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物語

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FF8とFF10を比べてみると、似たようなフレーズが幾つかあって面白い。“物語”という言葉もそういったフレーズの1つ。

 FF8における“物語”

イデア「あれは…そう、13年ほど前でしょうか。私の物語が始まりました。私は…子供の頃に魔女になりました。そして13年前、もう一度魔女になりました」
イデア「あの日…この場所で、私はまさに尽きようとしている魔女に出会いました。私は、その魔女を自分の意志で受け継ぎました。その魔女は、私の小さな子供たちに恐怖を与える存在でした。だからほうっておくわけにはいきませんでした。でも、それが…。それが私の苦しみの物語の始まりでした
イデア「今、私の苦しみは終わりました。どんなにつらい物語にも終わりがあることを知りました。だから…スコール? 貴方の物語を終わらせなさい! それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても!」

 FF10における“物語”

FF10は“物語”というフレーズをFF8以上に効果的に使っている。
アーロン「覚悟を決めろ。他の誰でもない…。これはお前の物語だ」
アーロン「真実を見せてやる。怒るのも泣くのもそれからにしろ。俺について来い」
ティーダ「いやだと言ったら?」
アーロン「お前の物語は終わらない」
アーロン「あの頃の俺はただの若造だ。ちょうど、お前ぐらいの年だった。なにかを変えたいと願ってはいたが…、結局は何もできなかった。それが…俺の物語だ」
ティーダ「俺の物語…くだらない物語だったら、ここで終わらせてやる!」
ユウナ「待って、ねえ…私にとっては、私の物語なんだよ」
アーロン「さあどうする! 今こそ決断する時だ! 死んで楽になるか、生きて悲しみと戦うか! 自分の心で感じたままに物語を動かすときだ!」
ティーダ「ユウナ!一緒に続けよう、俺たちの物語をさ!」
ティーダ「みんな! 一緒に戦えるのはこれが最後だ。よろしく」
ワッカ「へっ?」
ティーダ「なんつったらいいかな…。エボンージュを倒したら俺…、消えっから!」
ルールー「あんた、なに言ってんのよ!?」
ティーダ「さよならってこと!」
リュック「そんなぁ…」
ティーダ「勝手で悪いけどさ! これが俺の物語だ!」

 おまけ

週刊少年チャンピオン連載『バキ』より。
バキ「その試合を最後の防衛戦とし―――俺という物語の締め括りとしたい」週刊少年チャンピオン2005年49号
シ…シンクロニシティ!?



…あの板垣恵介がFF8やFF10を遊ぶとも思わんし、バキとFFに共通する元ネタがどこかにあるんだろうか?


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