相田game

職員室の扉を開けて席に着くと、有宮教頭が俺の席まで近付いてきた。
うわー、来たよ。
今日もありとあゆるセクハラをしてくるのだろうか。

「おはようございます、相田先生。」
「おはようございます、有宮先生。」
「今日の職員会議の件だがね…」
何気ない会話をしながら、他の教員から見えない角度で俺の尻に手が触れる。
大体この角の席を指定してきたのは教頭だ。
ここは見ようと思わないと見えない、いわば職員室の死角。
話し合っているように顔を伏せて、手の動きは激しさを増す。
最近、毎朝コレだ。

「あ…有宮先生、やめ…。」
「このプリントを始まる前にみなさんに配ってください。」
「は、ああ…。」
呼吸が上ずってきた。教頭の手が俺の前のものを握ったりこねたりしてくる。
なんでこう、他人の手に感じちゃうんだ俺ってば。
「…ッ!」

キーンコーン

チャイムが鳴ると同時に有宮の手が俺の身体から離れた。
含み笑いを浮かべて、耳元で囁く。
「今日の相田先生も、素敵でしたよ。また、帰りに。」
帰りにもこんなことされちゃ、理性を保つ自信がないよお。
俺は乱れた呼吸を整えてから、HRをするために教室へ向かった。

*教室へ行く。


+top+