▼エロポイントで10題
└6.指と指の間
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男同士で付き合っていると、世の中一般の恋人同士が普通にできることができなかったりする。
駅でのお別れのキスとかは、やろうと思えば隠れてでもできる。
できないのは、手をつないで歩くこと。
杉野が恥を忍んでやろうとしても、良平が断固として拒否するため、この二人でもまだ手をつないで歩いたことがなかった。
付き合い始めて2年くらいは杉野もちょっとずつ頑張ってはみた。
なるべくさりげなく。
でも1分と経たないうちに恥ずかしさのあまり良平が暴れだす。
両目を釣りあがらせて、暴言を投げつけまくってくる。
杉野は諦めざるを得なかった。
「発想の転換だな。」
「え…?なんか言っつッぁぁッ!」
良平が喉を逸らせて叫んだ。
杉野に奥を貫かれて、突然動かれたので驚いたのだ。
「馬鹿、急に…ッぁ…ッ」
良平の体に浮かんだ汗が流れて落ちる。
杉野のしっかりとした体の下で、良平の体が揺らされて踊っている。
普段の良平からは想像もつかないほど色っぽい声を発して、感じる刺激のままに良平の腰が跳ねる。
「う…ふぅッ!ん…ッあぁッ。」
杉野はそんな良平を満足そうに見つめながら腰を進め、痛みに耐えるためにシーツを握り締めている良平の腕を取った。
暴れる良平を上手く導いて、手のひらを重ねる。
「今この時に、手をつないだらいいんだ♪」
「ふ…あぁぁーッ!んッ…んくぅ…ッ!!」
杉野が良平の前立腺の辺りを掠めるようにして突いた。
良平が息を止めて痙攣した。
その時を見計らって、杉野は良平の手の指と指の間に自分の指を滑り込ませた。
良平が我を忘れたようにその手を握り締めてくる。
「ぅはぁッ!」
「街で繋ぐより、ずっと刺激的、だね。」
「ば、馬鹿言ってねーで…。」
良平が瞳に涙を浮かべて杉野を見つめる。
その目が、もっともっといじめたくなるんだよねぇ、良平くん。
「…ッ!あ、は…。早く、しろ!」
「だーめ。せっかく念願の手を繋いだんだから、もう少し。」
良平がその言葉にかっと顔を赤らめて、手を解こうとした。
巧みな腰遣いですかさず良平の前立腺を貫いて動きを止める。
良平が指の抵抗をやめて鳴き叫ぶ。
普段は杉野を尻の下に敷いている良平も、ベッドの上ではまったく杉野に歯向かうことが出来ないのだった。
「良平。愛してるよ〜。」
「柄でもねぇこと言うんじゃねぇ!………はぅ、ぁッッ。」
今夜も長くなりそうだ。
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