相田game

しばらく待っていると、有宮教頭が慌しく帰ってきた。
「ああ、すまんな相田先生。いろいろ用事を頼もうと思っていたのだが、急に忙しくなってきてね。」
「いえ。お忙しそうですね。」
「そうなんだ…いや、それじゃ…これ。」

有宮の差し出したプリントを受け取ると、そこには明日の朝礼の順序が書いてあった。
「すまんが、明日の朝礼の司会を君がやってくれるかな。他の先生はみんな手一杯でね。」
「あ、いいですよ。やらせていただきます。」
「そうか、よかった。それじゃ、悪いね、せっかく来てもらったのに。」
「あー…いえいえ。」

そう言ってまた職員室を出て行った教頭を見送って、俺はプリントに目を落とした。
せっかく来たのに用事が終わってしまった…。

俺は仕方なく来た道を帰ることにした。

*電車に乗る


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