第01話 | |||||||
作者:
D
2006年06月18日(日) 22時07分58秒公開
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前回のあらすじ 波高のあほに実験台にされた主人公。おまけに使う薬を間違える始末。 主人公はどうなるのだろうか。(いやもちろん月姫の世界に行くけどね。) ---------------------------------------------------------------------------- どーも。夜空です。只今時空移動中です。めっちゃふわふわしとります。 波高に時空移動薬NO.2の実験台にされました。正直気が進まなかったんですが。(というか無理やりだったし)まぁ、付き合いは長いほうなんでせいぜい付き合ってやろうと思います。それではそろそろ時空移動も終わるようなので皆様もこの駄作を楽しんでいってください。では。 「うわっ!!」 いきなり時空から放り出された僕は上手く着地でずに地面に足が付いた瞬間こけてしまった。 「いたいなぁ。もう。もう少し優しく落としてくれたらいいのに。」 ブツブツ文句を言いながらも辺りを見回してみる。隣町なのかどうか確認するためなのだが。見た瞬間固まった。だって、ここどう見たって都会の公園だよな?ということは、うわー、失敗かよ。こんちきしょう。どうやって帰ろう?帰ったら絶対ぶん殴ってやる。てかここどこだろう?東京?大阪?っというかんじにそんなことを考えながら唸っていると、ふと、自分の服を見るといつもの仕事できるスーツではなく。私服になっていた。 「・・・・どういうことだ?」 混乱しながらもとりあえず自分の所持品を見るとなんとおそらく貯金も売り上げも全部詰め込んだ財布を持っていた。その上に携帯や自分の身分証明書などの物を持っていた。 その瞬間、僕は思った。ああ、コレは夢なんだな、っと(無理やりすぎな上に現実逃避かよ) コレはきっと全部夢なんだ。波高の薬が実は時空移動薬じゃなくて都合のいい夢を見せる薬だったんだ。夢なら自分の好きなことをやろう。(もはや投げやり)そう思いとりあえず、公園を出て町を徘徊しながらとりあえずここがどこか調べようと思った。本当は目が覚めるのが一番なんだけどさ。 そうして夜空は公園を去った。そして夜空が時空から現れる同時刻。 町の表通りにて 今は深夜だというのに多くの人が徘徊する街中。その中でひとりだけ、異質な空気を持つ金髪の女性が居た。 「・・・・今の感じは、一体?」 そういうとしばらくその場に立っていたがやがて人ごみの中へとまぎれていった。 町の裏通りにて(適当だな) 木の上にはカラスが居た。だが、そのカラスは違った。普通ではなかった。闇に溶けてしまうほどに黒く、目は赤く爛々と輝いている。そしてその目はつい先ほど公園から出て行った夜空の背中を見ていた。 一方裏通りには黒いコートに身包んでいるがそのコートの下は時折何かがうごめいているように感じるコートよりも黒い漆黒だった。 「ほう。興味深い。あの人間は一体何処から出てきたのだ?実に、実に興味深い。」 そう言うと男は闇に紛れて消えた。数十匹のカラスをコートの下の漆黒から出しながら。 元の世界にて 「あっれー?おかしいなぁ?確かに座標はここにして置いたんだが.....。」 しばらく辺りを探し回っていたが 「あっ!わかった!俺が来る前に帰りやがったな!」などとぬかし 「そうと分かったらとっとと帰るぜ!」っと元気よく言いどこかへと走り去った。 「あれ?あれって波高さんじゃ?」 「あ゛ー?まじで波高かよ。」 「最後に見たのは確か一年位前だったかね?」 「たしかそれくらいじゃったのぉ。」 「多分夜空さんのやってる睦月に行くんじゃないでしょうか?」 「きっと一年もたったんだからツケのことも忘れてる、って思ってるんじゃないか?」 「あまいなぁ、夜空は簡単に忘れないっての」 「まっ、俺たちも皆暇だし。おっかけてみっか?」 「「「おー!!」」」 そして当の本人夜空はというと....。 「お互い大変ですね。」 「そうじゃのぉ。」 ホームレスと語り合っていた。 |
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