相田game

俺は咄嗟に近くにあったデッキのボタンを押した。

ブツッ

マイクの電源が入ったような音がして、テープが回り始める。
そのことに気付かずに、教頭は俺のものをきつく握り締めた。
「アア…ッ!!」
俺は思わず力をなくし、教頭の肩に倒れこんだ。
俺の身体を抱きしめて、教頭は更に揉みこんでくる。
全身の神経が、全て股間に集中したかのような感覚に陥る。
自分でやるよりも刺激的なような気がした。

教頭の手の動きは巧妙で、俺の身体は意識とは別にビクビクと震えるようになった。
ああ…!どうしよう…!
「あ、あん…。教頭…せんせ…。」
「相田先生、すごいエッチな顔してる。感じてるね?」
「は、あぁ…やめろ…!」
教頭の卑猥な言葉に、心臓が高鳴る。
こんな甘ったるい声…俺の声じゃないみたい。

「嫌です…ああ…教頭先生…!」
「高志って言うんだ。」
「た…たか…あ。んく…ッ!」

イきそうになる寸前に、俺の理性が脳内で結束した。
こんなおっさんに好き放題されてなるものか!!

俺はどうにか歯を食いしばって教頭の手を払いのけ、立ち上がった。
呼吸を整えて、さっき回したテープを止めて取り出す。
押しのけられてポカンとしていた有宮教頭に向かってそのテープを見せつけ、言い放つ。
「このテープに今の会話が録音されています!これ以上ひどいことをしたら、これを世間に出しますから。それがどういうことか、わかりますよね?!」

興奮で赤くなっていた教頭の顔が、みるみるうちに青くなった。
うなだれてしゃがみこむ。

やったぜ!これでセクハラに苦しむ生活からオサラバだ☆
…たぶん。

fin.-24


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