リノア
総論
幼い頃のリノアは両親のことが大好きだった。
リノア「お母さんに抱かれたり、くっついているのが好きだった。優しい頃のお父さんにもいつもくっついていた」
(Disc3-ラグナロク艦内での会話より引用)
そんな幸せな家庭が崩壊した理由。それは意外にも、ガルバディア大統領ビンザー・デリングの存在にあった。
デリング大統領は若くして第二次魔女戦争終結後に大統領に就任。早急に国民の支持を得るための手段として『ティンバー制圧』を計画し実行に移した。たった一人の腹黒い男のデビューを華々しく飾る…ただそれだけのために…。我が国ティンバーはその血を流し肉を切り刻まれたのだ。彼、ビンザー・デリングの独裁者への道はここから始まる…。
(Disc1中盤-雑誌『月刊暗黒経済』第2号より引用)
反政府的な者の収容を目的とし、デリングシティ南方の砂漠地帯に『D地区収容所』を建設。その建設には、国税を湯水のように使用。当時、国民支持が半分以下に下がるが、収容所連行を合い言葉に、すぐ元どおりに。入ると二度と出られないと言われた収容所はティンバーだけではなく、ガルバディア本国でも反政府的な行動した者は即刻、収容。さらに、反逆を企てた本人のみならず、家族も連行されるため、反政府の活動は一族の死をも覚悟しなくてはならなかった。この頃より、デリング大統領の側近は全てYESマンで構成されるようになり、デリングの独裁者ぶりに拍車を掛けることとなる。
(Disc1中盤-雑誌『月刊暗黒経済』第3号より引用)
梟の森のメンバー「大統領になったばかりで、自分の力を見せつけるために…。兵士の銃を取り上げ、親父さんらの屍に必要もないトドメをさした」
(Disc1中盤-梟のアジトでの会話より引用)
ガルバディア大統領デリングは、御覧のように、見事なまでの鬼畜だ。その邪悪ぶりには、リノアも憤慨している。
リノア「デリング大統領に対する憎しみが…そう…させたのよ」
(Disc1中盤-梟のアジトでの会話より引用)
歳を重ね、それなりの分別がつくようになったリノアは、何らかの理由でデリングの悪どさを知り、憤慨したに違いない。でも、よくよく考えれば、
デリングの野心を支えているのは、他ならない父フューリーではないか。そのことに気づいたとき、リノアの心の中で父親に対する疑問が芽生えはじめた。
ガルバディア軍の事実上の最高権力者であるフューリー・カーウェイは、決してデリング大統領の忠実な Yesマン ではない。のちに彼は魔女イデアの暗殺を企てている。祖国ガルバディアの未来のためなら失脚のリスクすら厭わない、愛国精神に満ち溢れた軍人なのだ。
そんな彼がデリングのティンバー占領政策を容認するのは、
カーウェイ「東の大国エスタは最大の驚異だよ。かつて魔女アデルとともに世界中を侵攻した国。突然の終戦以来、エスタは沈黙を続けてきた。魔女アデルの消息は未だ分からない。エスタの実態は今も昔も厚いベールの向こうだ。エスタが再び攻めてくる可能性は大きい。我々は力を蓄えるために他国を占領していった。だが、その頃から何かが狂いはじめてしまった」
(Disc2或いは3のカーウェイ邸での会話より引用)
祖国ガルバディアを愛する気持ちからだった。フューリーはフューリーなりの事情からデリングの野望に力を貸していたのである。
だが、リノアにはそんな事情は分からない。なにより、リノアにとって父フューリーは“優しい”お父さんだった。父親としての“優しい”姿しか知らなかったリノアには、軍人としてのシビアなフューリーの姿が耐えられなかったのだろう。
ある日とつぜん知った父親の軍人としての姿に、リノアは強いショックを受けた。リノアは父が変わってしまったように感じてしまった。
リノア「お母さんに抱かれたり、くっついているのが好きだった。優しい頃のお父さんにもいつもくっついていた」
(Disc3-ラグナロク艦内での会話より引用)
フューリーは何も変わっていない。彼は今に至ってもなお、
- リノアを危険な目に合わせないために館に閉じ込めようとした(Disc1)。
- アーヴァインに命じてリノアだけでも収容所から釈放しようとした(Disc2)。
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リノアのことを大事に思っている。
だが、そんなフューリーの優しさをリノアは受け止められない。蝶よ花よと育った彼女にとって、ティンバーの件で見せた父親の冷たさは、それほど大きなショックだったのだ。
幼い頃のリノアにとって実家は、スコールの言葉を借りれば、
スコール(自分を信じてくれる仲間がいて、信頼できる大人がいて…。それはとっても居心地のいい世界)
(Disc2中盤-コンサートイベント成功時の発言より引用)
といったところだろう。
父に不信感を抱いたことで、彼女はその“居心地のいい世界”を失ってしまうのだが、幸か不幸か、家を飛び出した彼女はそれほど時間を掛けずに新しい居場所を見つけることができた。それが
森の梟だ。
スコール(自分を信じてくれる仲間がいて、信頼できる大人がいて…。それはとっても居心地のいい世界)
(Disc2中盤-コンサートイベント成功時の発言より引用)
森の梟には緊迫した空気が全くない。抵抗組織としては失格だが、そのぬるさがリノアにとっては親しみ易かったのではないか。
森の梟でワッツやゾーンといった気の合う仲間と
楽しくレジスタンス活動をしているとき、リノアはサイファーと出会う。
リノア「私は…あいつのこと、大好きだった。いつでも自信たっぷりで、なんでもよく知っていて…。あいつの話を聞いてると、なんでもできるような気持ちになった」
(Disc1中盤-ガルバディアガーデンでの会話より引用)
ワッツやゾーンといった森の梟の仲間たちでは埋められない安心感を与えてくれたのがサイファーの自信に満ちた言動だった。
残念ながら、
セルフィ「ねえ、今も好き?」
リノア「そうだったらこんな話できないよ。あれは1年前の夏の日々。16歳の夏。いい思い出よ」
(Disc1中盤-Gガーデンでの会話より引用)
リノアとサイファーの親密な関係は既に過去のものだが、
リノア「サイファー、知ってる?」
スコール「…ああ」
リノア「私、あいつと知り合いなのね。で、シドさんを紹介してもらったの」
(Disc1中盤-森の梟のアジトでの会話より引用)
サイファーとの交流がきっかけでリノアはSeeDという新たな希望を得ることができた。
リノアのSeeDへの期待は半端ではない。
リノア「やった〜! SeeDが来てくれた〜!」
(Disc1中盤-森の梟のアジトでの会話より引用)
リノア「SeeDが来てくれたんだから、あんな作戦こんな作戦よりどりみどり!」
(Disc1中盤-森の梟のアジトでの会話より引用)
リノアとバラムガーデンの接点はサイファーだ。そのサイファーにとってもSeeDは当面の目標であった。リノアはサイファーから“サイファーが抱くSeeDのイメージ”を教えてもらったのではないか。それが過剰な期待に繋がったのでは?
だが、どんなに華々しく見えてもSeeDはしょせん傭兵集団だ。ヒーローでも正義の味方でもない。依頼主とSeeDを結び付けるものは金銭契約であり、仲間意識や信頼ではないのだ。
リノア「カッコわるぅ〜。決定に従う? それが仕事? 命令に従うだけなんて、と〜っても楽な人生よね」
スコール「なんとでも言えよ。あんたは俺たちを使って最高の結果を出してくれればいい」
(Disc1中盤-放送局の前での会話より引用)
リノア「な〜んか、私、勘違いしてた。SeeDが来てくれたら、なにもかも上手くいくと思ってた。でも、そんなに簡単じゃないよね。みんなは雇われただけだもんね。仲間って訳にはいかないよね」
(Disc1中盤-放送局の前での会話より引用)
リノアのSeeDに対する憧れは呆気ない終わりを迎えた。
父を信頼できなくなり、森の梟の仲間とは離ればなれになり、SeeDへの憧れも消えた。そんなリノアに追い撃ちを掛けるように、サイファー処刑の報が届く。
リノア「私たち『森のフクロウ』の身代わりにあいつは…」
キスティス「たしかにサイファーを巻き込んだのは貴方たちよね。でも、レジスタンス活動してるんだもの、最悪の事態の覚悟はあったんでしょ? サイファーだって考えてたと思うわ。だから自分の身代わりになったとか、そういう考えかたはしないほうがいい。ごめん、全然なぐさめになってないね」
(Disc1中盤-Gガーデンでの会話より引用)
リノアは不安で不安でしょうがなかった。頼っていたものがどんどん無くなっていく。今まで自分を支えていた足場が崩れていくのが怖かった。
リノア「みんなは待ってて、ね。私を置いてきぼりにしないでね」
(Disc1終盤-カーウェイ邸での会話より引用)
そんなリノアの頼みにスコールは答える。
スコール「あんたとの契約はまだ切れていない。今のは命令なんだな?」
リノア「命令っていうか…。ま、いっか! お願いね」
(Disc1終盤-カーウェイ邸での会話より引用)
あくまで傭兵としてだが、スコールが『私を置いてけぼりにしないでね』というリノアの頼みに答えたことに注目しておこう。これが後々大きな意味を持ってくる。
自宅でオダイングッズを見つけたリノアは単身イデアのもとに乗り込む。だが、魔女イデアは一人で太刀打ちできるような生半可な相手ではなかった。リノアはシュメルケに襲われ、それを見たスコールたちはリノアの救出に向かう。
スコール「リノア!!」
(Disc1終盤-リノア救出時の発言より引用)
スコールは呆気なくシュメルケを倒す。だが、リノアの動揺は収まらない。
リノア「怖かった…。怖かったの、私、怖かったの…」
スコール「もう終わった」
リノア「怖かったんだよ…。ほんとうに、怖かったんだよ」
スコール「バトルはいつものことだろ?」
リノア「駄目だったの。一人じゃ駄目だったの。私、一人じゃ戦えなかったの」
(Disc1終盤-大統領官邸での会話より引用)
リノアはSeeDでもガーデン生でもない。父の溺愛を受けた育った箱入り娘にすぎない。そんな彼女が今まで臆することなく戦闘に参加できたのは、SeeDが一緒なら大丈夫という漠然とした安心感があったからだろう。
自分一人では何もできない、誰かが近くにいないと不安や恐怖心で胸がいっぱいになって、身体がすくんで動けなくなってしまう。何とかしなければいけないと思うのに、一人では何とかすることすら出来ない。
そんな、追い込まれたリノアを救ったのはスコールの一言だった。
スコール「もう行く。あんたの命令は覚えている。俺のそばから離れるな」
(Disc1終盤-大統領官邸での会話より引用)
この時点のスコールはまだリノアに特別な感情を抱いていない。『あんたの命令は覚えている』(ここでいう“命令”とはカーウェイ邸で交わした『置いてけぼりにしないでね』という約束のことを指す)『俺のそばから離れるな』という発言も傭兵としての責任感から口にした言葉に過ぎない。だが、それでもリノアにとってはありがたかった。少なくともティンバー独立という大目標を遂げるまでのあいだ、スコールが一緒にいてくれる。一人になってしまう不安から逃れることもできる。
のちにリノアは、
リノア「スコールは、いま、私に一番安心をくれる人」
(Disc3中盤-ラグナロク艦内のイベントより引用)
このように語るが、そのきっかけとなったのが、
スコール「リノアは…俺のそばから離れるな」
リノア「あ、それそれ!」
スコール「なんだよ」
リノア「その言葉が始まりだったの」
(Disc3終盤-孤児院の庭での会話より引用)
Disc1の『俺のそばから離れるな』という発言だったのだ。
リノアの気持ちは、
Disc1 | シュメルケに襲われているところを助ける |
Disc2 | 崖から落ちそうなところを助ける |
Disc3 | 宇宙空間に飛び出たところを助ける <br>魔女記念館に封印されているところを助ける |
スコールがリノアを助けるたびに強くなっていく。
父への不信感から始まったリノアの長い迷走。その末に彼女が辿り着いたのは、
リノア「もう少し、こうしていたい」
スコール「なあ…どうしてこんなにくっつきたがるんだ?」
リノア「…スコールはこういうのはイヤ?」
スコール「慣れてないんだ」
リノア「子供のころは? 両親に触れたり、触られたり、抱っこされたり…安心しなかった?」
スコール「両親…知らないんだ。どんなに記憶を辿っても出てこない。ああ…でも、エルオーネがいてくれた。エルオーネが一緒にいてくれて、手を繋いでいてくれた」
リノア「安心できたでしょ?」
スコール「そうだな。でも、いなくなった。引き離された。それからかもしれない。安らぎ…ぬくもり…。そういうのが怖いんだ」
リノア「失うのが怖いから、それなら最初からいらない? だから仲間なんて要らないって言ったんだね」
スコール「…いやな子供だな」
リノア「スコールはそうやって…。そうやって、楽しいことや嬉しいこと、たくさん逃してきたんだね。それってきっと、すっごく損したと思うな」
スコール「…かもな」
リノア「絶対だよ。私は…こうしてるの、好きなの。お母さんに抱かれたり、くっついるのが好きだった。優しい頃のお父さんにも、いっつもくっついてた」
スコール「…俺はあんたの親じゃない」
リノア「もちろん。スコールは、いま、私に一番安心をくれる人。安心させたり、喜ばせてくれたり…色々くれる人」
(Disc3中盤-ラグナロク艦内のイベントより引用)
スコールのもとだったわけだ。
各論
思えば、バラムガーデンから派遣されたSeeDたちは不思議な存在だった。時には厳しい軍人としての姿が垣間見えることもあるが、普段は愉快な仲良し集団にしか見えない。リノアはそんな彼らの雰囲気が好きだった。彼らの母校バラムガーデンの雰囲気も大好きだった。
リノアの文章「同じ年頃の人がこんなにたくさんいる場所は初めてのような気がします。なんだか、キャンプみたいで楽しいね。私も仲間に入れて嬉しいです」
(バラムガーデン学内ネットワークの文章より引用)
だが、普段はどんなにまったりしてても、ガーデン生、そしてSeeDの本性は軍人だ。ときにリノアは彼らのテンポに追いつけなくなる。
リノア「…怖くなった、かな。私、みんなと一緒にいてときどき感じることがあるんだ。あ、今、私たちの呼吸のテンポが合っている…そう感じることがあるの。でもね、戦いが始まると違うんだ。みんなのテンポがどんどん速くなっていく。私は置いて行かれて、なんとか追いつこうとして、でもやっぱり駄目で…。みんな、どこまで行くんだろう。もう、みんなの呼吸、聞こえない。私が追いついた時には、みんな無事だろうか。みんな笑顔で迎えてくれるだろうか。…みんな倒れていないだろうか。みんな一緒に帰れるだろうか。そう考えると…」
(Disc2終盤-トラビアガーデンの幼馴染イベントより引用)
そんなリノアに自分の本音を語ったのがアーヴァインだ。
アーヴァイン「分かるよ、リノア。誰かいなくなるかもしれない。好きな相手が自分の前から消えるかもしれない。そう考えながら暮らすのってツライんだよね〜。…だから僕は戦うんだ」
(Disc2-トラビアガーデンでの幼馴染イベントより引用)
アーヴァイン「もう黙って離ればなれにされるのは嫌だから…。だから僕は戦う。少しでも長く一緒にいるために。それが僕にできる精一杯のことだから」
(Disc2-トラビアガーデンでの幼馴染イベントより引用)
アーヴァインの話を聞いて、リノアはみんなも自分と同じだと気づいた。SeeDやガーデン生だって戦いに対する恐怖心はあるのだ。でも、怖いからといって逃げる訳にはいかない。恐怖心を抱きながらも、そのことを表に出さない彼らをリノアは“強い”と思った。
リノア「みんな…強いんだね…」
スコール(強い? それはきっと違うような気がする。深く考えると、身動きが取れなくなる。みんな…それが怖いんだと思う)
(Disc2終盤-トラビアガーデンの幼馴染イベントより引用)
リノア「…私、戦うから。守られるだけじゃ嫌だから戦う。私にも誰かが守れるなら戦う。みんなと一緒にいたいから戦う」
(Disc2終盤-ガーデン決戦直前の会話より引用)
自分にはない勇気を持つ皆への憧れ、守られていてばかりの自分への歯がゆさ、みんなと一緒にいたいという想い。そんな様々な気持ちがリノアの背中を押したのだ。
一般に、中学生〜高校生にかけては、子供的な部分と大人的な部分の混ざった不安定な時期だ。中学生のときに既に大人としての自覚を持つ子供もいるし、高校生を卒業する頃になってもそういう自覚を持たない若者もいる。個人差は大きい。
リノアは17歳。あと数年で大人の仲間入りだが、彼女の心は未だ子供のままだ。例えば、幼い子供は一人で夜道を歩くのが怖い。でも、安心できる大人が一緒にいれば大丈夫。リノアがスコールに感じた安心感の正体は、子供が大人に対して抱く感情と同じものではないか。リノアがときおり見せる駄々っ子のような言動も彼女の幼児性の現われだと考えれば合点いく。
おそらくリノアは、その特殊な境遇ゆえに、大人としての自覚を持つ機会が人よりも少なかったのだろう。例えば、実家や森のフクロウにいた頃は、周囲の好意にたっぷり甘えることが出来た。守られるだけの立場に疑問を感じなかったわけだ。
FF8は、ある意味でリノアの精神的な成長物語でもある。父を信用できなくなり家を飛び出したリノアは、命懸けで戦う同世代の若者たちの姿を見て、ついには守られるだけの立場に満足できなくなる。
リノア「…私、戦うから。守られるだけじゃ嫌だから戦う。私にも誰かが守れるなら戦う。みんなと一緒にいたいから戦う」
(Disc2終盤-ガーデン決戦直前の会話より引用)
このときのリノアは結局お荷物になってしまうのだが、守られる立場に何の疑問も感じなかったときと比べれば大きな進歩だろう。この調子で少しずつでも変わっていけば、かつてのラグナと同じぐらいの年齢になる頃には、ラグナのような楽しくて頼りになる魅力的な人間になっているのではないか。
ちなみに、リノアの誰かを守りたいという想いが叶えられるのはエンディングである。
若き魔女と騎士の物語は、FF8劇中で完結したわけではない。むしろ、本番はここからだ。
- リノアとスコールは人々の魔女に対する偏見にどう対処していくのか。
- ティンバー独立という森のフクロウの念願を果たすことができるのか。
- 果たしてリノアは父フューリーと和解できるのか。
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どれも相手をバトルで倒して終わりという訳にはいかない、解決に長い年月を要する厄介な問題だ。だが、彼女の未来を不安視するプレイヤーはそう多くないだろう。リノアはアルティミシアの脅威と戦う中でスコールというパートナーを得ることができた。この先どんなに大きな困難が待っていたとしても、2人一緒なら何とか乗り越えられるのではないか。
北瀬「とりあえず今回は、ストーリーがすごく希望のもてる明るい話になっていますよ」
(週間ファミ通3/19増刊p.9掲載の北瀬氏(FF8ディレクター)の発言より引用)
北瀬氏のいう“希望”という言葉には色々な意味が含まれているのだろうけど、その中に、若き魔女と騎士の未来も含まれているのではないのかな。リノアの未来は決して楽なものではないだろうが、スコールが一緒にいてくれるから大丈夫、どんな困難にも立ち向かって行ける、ってね。
参考
フューリー・カーウェイ | 父 | 大佐。ガルバディア軍の事実上の最高司令官。 |
ジュリア・ハーティリー | 母 | 12年前に他界。生前は人気歌手。 |
リノア・ハーティリー | 娘 | 本人。 |
米同じガルバディア人であるレインの墓には『レイン・レウァール』と書かれている(エンディングより)。リノアは父への不信感から恣意的に母の姓を名乗っているのかもしれない。
12年前(5歳) | 母死亡。 |
1年前(16歳) | サイファーと破局。 |
ソース。
ジュリアは「アイズ・オン・ミー」発表後にガルバディア軍少佐(当時)のフューリーカーウェイと結婚。その1年後に長女を出産。しかし長女が5歳になる直前に28歳の若さで交通事故で他界した。
(チュートリアルの『アイズ・オン・ミー』より引用)
セルフィ「ねえ、今も好き?」
リノア「そうだったらこんな話できないよ。あれは1年前の夏の日々。16歳の夏。いい思い出よ」
(Disc1中盤-Gガーデンでの会話より引用)
サイファー「リノア、お前、戦えるのか? 1年前はよ…」
リノア「やめて!」
(Disc2終盤-Gガーデンでの会話より引用)