FF8のシナリオってプレイヤーをニヤニヤさせる小ネタが多い。このページで紹介する対台詞もそういう小ネタの1つ。
ゲーム冒頭保健室での何気ない台詞。
A | スコール「逃げるわけにはいかないから」 カドワキ先生「カッコつけたい年頃なんだねえ」 |
Disc2の
ガーデン決戦で活きてくる。
B | カドワキ先生「あっちにはサイファーがいるんだろ? あんた、あの子から逃げるわけにはいかないんだろ? カッコつけるんなら今しかないよ」 |
こうまで言われちゃ引くわけにはいかないね。
Disc1の
スコールの暴言。
A | キスティス「なにか言ってもらおうだなんて思ってないわ。話を聞いてくれるだけでいいのよ」 スコール「だったら壁にでも話していろよ」 |
これがそのまま自分に跳ね返ってくる。
皮肉なもんだね。
アルティミシアと
リノアは、羽根の色など様々な面で対比させられている。この発言もその1つ。
A | リノア「…やさしくない。やさしくない!」 |
B | イデア「現実は優しくない。現実はまったく優しくない」 |
同じ“やさしくない”という言葉がまったく正反対の意味で使われているのが興味深い。
ゲーム序盤
シドはこんなことを言う。
A | シド「君たちには単なる傭兵になって欲しくありません。命令に従うだけの兵士にはなって欲しくないのですねえ。私は…」 |
SeeDの真の意義を知ったあとで思い返すと実に興味深い発言なんだけど、それだけじゃなく、
B | リノア「まともに突入してもやられちゃうよね」 スコール「俺たちのことは気にするな。俺たちはあんたの決定に従って、あんたの敵と戦う。それが俺たちの仕事なんだ」 リノア「決定に従う? それが仕事? 命令に従うだけなんて、と〜っても楽な人生よね」 スコール「なんとでも言えよ」 |
その後の展開に繋がってくる。このとき、
スコールは
リノアの意見を突っぱねるんだけど、後になって、
C | スコール「エルオーネ! お願いだ。オレは自分でこんなに考えて何かをしたいと思ったこと、初めてなんだ。オレを…オレをリノアに!」 |
なんとも皮肉な展開だね。