◇良平×聡平


【半身】



ねえ、知ってる?
聡平くん。


俺はお前ほど勉強が好きじゃない。
それより喧嘩に強くなるほうが生きていく上で有利だと思えた。
暑い中なんのためかわからない部活を頑張るよりも、涼しいとこでアイスを食べてるほうが全然楽しいと思ってた。

でも、頑張ったのは、聡平が一緒に高校行こうって言ったから。
言われなかったら中卒で、今頃何をしていたかわからない。
杉野にも会えなかった。
トーコとも祐也とも友達にはなれなかっただろう。

聡平が誘ってくれたから、俺は苦手な社会も暗記した。毎日のようにぶつぶつ言いながら。

高校合格も、大学合格も、お前がいなけりゃ果たせなかった夢だったんだよ。
「違うよ、頑張ったのは良平で、夢を叶えたのも良平のお陰なんだよ」
ってお前は言うかもしれない。
それはそうだ。俺は頑張った。頭に超がつくほど頑張った。
でも俺が頑張るきっかけになったのは、紛れもなくお前の存在があったからなんだ。



「…あっ。」
良平の下で、聡平が小さく呻いた。
「やめろっ…」
嫌そうに首を振る。
良平の腕を掴んで制止を求めた。
「良平…、やめて。」

その声を無視して、良平は聡平の上に覆いかぶさる。
「杉野が言うにはさ…」
良平は耳元で囁いた。
「この辺が気持ちいいらしいよ。」
言って、奥へ入り込む。
聡平が小さく痙攣して息を止めた。
「…ッ!!」

聡平の閉じた瞳から、一筋の涙が溢れ出した。
これは悲しみの涙か、それとも生理的なものなのかわからない。
ただ無性に、杉野が「良平をなかせるのが好き。やめられない。」と言っていた意味がわかったような気がした。いつも悪趣味だと罵っていたけど、案外自分も悪趣味なんだな、と良平は思う。
自分と同じ顔に欲情するなんて、自分でも信じられない。


「ねえ、聡平。」
「…アッ。なに…っ」
「ずっと一緒だよね。俺たち。」
「…。」
聡平が片目を開けた。
涙の溜まった瞳で、良平を見上げる。

「お前がコレやめたら…考えてやる。」


…生意気な。


良平は聡平の両足を掴んで、ぐっと開いた。左右に大きく開かれたために力が入らず、自然と深くまで、聡平は良平を受け入れることとなる。
今まで誰も踏み入れたことのない、未知の世界へ。

「い、や、あぁ、…ッ!!」
聡平が大きく仰け反った。
ビクビクッと痙攣する体の制御がきかない。意識が飛ぶ。嫌なのに、気持ちよくて、頭が真っ白になった。

「良…やめて。もう、やめ…っ」
「聡平、俺のこと愛してる?」
「愛…愛してる。好きだから、もう…」
「誰よりも好き?」
「うん…っ」
「兄貴よりも?カノジョよりも?」
「…ッ!」

聡平は顔を真っ赤に染めて、腕で顔を覆い隠した。
もう、嫌だ。

どうして、半身のお前にそんなことを聞かれなくてはいけない?
どうして、答えなくてはいけない?


「答えてよ、聡平。」
「…っ」
「答えないと、やめてあげない。杉野の気持ちがわかるなぁ。」

悩ましげに溜息をついた良平に。
今度杉野先輩に会ったらこの怒りをぶつけてやると、聡平は決意した。


***


◇後書き

リクエストありがとうございました。

ああああ〜〜〜。。。。(狂)
すみません。精神崩壊しそうだったのでいつもより短いですけど許してください。
良平×聡平くんのHリクエスト、いかがだったでしょうか?
いくら罵られてももう二度と書きません。
いくら褒められてももう二度と書きません。
でも…ちょっと楽しかったです。良平くんの鬼畜な一面を発見しました(笑)
ありがとうございました。

これからもマイペース更新を続けるつもりの管理人ですが、
三年目もゆったりまったりなお付き合いをよろしくお願いします。m(_ _)m


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