RPGの伝統だった
レベルアップの役割を
ジャンクションが奪った結果、なにが生まれたのか?
魔法には色々な入手方法がある。
成長の中心を
レベルから
ジャンクションに移した結果、成長のバリエーションが増えた。
従来 | 敵を倒し先に進むために戦闘を繰り返してキャラクターを鍛える戦闘中心のゲーム |
FF8 | ボス以外の戦闘はキャラクターを育てるための選択肢の1つにすぎない非戦闘中心のゲーム |
もしも貴方が極度の
カードマニアで戦闘に興味がないのであれば、某
アビリティで
ボス以外の戦闘を丸ごとカットして、代わりに
カードゲームをやりこんでキャラクターを育てていってもいい。
FF8はそういう自由度のあるゲームだ。
キャラクターの成長という役割を
ジャンクションに譲ってしまったためか、
FF8の
レベル制には奇抜な仕掛けが施されている。
例えば、
その代わり、
敵から得られる
魔法や
戦利品の質や量も充実していく仕掛けになっている。
レベルを上げながら進む、すなわち普通の
RPGのように出会った敵を倒しながら進むとどうなるのだろう?
- 少し遊べば気付くだろうけどFF8って戦利品の入手率が信じられないほど高い
- 入手率50%ですら低いほうで大半は入手率75%…中には入手率99%を超える敵もいる
- 別にアイテムを集めているつもりはないのに戦利品がどんどん溜まってくる
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FF8には
精製と
ジャンクションというシステムがあるので、
収集の楽しさ、一気に強くなる快感、
力と
力がぶつかるパワープレイ…etc。そういう
RPGの原始的な楽しさを味わいたいなら
レベルを上げながら進むといい。
レベルを上げないで進む、すなわち
ボス以外の敵と殆ど戦わないで進むとどうなるのだろう?
- APを気軽に稼げないのでアビリティの選択がシビアになる
- 戦利品を稼げないのでバトルで頑張るプレイヤーに比べてドローに頼る機会も増える
- レベルが低いのでチュートリアルで受けられるテストが限定される
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こういったデメリットはあるものの、
カードゲームをやりこみたい人なんかは敢えて
レベルを上げないで進むのも1つの手だ。
優劣を言い出すと結局は好みの問題に行き着く予感。
- カードゲームが好きな人にとっては、カード集めが経験値稼ぎの代わりになるジャンクションは良いシステムだろう。
- アイテムや魔法を集めるのが好きな人にとっても、収集がキャラクターの強化に直結するジャンクションは良いシステムかもしれない。
- ただひたすら敵を倒しまくる行為、いわゆる経験値稼ぎが好きな人にとって、ジャンクションは経験値稼ぎの楽しみを奪った最悪のシステムだろう。
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要するに、
- 経験値稼ぎを楽しみたいならFF8以外の普通のRPGを遊ぶといい。
- 経験値稼ぎに飽きたり、たまには変わった方法でキャラクターを鍛えたいなら、FF8なんてどう?
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各個人の好みを抜きにすれば、こういう結論がベストだと思うんだけど、どうかな?