「体の具合でも悪いのかい?」 俺の問いかけに、佐久間はヘヘと笑って頭をかいた。 「そういうわけではないです。寝不足なだけですよ、先生。」 そう言った佐久間はやっぱり元気がなくて。 どうしたのか気になったけど、佐久間の態度からしてこれ以上聞かれたくはないのだと思う。 俺は話題を変えて、少しでも元気が出るようにと馬鹿な話ばかりして、電車の中を過ごした。 fin.-23