女新聞記者三奈子 恥辱のスキャンダル 後書き
間に5万HIT記念を挟んだ事で完結まで時間を要してしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
原作をずっと読んでいて、いつ築山三奈子さんが好きになったのかは自分でもよくわからないんだけれど、
気付いたらお気に入りのキャラになってました。
三薔薇との別れに涙するシーン、ギクシャクする祐巳と祥子を彼女なりに心配するシーンなど、
最初は新聞一直線だった彼女の違った一面が垣間見えて好きなシーンです。
そんな中で、別に三奈子自体にエロスを感じたわけではないけれど、何か三奈子メインで書きたいなと。
で、俺が書くなら当然エロだろう。
でもマリみてに男は持ってきたくないし。
となれば三奈子に関わりのある人物というと、妹の真美と、前三薔薇。
そんな風に今回の話に行き着きました。
まあ途中でPC壊れたせいで物語の中盤がブッ飛んで、
いざ書き直してみたら当初の予定と微妙に違うものが出来上がったんだけれど。
でもその分前よりは良い形に落ち着いた気もします。
タイトルは、なんかこういうバタ臭いのが一度つけてみたかったんで、悪ノリしてつけました。
いかにも官能小説、みたいなノリで。
こんなタイトルだからもっとドロドログチャグチャを想像した人もいるかもしれませんね。
エロシーンはというと。
相変わらずチンコがないという制約の中(自分でそうしたんだけど)、
チンコがない分だけ責めのバリエーションが増やせたかなと思ってます。
鼻しゃぶりや顔面踏みなんか、こういう時じゃないと書けないし、書いてて楽しかったですね。
そういったシーンに俺以外の人がエロスを感じるのかどうかは疑問ですが(^^;
フィニッシュが聖水だったんで「またかよ」と思われた人もいるかもしれませんが、
気付いたらそういう流れになってました(笑)
異常な行為でも二人の間でならOK、というのがある意味愛のカタチかなと。歪んでますねw
今回は衣装にもこだわりました。
例えばピッチならライブコス、スパロボなら軍服と、
その衣装も込みでキャラが成り立っている分脱がしたらそのキャラである意味がなくなってしまうけれど、
現代物であるならば割と何を着せてもいいというか。
俺が布フェチなんでそう思うだけかもしれないけれど。
読んだ方の脳裏にパッと衣装が浮かぶように描写するっていうのは実に難しい。
普段ファッションに気を使っていない分なおさら。
でもその辺りを頭を捻りながらもなんとか書き上げたので、一歩前進したかなあとは思ってますが。
手袋フェチとしてもラバー・エナメル・サテンと3パターン登場させられたのが嬉しかったり。
あ、深い色の制服にエロスを感じている人には、制服エロがなくてごめんなさい。
自分自身制服にあまりエロスを感じない性質なんで。
12話は違う意味で頭を捻りました。
最初勢いでバーッと書いた分、きっちり形をつけなきゃいけないし。投げっぱなしで終わるのもなんだし。
まあ別宅や睡眠薬の設定はかなりムリヤリ臭いけど、それでも投げ捨てるよりはいいかなと。
小笠原家の大金持ち設定に頼っちゃったなあ
キャラについては、話の大筋を決めた上で、
頭の中で勝手に動くに任せていたらこういう形に仕上がったんで、
そんなには外れていないとは思うんですけど違和感あったらすみません。
三薔薇は基本的に聖と江利子がイケイケなので、
蓉子のポジションを時に引いたり時に前に出たりと変えていくのが書いてて面白かったかな。
最初と最後の、祐巳と祥子の絡みは、ちょっと祐巳を甘えん坊にしすぎたかなという気も。
もっと天然ボケ分を出していけばよかった。おかげで異様に甘々な感じに。
まあこういうの好きなんですけど。
なんだか異様に長い後書きになってしまった。
妙に書きたいことがいっぱいで。
一番大切なことは読んだ人がどう感じるかだから、本当は作品だけボンと上げておけばいいんでしょうけどね。
好きな作品が元ネタなだけにどうしてもいつも長々語ってしまうな。
さて、次回更新ですが。
10話以上あるような長丁場の話は控えて、3話くらいの短いのをポンポンと書こうかなと。
そうじゃないとネタの思いつきに執筆スピードが追いつかないので。
……とか言いながら結局長くなりそうな気もする。
マリみてモノはしばらくはないと思います。よっぽどの新キャラでも原作に出ないと。
この二つでもうやりきっちゃった感じです。三奈子さんと三薔薇がいっぱい書けて満足。
祐巳にも存分にイチャイチャさせたし。
では、今回もご意見ご感想一言メッセージなどなど、おまちしております〜。