コント劇場

FF8の会話シーンってちょっとしたギャグコントになっているものが多い。劇中の人物がツッコミを入れてくれるものから、プレイヤーのツッコミを待っているものまでバリエーションが豊富なので、そういうのが好きな人には御馳走状態。

ガルバディアの未来を憂い、失脚覚悟で魔女暗殺計画を遂行したカーウェイ。イエスマンだらけのデリング政権の中にあって数少ない気骨のある人物なんだけど、

カーウェイ大佐「私は娘のカードを持ってる」

…うわあ（笑）。多感な時期の子供にとってはものすごく恥ずかしくて親に止めてほしい行為だろうね。家出した娘が恋しくなったらカードの絵をしみじみ眺めたりしているのだろうか。人は見かけによらないものだね。

カーウェイにとって家族と言える人間は一人娘のリノアしかいない。そのたった１人の家族が家出中……と考えると、彼がリノアのカードを持っている心境もなんとなく理解できるんだけど、この人、そんな大事な一人娘のカードを、

※イフリートのカードを出してくれたら考えよう

えー！？
あんた、イフリートと娘のどっちが大事なんだ！？

FF8の世界の住民はツッコミが大好き。容赦ないツッコミ合いを見ているとタフだなあーと関心したりw。

SeeD試験にて。

サイファー「先生、俺がんばれと言われるのが嫌いなんだよ。出来の悪い生徒に言ってくれ」
キスティス「なるほど、サイファー頑張ってね」

キスティスって堅物なイメージがあるけど、こういうやりとりもけっこうイケる。

同じくSeeD試験にて。

シュウ「サイファー何度目？」
サイファー「俺は試験が好きなんだ」

暴れん坊のサイファーが、キスティスやシュウといった先輩たちに良いように弄られているところが新鮮。

セルフィをデートに誘おうと意気込むアーヴァインに対して。

スコール「震えてないみたいだな」
アーヴァイン「忘れてくれよ～」

無愛想なスコールが仲間を茶化すなんて珍しい。単なる皮肉か、魔女狙撃のときみたいにアーヴァインをリラックスさせてやろうとしたのか。プレイヤーによって解釈が分かれそうだね。