「…オハヨウ。」
何故かしどろもどろになって答えてしまった。
佐久間は目を細めてニッコリ笑うと、友達に呼ばれてそちらの方に歩いていった。
足を引きずってる。
小学生の時に交通事故にあったって言ってたな。
これだけ目に見える後遺症を残して、よくもここまで素直な性格に育ったものだ。
俺なんかとはえらい違いだ。
でも、まあ、佐久間はなんとなく素質がある気がする。
あの笑顔を壊したい。自分だけのものにしたい。
そう思う輩に狙われるような雰囲気してる。
気をつけたほうがいいぞ、佐久間。
席についてしばらくすると、
*授業が始まった。