移植版について

FF8はパソコン版（Windows版）も発売されている。

名称	発売日	値段	発売元
ファイナルファンタジーVIII	2000年3月23日	8800円+税	エレクトロニック・アーツ・スクウェア
ファイナルファンタジーVIII RV	2002年10月3日	6800円+税	エレクトロニック・アーツ・スクウェア

２つあるけど中身はどちらも同じ。RVは値段を下げて再販したもの。

比較し易いよう一覧にしてみた。

	PS版（プレイステーション版）	PC版（パソコン版）
位置づけ	オリジナル	移植＋細部の変更
発売日	1999年2月11日（オリジナル版）	2000年3月23日（移植版）
入手難度	数多く出回っており入手しやすい	流通数が少ないので入手しづらい
中古価格	筆者の地元では2000円以下	筆者の地元では5000円以下
バグ	ある（対策はこちらに掲載）	ある（メーカーのサイトで修正ファイルを入手できる）
別売り	ポケットステーション（ミニゲーム用）	ゲーム用のコントローラ（なければキーボード操作）
読み込み	これが基準	PS版よりそれなりに早い
映像	これが基準	PS版より鮮明だが鮮明すぎて粗が見える部分も
音楽	安定した品質	パソコンの性能にもよるけど全体的にPS版より下

上記以外でPC版で追加変更された要素。

チュートリアルに特殊技メニューを表示させる方法等が追加されている。  台詞が微妙に違う（英語版の言い回しをそのまま翻訳したため）。  ポケステなしでもミニゲーム「おでかけチョコボ」を遊べる。  ミニゲーム「おでかけチョコボ」のアイテム入手率が安定。  仲間間のジャンクションの交換が簡単。

ゲーム内容そのものは変更なし。

もちろん店によって違うけど都内では5000円ぐらいが目安か。プレステ版ほど大量に出回っていないのでプレステ版より高い。

簡単にまとめると、

日本のゲーム会社スクウェアは海外市場への進出を目指していた  米国のゲーム会社E.A.は日本市場への進出を目指していた  両社の利害が一致して期限付きで新しい会社を作った

その新しい会社がパソコン版FF8の発売元。現在はE.A.の日本法人がパソコン版FF8のサポートを引き継いでいる。

海外ゲーム市場の覇者。欧米のゲーム売り上げランキング１位。でも日本では苦戦気味。

パソコン版の『ポケステがなくてもお出かけチョコボを遊べる』『ジャンクションの好感が簡単』『読み込みが早い』などの改良点は確かに魅力的だけど、そもそもWindows自体がトラブルの多いOSなので、PC版はお勧めできない。現在では中古価格が２倍以上も違うしね。PC版はファングッズ或いはコレクターグッズと考えてしまってもいいと思う。