にも遊びにも行った、一緒に勉強もした時もあった、成績は負けっ放しだったけど、苦労もしたけど笑い合った事もある。そう言えば、あの後から頼み事が減った気もするな慎二からの頼み事は逆に増えたけど。 何があいつを、そこまで変えたかは解らない、でも幾ら変わったからといっても、あいつはあいつだ。 そんなこんな色んな事があったけど、あいつは今でも俺の友達だ。 綺麗な部屋、桜が偶に掃除をしているのだろう綺麗なもんだ。部屋を見渡すとある一点に目がいく。 机の上、数冊の本。 「なんだ? これは・・・。」 以前来た時にはこんな物はここには無かったはずだ、神経質な慎二の性格を考えると無造作に置かれたこの本はおかしい。 魔道書?遠坂の家で見た物とそっくりだ。それと・・・・。 「日記?」 しかも、それが数冊・・・・・ここ四・五年分位か。 「・・・すまん慎二。人としてやっちゃいけない事とは解っているけど、何でお前が変わっちまったが俺は知りたい。」 そして俺は日記を開いた。 東京 丸の内 サイファグループ本社 社長室 暗い部屋、灯るのは部屋の四隅の柔らかな光を灯すライトとノートパソコンのディスプレイから放たれる弱めの光。中央に置かれた大きな机に座る男が口を開く。 「報告を。」 部屋の中には五つの影、その影は色々な様相をしていた。その内の一つが接客用のソファーから立ち上がる。 「では、各部門からの報告の前に冬木市の状況について報告します。アインツベルンから遠坂とマキリの関係の裏付けはとりました。こちらの予想通り遠坂の家から養子が出されていたそうです、となると目的遂行にかかる予定金額に大幅の増加が予想されます。これについてはいかが致しましょう?」 「それは問題ないんじゃない? 聞いた話だと遠坂と協力しているアインツベルンの目的は聖杯の完全破壊でしょ? 聖杯を欲しがっているマキリとは敵対関係よね?逆に支払いをする余計な人間が減るかも。」 ソファーに寝そべっていた影が代わりに答える、影の形状は長い髪の影とスレンダーながらも括れのある柔らかく、しなやかな身体。 それから察するに女性。 「会長との話に入ってくるな双葉。」 「いい・・・だが今の意見も最もだが、今の手持ちの情報では判断に苦しいな。もう一つの情報源はどうした?」 「七凪は昨日の朝から定時連絡がありません、アインツベルンの話によると自分の仕掛けた術でやられているとの事ですが。」 「どう言う事だそれは?」 「最近の七凪の勤務状態から察するに叉失敗したかと。」 会長と呼ばれた男が真っ白な髪を揺らしながら笑い、女性の盛大な溜息が場を和ませる。 「任務達成率が高い七凪が珍しいな?」 「社長には報告していませんでしたが、あの男最近スランプらしくて訳を聞いても頑として口を割りません。南米の時にも連絡出来ないほど潜り込む等の失敗はありましたが何とか成ったのでスランプから脱出したと思ったのですが・・・これは個人的な見解ですが、女絡みではないかと。」 「ほう、スランプねえ・・・。まあいい、その事は後で私が本人から直接聞く、それより七凪本人の事だが・・・双葉。」 社長はバツが悪そうに他所を向いていた女性を呼んだ。 「はいぃぃぃ!!」 不意に呼ばれ、寝た状態から飛び上がる影。 「お前、行って来い。」 「ええぇ!?」 嫌そうな顔が闇の中からでも解る様な声。 「社長!! 七凪が倒れたからといって何も執行部の人間を代わりに出さなくても!!」 「あくまでも七凪の発見とサポートとして出すだけだ。奴は簡単には死なん、それは私達が良く知っている筈だが違うか?それと、確か昨日の開発部からの衛星調査結果によると昨日で六体の召喚の確認が取れたらしい、流石の七凪も状況によっては複数のサーヴァントとも戦いきれまい。」 「サ−ヴァントと互角に戦うとは思いますが、それは一対一もしくは状況的有利だけなのは認めます。しかし、私はあの男がそんな不利な状況に持って行き負けるとは思いません。それより、何時どうやってサーヴァントの確認を?」 「それは私がお答えします。」 薄らと白く見えた(白衣を着ているのだろうか?)女性の声を発する影が手を挙げる。 「今回のナノマシンによる英霊再生、実は半分は我々の技術ですが半分は違います。」 「半分?」 「ええ、半分は聖杯の力を利用して再生をしているのです。はっきり言って霊脈のエネルギーを凝縮した『凝霊水』とホムンクルスセットだけでは呼び水に過ぎません、英霊は作れないんです。そこで考えました、英霊召還とソレを蓄えるシステムの聖杯をを逆に利用すれば良いと。そのシステムとの共同で今の英霊は半永久的に現界した状態なのです。その時の情報を元に衛星『烏』からの波動探索で英霊の正確な数が簡単にわかりました。なにしろ半分は我が社の製品ですから。」 「報告はきちんとしてくれ。その・・・いい加減な態度と道具で束縛できない英霊が出来たのとネーミングの所為で余計な仕事が調査部の方に廻って来たのを忘れて貰いたくない物ですな、重金開発主任。」 「あら、ゴメンナサイ。でも報告は社長にする物だから別に貴方に逐一報告する物ではないでしょう?それと、セットを奪われたのは調査部の七凪君ではなくて?細目調査部長。」 「ぐう・・・・。」 悔しそうに睨み合う影と影。社長と呼ばれた男は赤い目を困ったように細めながらその場を纏めるかのように口を開く。 「と、その様な理由の上で双葉を派遣しようと思う。全員異存は無いか?」 部屋中の影が様々に肯定のサインを送る。満場一致、双葉と呼ばれる影は大きく首を落とす。 「私明日から、お休みの筈なのに・・・・・。」 「どうした、そんなに暗い顔で。」 「うるさい、あんたに関係ないわよ。」 「荒れてるねえ。」 縁側で平和そうに庭を見ながら寝そべって煎餅をかじってたランサーが、こちらを伺いつつ唐突に声をかけてくる。 「そんなの当たり前でしょ、状況はかなり不利なんだから。」 「そうなのか?」 「そうなの!!」 桜の位置が問題なのだ、実際問題は桜さえ何とかできればと言うような状況。 「どうしたい、眉間に皺寄せて。小憎たらしくも可愛らしい顔が台無しだぞ。」 「うるさいわね!!それと褒めてないでしょう、あんた。」 このサーヴァントは私に気持ちを知ってか知らずか私の神経を逆なでする。 「おまえさんは、よくやってるよ。」 「え?」 「俺は諜報に徹してたから解るんだけどな、その小さな体でよくやってるとおもうぜ。」 「・・・何よ、私をおだてても何も出ないわよ。」 「そうじゃねえって・・・・ああ、俺はそんなに頭良い方じゃねえから上手くは言えねえが。」 寝ていた体を戻したが、顔は外を向いている。 「ちったあ、肩の力抜いたらどうだ? じゃねえと出来る事も出来なくなっちまうぜ。」 ・・・・この男は、さっきから解んない事を言っていると思ったら、励ましてくれていたんだ。 「肩の力抜いて、少し余裕が出た方が道が自ずと見えるもんだ。じゃねえと、嬢ちゃんみたいに肝心な所で大ポカやらかしちまうぞ。」 「ふふ、そうね。リンみたいに失敗しちゃ目も当てられないわね。」 「だろ?」 振り向きざまニヤリと笑うランサーを見ると、自然と笑いが込み上げてきた。全くこの私がサーヴァントに励まされるなんてね。でも、バーサーカーが居れば、喋る事が出来たら同じ事言っていたのかなあ? 「曇ってきたな、空の風を見る限りじゃ・・・こりゃあ、雨だな。」 「そうみたい。」 涙目を我慢しながら空を見る、太陽がゆっくりと翳り、厚い雲が空を覆っていった。 暗い雲が空を包んでいている、と思ったのも束の間で雨が振って来た。 時間を忘れていた、何時の間にか間桐邸の外は雨に包まれている。 サアアアアァァァァ 細かい音が流れていく、風を伴う小雨が。 俺は動けないでいた。 「そんな、嘘だ。」 目の前の風景が歪む、頭が締め付けられる。 日記に書かれていた事、それは・・・にわかに信じられない事だった。慎二の葛藤と桜の日常に大きく関わった狂気の記録。 「俺は、目の前で苦しんでいるのを気付けなかった、助けられなかったのか。」 「そうだ、正義の味方は失格だ。」 何処からとも無く聞こえるアイツの声。 「結局、借り物の理想を持つ貴様では誰一人救えないと言う訳だ。」 「お前、アーチャー・・・・・か?」 「目の前に居る苦しんだ人に気付けなかった救えなかった、後悔の念と理想を抱いて溺死しろ。今・・・私が引導を渡してやる。」 何だ?一体何だ?今の状況が理解できないアーチャーの言葉にも言い返せない、慎二の日記で頭はまだグルグルと回っている目が回る。 ガシャン!! そして見た、窓を突き破り俺の胸を突き破らんとする捻じれた剣を、その剣が俺の胸へと迫り。 「士郎!!」 瞬間、声と共に上半身に鎖が絡みつき真後に引き倒される。体の上を通り過ぎ剣が開かれたドアから廊下へと突き刺さる。見ると眼帯と薄手のボディスーツのライダーが鎖を片手に共に横たわっていた。 「大丈夫ですか?」 「ああ、大丈夫だ。助かったよライダー、それより桜は居たか?」 「いえ、何処にも。」 「地下の工房は見たのか?」 眼帯で隠れていて解らないが、一瞬表情が強張る。 「いえ、居ません。」 「そうか・・・・俺は今さっき知った、ライダーのマスターは桜だったんだな慎二の日記に書いてた。」 「そうですか・・・・。」 「それよりも、この状況だ。このままだとアーチャーの狙撃の良い的だ。」 「私が囮になります、その隙にドアから逃げてください。」 そう言ってライダーは鎖が付いた短剣を構える。が、それは賛成できない扉から見える突き刺さる捻じれた剣、不吉な予感がする。 「駄目だ、こんな狭い所じゃ良い的になる。俺が囮になるからライダーは脱出する手を考えてくれ。」 「それは無謀すぎます、貴方ではあの矢は避ける事は出来ない。弓矢に精通した貴方なら良くわかるのでは?」 ヒュン ダン!! 再び剣が飛び込んでくる。ライダーの言うのも最もだ、さっきの外れたのはライダーの乱入が予想外だった為だろう。今の矢で解った、あの感じは矢をつがえた時点で当たる、俺が弓をいる時の感じと同じだ。多分俺が出て行った時点でアイツはアイツの名に恥じぬ程の腕前で俺を打ち抜くだろう。 そして、アイツの事だ外した時のことも考えて他の手も考えている筈だ。ならばアイツの予想外の事をして計算を狂わせるしかない。 「ライダー、頼む。」 「士郎!!」 一気に起き飛び出すと同時に慎二の日記と魔術書と思わしきものを買い物袋に入れる。 「ほう、観念したか?」 「一つ聞きたい、聖杯戦争の時に聞きそびれた質問だ。何故だ? 何故お前は俺の理想を知る? 何故俺の理想が借り物と知る?」 見えないアーチャーから空気を伝わり動揺が伝わる。 ダン!! 三本目の剣が俺の首筋をかすめる、その間ライダーが目の端でゆっくりと窓からは死角になる位置に立つ。 「貴様が一番解っているんじゃないか? 衛宮士郎自身がな。」 ・・・・そう言うのは予想はついていた、聖杯戦争の後から薄々ではあるが気付いていた、語った訳でもないのに理想を知っていた、何より干将莫邪を俺が扱えて尚且つ、しっくりと手に馴染んだ事でその確信を深めた。 そして今、それは確定へと至った。 「やっぱり、お前は。」 「多分、凛も薄々気付いてはいるだろうがな。お前の想像通りだ、なら解るだろう私が貴様を殺す理由が。」 アーチャーが再び弓をつがえる気配がする。その瞬間、ライダーが自分の喉を切り裂き血の魔方陣を空中に描く。 「お喋りは終わりです。士郎、此処から離脱します。」 この魔方陣は聖杯戦争中に慎二を学校で追い詰めた時に脱出に使った物と同じ!! 魔方陣から翼を持つ馬が陣を境に現れる。ペガサスの背に乗るライダーが俺を掴むと・・・。 「騎英の手綱(ベルレフォーン)!!」 急にかかる慣性、体が猛烈なGに持っていかれそうになる。 「逃がすか!! 壊れた幻想(ブロークン ファンタズム)!!」 カッ!! 閃光の如き大爆発が周囲を包んだ。 冬木を雨が包む、しとしと降る雨はまるで涙の様で・・・・。 |
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