東京・銀座。日本有数の高級歓楽街の中に店を構えるある会員制クラブに、青年は初めて訪れた。入り口に仁王立ちする屈強な黒服の男に慄きながらも、青年は恐る恐る男に紹介状を見せる。男は紹介状を確認すると、重い扉を開き青年の為に脇に逸れ、頭を垂れて中に入るように促す。青年はゴクリと息を飲み、中に進み出た。
 高級感を醸す落ち着いた雰囲気の店内で、身分の高く羽振りも良さそうな男達と、煌びやかなドレスを身に纏った美しい女性達が、和やかに談笑している。各々のテーブルに並んでいるワインやウィスキーのボトルは、それ一本だけで青年の給料の数か月分はしそうな代物であった。あまりに場違いな雰囲気にその場から逃げ出したくなる青年であったが、それでも二度と訪れる事がないかもしれないこの機会を逃す訳にはいかないと、懸命にその場で踏み止まる。
「いらっしゃいませ」
 そんな青年に一人の美女が声を掛けた。年の頃は20代後半であろうか。ゆるやかなウェーブの掛かったブラウンの長い髪。ダークレッドのカクテルドレスに身を包み、肩には白いストールを掛けている。腕には黒いシルクの長手袋を填め、足元には赤いエナメルのピンヒール。むしゃぶりつきたくなる様なぽってりと肉厚な唇と口元のほくろが魅力的なその美女の放つ妖艶なフェロモンに、青年は早くも前屈みになりかけていた。
「私はこのクラブを任されています、瑠衣(ルイ)と申します」
 美女の自己紹介を受け、青年も慌てて頭を下げ、紹介状を見せる。
「まあ。追崎先生のご紹介ですのね。珍しいこと」
 青年から受け取った紹介状を確認し、その瑠衣は軽く驚く。
 追崎とは青年がたまたまインターネットで知り合った男で、青年と同じある特殊な性癖を持つ故に共感し意気投合した男であった。しかし、実際に会ってみて、青年は彼との住む世界の違いに愕然とする。だが追崎はそんな事を気にする様子もなく、青年を心の友と呼び。そして今回、わざわざ紹介状を書いて青年をこの店へ招待したのだった。
「追崎先生は難しい所がおありだし、なかなか人に気を許す事がない方なのだけれど。よっぽど貴方の事が気に入っていらっしゃるのね」
 瑠衣はクスリと笑う。
「紹介状には、百合亜(ユリア)ちゃんを指名と書いてあるけれど、よろしいかしら」
 瑠衣の質問に、青年はどう答えてよいかわからなかった。なぜなら追崎が紹介してくれた百合亜という女性がどんな女性なのか、青年は全く知らないのだから。しかし、以前彼に酒の勢いで自分の女性の好みを熱く語った事があったので、おそらくその情報に基づいての人選なのだろう。
 しかし、青年は思い切って、一つの提案を瑠衣にしてみた。
「まあ。私がいいの?」
 予想していなかったのか、瑠衣は少し驚いた顔をする。しかし、瑠衣は微笑むと、ゆっくりと首を振る。
「ウフフ。嬉しいけれど、せっかくいらしたのに初めてが私のような年の女ではもったいないわ」
 瑠衣は青年の耳元で、そっと耳打ちする。それを聞き目を丸くする青年に、瑠衣は笑ってみせた。瑠衣は青年の見立てより、実際にはかなり年齢が上であった。むしろ、その年でこれだけの美しさを保っている方が驚きである。極端な化粧で誤魔化している訳ではない、正真正銘の美貌と妖艶さを、この美女は持っているのだ。
「でも、もし……百合亜ちゃんで満足出来なかったのなら、私の所へいらっしゃい。……たっぷりと、お相手して差し上げるわ」
 熱い吐息と共に耳元で艶かしく囁かれ、青年は思わず膝からその場に崩れ落ちそうになった。

 瑠衣の案内でVIPルームが並ぶクラブの奥へと通された青年は、その中の一室へ入るように促される。案内を終え、その場を離れホールへと戻っていく瑠衣の後姿の艶かしい腰つきを名残惜しげに見送った青年であったが、その姿が完全に見えなくなると、ノックと共に扉を開けた。
「いらっしゃいませ、お客様」
 その瞬間、青年はハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。青年を恭しく出迎えた女性は、あまりに青年の理想そのままだった。
 年の頃は20代前半だろうか。長い黒髪をアップに纏めた、柔らかな物腰の美女。ノースリーブのラベンダーカラーのカクテルドレスに、腕には白いシルクのロンググローブを填め、ミニスカートの下にガーターベルトと白いストッキングを身につけて、パープルのピンヒールパンプスを履いている。
 透き通るような白い肌。優しげなラインを描く目にスッと通った鼻筋、薄桃色の紅が引かれたプルプルと瑞々しい唇。ドレスから零れそうな程の豊かな乳房は、彼女が少し身を捩っただけでムニュッとたわみ、その柔らかさを容易に想像させる。くびれた腰にたっぷりと脂の乗った尻肉。スカートのスリットから覗くむっちりとした太股もまたそそる。
 青年が固まっていると、百合亜は青年の手を引いて大きなソファに座らせた。腰に全く負担が掛からないほど優しく青年の体を受け止めるそのソファを一つ取っても、このクラブのサービスの質の高さが窺えた。
「今日は私、百合亜がお相手させていただきます。よろしくお願いしますね」
 隣に座り青年の顔を覗き込みながら尋ねる百合亜に、青年はブンブンと首を縦に振った。年は青年と同じか少し下くらいであろうが、なぜか青年には百合亜が年上のように感じていた。百合亜は青年が思春期に夢想していた、理想の年上のお姉さんという存在そのものであったから。
 百合亜は水割りを作り青年に勧めた。が、興奮が抑えられない青年は一気に呷ってしまう。
「……もう。そんな風に一気に飲んじゃ、ダメですよ。潰れてしまったら、せっかくの一緒にいられる時間がもったいないですもの」
 そう軽くたしなめられたが、青年は百合亜の心遣いに感動でジーンと胸を震わせた。
 それからしばし、無言の時間が続いた。隣に理想の女性がいる。元来女性と話すのがあまり得意ではない青年は、緊張のあまり何を話して良いかわからなかった。しかし、隣に座る百合亜は退屈そうな素振りも見せず、ただ柔らかな笑顔を浮かべながら、青年の傍らで佇んでいる。その雰囲気に触れていると、青年の緊張も徐々にほぐれていく。ただそうして並んで座っているだけで、青年はこれまで感じた事のない充足感を得ていた。
 そのままの状態でも十二分に青年は満足していたが、百合亜はさらにその先の感動を用意していた。不意に百合亜の手が、青年の手に重ねられる。指と指を絡めながら、百合亜は青年の顔を見上げ、呟いた。
「お好きなんですよね……手袋」
 その瞬間、青年の体はビクンッと硬直した。知られてはいけない事を知られてしまった。青年の胸が早鐘を打ち、額からドッと汗が噴き出す。しかし、百合亜が続けた一言が、青年を緊張から解き放つ。
「私も好きなんです。手袋」
 百合亜は空いた手でおしぼりを持ち、青年の額の汗を優しく拭き取る。そして、にっこりと柔らかく微笑んだ。
 青年は忘れていた。ここは特殊な性癖を持つ者達が集まる大人の社交場であり、ここを紹介してくれた追崎も、青年の同好の士。
 ……そう。ここ『CLUB GlovestHeaven』は、手袋フェチの為に存在する、手袋フェチ専用のクラブなのであった。
「私、白絹学園出身なんです。私だけでなく、ここにいる子は皆そうですけど。お客様はもちろん、知ってらっしゃいますよね。白絹学園の事」
 青年はコクンと頷く。白絹学園は、幼稚舎から大学までの一貫教育による淑女の育成を目的に掲げたお嬢様学校である。そしてその制服は、セーラー服に白長手袋、白のオーバーニーソックスという組み合わせの独特の物であり、青年のような一部のマニアにとっては垂涎の的。彼らによって、白絹学園は聖地と崇められていた。彼女は、いやそれだけではない、このクラブの女性全員が、その聖地出身だという。
「あの学園では制服だけでなく寮でも手袋の着用が義務付けられているので、いつしか生徒達は皆、手袋が体の一部になって、填めていないと落ち着かないようにまでなるんです。だから皆、手袋を填める事に何の抵抗もありません。むしろ、手袋を填める事が喜びに変わってしまう子も、少なくないんですよ。……例えば、私みたいに」
 百合亜の笑顔に陶酔の色が混じったのは、青年の見間違いではないようだ。
「実はこのクラブは、学園の方針を理解してくださる支援者の方の為に、学園が恩返しをする為の施設なんです。あっ、勘違いしないでくださいね。私達は、無理矢理お相手させられている訳ではないんです。むしろ、手袋と離れる事が出来なくなった娘達が、卒業後も人目を気にせず手袋を身につけ、生きていける場所。それが、ここなんです」
 うっとりとした口調で、青年に学園とクラブの内情を話す百合亜。そんな事まで教えて良いのかと尋ねると。
「大丈夫ですよ。だって、追崎先生のご紹介された方なんですもの。お客様も、もちろん……そう、なんでしょう?」
 百合亜は瞳を蕩けさせ、青年を上目遣いに見る。その艶かしい表情に、青年はゴクリと唾を飲み込み。そして、大きく頷いて見せた。
「良かった。それでは、今夜はたっぷりと、楽しんでいってくださいね」
 百合亜は右手の人差し指を口元に寄せる。そして、手袋に包まれた指先を、青年に見せつける様にいやらしくチロリと舐め上げたのだった。

「ウフフ……」
 全裸になった青年を、百合亜が濡れた瞳で見つめている。元々彼女の持つ穏やかな雰囲気に抑え切れぬ淫らな欲情が混じり、なんとも言えぬオーラを醸し出している。その淫靡な空気に当てられ、青年の股間はこれ以上ないほどガチガチにそそり立っていた。
「嬉しいですわ。私で、こんなに滾らせてくださるなんて」
 百合亜は青年の股間に手を近づける。しかし直接触れる事はせず、青年の肉棒を覆うように手筒を作ると、肉棒を握らぬままにスッスッと手を上下に動かし始める。青年の瞳を見つめながらのエアー手コキ。それだけで青年はたまらなくなり、彼女の手筒の中で肉棒をビクンと跳ねさせた。
「手袋コキ……された事、あります?」
 エアー手コキを繰り返しながら、百合亜が耳元で囁くように尋ねる。青年はブンブンと首を横に振った。幾人かの女性と付き合い、体を重ねた事もある青年だが、そういったマニアックなプレイとは無縁であった。もちろん、欲求は溢れるほどある。しかしそれを口にする事が出来なかった。それ故に、いつも長続きしなかったのかもしれない。
「まあ。本当に? 嬉しいわ。私がお客様の初めての手袋コキのお相手になれるなんて」
 決してバカにするような口調でなく。百合亜は心から嬉しそうに、青年に微笑んだ。この女性は、女神だ。青年は心の底からそう思えた。
 この女性なら、どんな願いも受け入れてくれるに違いない。そう思った青年は、心臓を爆発しそうなほどドキドキと高鳴らせながら、思い切って百合亜の耳元にこそっと耳打ちする。それを聞いた百合亜は、怪訝な顔一つする事無く、一つ頷くと青年の耳に熱い吐息を吹きかけながら、囁いた。
「お姉さんが、君の手袋コキ童貞、奪ってあげる。私の手袋コキで、オチンポからたくさんザーメン、ドピュドピュッて射精してね」
 その淫らな囁きが脳を震わせた瞬間、青年の肉棒はビクビクと震え、先走りをピュルピュルと撒き散らした。百合亜の白い手袋に、ピトピトと透明な粘液が付着する。
 思春期に妄想した現実にはありえないシチュエーション。その一つが叶い、青年はしばし余韻に浸りぼーっとしていた。そんな青年に、百合亜は体をピタリと寄せる。胸に当てられた手袋を填めた両手。いきり立つ肉棒に百合亜のドレスが軽く擦れ、裏筋を擦られて先走りが付着する。
 青年がドギマギしていると、百合亜は青年の胸板に頬を擦り付けながら、上目遣いに尋ねる。
「お客様。今日は、どういたしましょうか。百合亜自身として、大切なお客様に心を込めて手袋奉仕させていただくか。それとも、百合亜お姉さんとして、貴方にいやらしく手袋プレイを迫りましょうか。もちろん、手袋奴隷百合亜としてご主人様のお好きにお使いいただく事も可能ですわ」
 魅力的過ぎる選択肢の数々。どれも捨てがたく、青年は悩みに悩み、唸り始める。そんな青年を見て、百合亜はクスリと微笑んだ。
「ウフフ。あまり難しくお考えにならないで下さい。今一番お客様がしたいと思うことを、おっしゃってくれれば良いのですわ。他のシチュエーションは、次にいらして下さった時に楽しんでいただければ良いのですから」
 百合亜は次があると言う。しかし、今回は追崎の紹介で、彼に全てをセッティングしてもらえたからこそ青年はこうして来店できただけであり。こんな高級クラブの、しかもVIPとして、青年が再び自分の金でこのクラブに来られるかという事を考えると、一夜の夢と考えた方が現実的であった。
「あら。追崎先生から聞いていらっしゃらなかったんですね。追崎先生の紹介状は、一回限りではなく週に一度お使いいただける特別なもの。本日このクラブを気に入って頂けたなら、またいつでもいらして下さってよろしいのですわ」
 なんと気前の良い男なのだろう。青年は追崎との出会いを神に感謝した。
「もちろん、次回は別の女の子をご指名頂く事も出来ます。……私としては、お客様と色々な形で何度も愛し合えたなら、嬉しいのですけど」
 ポツリとそう呟いて、上目遣いに青年を見つめる百合亜。その仕草があまりに愛らしくて、青年は思わず百合亜をギュッと抱き締めた。
「あん。お客様。……恋人同士、なんて甘いシチュエーションも、素敵かもしれませんわね」
 百合亜の呟きに心震えた青年であったが、ここは長年の夢を叶える事を優先した。百合亜を抱き締めながら、耳元で希望を告げる。
「かしこまりました。……それじゃ、私はたった今から、君のお隣に住む幼馴染の百合亜お姉さんよ。私の手袋でたっぷりと君をかわいがってあげるから。覚悟してね」
 百合亜の視線が、大切なお客様を見つめるものから、かわいい弟を見つめるものへと変化する。後に聞いた話では、百合亜は学生時代に演劇に没頭していたらしい。すっかり幼馴染のお姉さんへと入り込んでしまっている百合亜に、10年前の少年時代へとタイムスリップした青年は、ゴクリと唾を飲み込む。肉棒を押し付けられたままの百合亜のドレスのスカートに、じわりと染みが広がっていた。

 青年……いや、少年はなぜか、頭の後ろで両手を縛られ、ソファーに座らされていた。その様子を見下ろしながら、百合亜は淫靡に瞳を潤ませている。
「ねえ。私のドレス姿、どうかしら」
 そう言うと、百合亜はその場でクルッと回ってみせる。
「すごく綺麗? ありがとう。嬉しいわ」
 百合亜は微笑むと、少年の隣に腰を下ろす。
「ねえ。お姉さんがどうして君を縛ったか、わかる?」
 百合亜は手袋を填めた手で、少年の体を撫で回す。スベスベの手袋が素肌をサワサワと擦っていく感触に、少年はビクビクと震える。
「わからないの? ……嘘ばっかり。本当はわかっているんでしょう。オシオキの為よ」
 百合亜は少年を押し倒す。ソファの背もたれに背を預けた少年の胸板を撫で擦りながら、百合亜は舌を伸ばし少年の肌をチロチロと舐め始めた。
「チュッ、チュッ……私の手袋を填めた姿でいやらしい事を妄想している君への、オシオキの為なのよ。心当たり、あるでしょう」
 少年は首を横に振った。ここまで全て、百合亜のアドリブである。青年の望みは、百合亜にお姉さんとして手袋コキされたい、それだけであった。彼女がどういったシチュエーションを即興で組み立てたのか、青年としても興味津々であった。
「ペロペロ、チュゥ〜……この間、私の制服用の手袋が一双なくなっていたのよ。どこにいったんだろうと思っていたら、意外なところにあったわ。……君の部屋のベッドの下」
 咎めるように、百合亜は手袋を填めた指先で少年の乳首をクリクリといじる。
「エッチな本や私の制服姿の隠し撮り写真と一緒に隠されていた手袋は、カピカピだったわ。でもまだ乾いていない部分は、白く濁った液体がへばりついていて、グチュグチュしていた。私は思わず、その匂いを嗅いでしまったの。すごく生臭い匂いがツンと鼻をついて、私のアソコがジュンッて震えちゃったわ」
 まるで本当にあった事を思い出しているかのように、百合亜がうっとりとした表情をする。
「正直に言いなさい。私の手袋姿を見て、いつも興奮していたの? 私に無理矢理オチンポ握らせてゴシュゴシュしごかせる事を考えながら、毎晩オナニーしていたの? 手袋を填めた私の手のひらをザーメンでグチュグチュに汚す事を考えながら、盗んだ私の手袋に新鮮なザーメンをドピュドピュぶっかけていたのね?」
 少年の乳首をつまみあげ、ペロペロと舌で嬲りながら、百合亜は卑猥な単語をたっぷりと混ぜて尋ねる。少年はカクカクと頷くしかない。
「いやらしい子。君がそんないやらしい子だなんて思わなかったわ。やっぱりオシオキが必要なようね」
 百合亜は少年の乳首から手を離すと、少年の頬を両手で包み、その美貌を近づけて瞳を真っ直ぐに覗き込んだ。
「これから、君のオチンポにたっぷりオシオキしてあげる。お姉さんの手袋の虜にして、お姉さんの手袋コキじゃないとイケなくなるようにしてあげるわ。覚悟しなさい」
 手袋で頬を撫で回されながらあまりに魅惑的な宣言をされ、少年は頷くしかなかった。  百合亜は少年を立ち上がらせると、少年の全身を手袋で撫で回し始める。すぐにでも肉棒をシゴかれると思っていた少年は、そのもどかしさに体を震わせた。
「ウフフ。体をビクビク痙攣させちゃって。すぐにでもオチンポをシゴいてほしくてたまらないのね。でも、ダメよ。これはオシオキなんですもの。いっぱい焦らされて、たっぷり悶え泣くといいわ」
 百合亜は少年の肉棒をピンと人差し指で弾く。それだけで、少年の尿道口からピュルッと先走りが飛び散った。
 手袋を填めた百合亜の手のひらは、少年の胸板や脇腹、尻に太股、手の先も足の先も全てを撫で回す。たっぷりと全身愛撫を施した百合亜は、少年の口元に手を差し出した。
「さあ。お舐めなさい。私の手袋を、たっぷりと舐めしゃぶりなさい。私を満足させられたら、オチンポ握ってあげる。手袋コキでザーメン搾り取ってあげるわ」
 少年は言われるがまま、舌を伸ばす。人差し指を咥え込み、ベロベロと舌を這い回らせる。指に唾液をベトベトに塗すと、今度はチュバチュバと吸い立てる。その光景を見つめながら、百合亜はゾクゾクと背筋を震わせていた。プルプル震える口元から、赤い舌がチロチロと覗いている。
「嬉しいの? 手袋指をジュパジュパ指フェラさせられて、嬉しいのね。……くぅんっ。この、ヘンタイ。君はどうしようもない、手袋フェチのヘンタイだわぁアアンッ」
 少年を手袋フェチのヘンタイと罵りながらも、自らも指フェラで感じまくっている百合亜もまた、間違いなく手袋フェチのヘンタイであった。中指をディープスロートで咥えられると、百合亜はとうとう軽い絶頂に達し、その場にへたりこんだ。
「ハァ、ハァ……私、イッちゃったわ……手袋フェラで、イカされちゃった……」
 百合亜はヨロヨロと立ち上がると、少年の背中に両手を回し、抱き締める。そして熱く湿った吐息を胸板に吹きかけながら囁く。
「ハァ、アン……君の手袋フェラ、素敵だったわ。本当に手袋が好きなのね。……私も、好きよ。手袋が大好き。填めているだけでいやらしい気分になって……手袋越しに手に触れられると、それだけでアソコが、オマンコがジュンッて喜んじゃうの」
 囁きながらその豊満な肢体を擦り付けてくる百合亜。押し付けられる乳房は燃える様に熱く、その乳首がピンピンに勃起しているのがドレス越しにもはっきりとわかる。
「それじゃ、約束通り、オチンポ握ってあげる。私の手袋コキで、ザーメンいっぱいドピュドピュさせてあげるわ」
 百合亜は少年の背後に回り後ろから抱きつくと、少年の目の前で両手の指をワキワキと蠢かせる。その卑猥な動きを目にしただけで、少年の肉棒からビュルッと先汁が飛び散った。
「君の手袋コキ童貞、お姉さんが奪っちゃうわよ。お姉さんの手袋マンコにしごかれて、ザーメンたっぷり発射しちゃいなさい」
 少年の耳たぶをチロッと舐め上げながら、百合亜はとびきりいやらしく囁く。そして、その右手でいきり立つ肉棒をキュッと握った。その瞬間。
 ドビュグッッッ!
「きゃんっ」
 あっという間に、肉棒は限界を迎えた。百合亜は慌てて左手を亀頭の前にかざす。その手のひら目掛けて、少年の肉棒は勝手に蠕動し、何度も精液を発射する。
「すごいっ、すごいわっ。私の手のひらに、君のザーメンがドピュドピュブチ撒けられてるっ。私の手袋、こってりネバネバのザーメンでドロドロに汚されてるぅっ」
 特濃のザーメンを手袋を填めた手で直接受け止める。その感触に、百合亜はまたも軽く絶頂を迎えていた。
 長い長い射精の末、百合亜の手のひらは白濁でドロドロになり、垂れ落ちる精液が何本も糸を引いていた。受け止めきれなかった精液はフローリングの床にポタポタと水溜まりを作っている。
「んはあぁ……ザーメン……こってりザーメェン〜……」
 百合亜は手のひらを上にして精液が零れないように口元へ運ぶと、右手で少年の肉棒を握り締めたまま、手のひらにこんもりと盛られた特濃ザーメンをジュルジュルと啜り始めた。
「ンチュ〜、ジュパッ……おいひいわぁ……君の手袋コキ童貞ザーメン、すっごく濃くってネバネバでぇ……お口の中を直接犯されてるみたいなのぉ……ジュジュ、ジュルルッ……早く飲み込まないとぉ、お姉さんの手のひら、君のドスケベザーメンでグチュグチュに犯されてぇ……君のザーメンにぶっかけレイプされるのが嬉しくてたまらない、ドスケベ手袋マンコに調教されちゃうわぁ……」
 手袋コキの虜にするはずが、逆に手袋ぶっかけの虜にされてしまう。そんな事をうっとりと漏らしながら、しかし百合亜は急ぐ様子もなく、手のひらの上の白濁をゆっくりと味わいながら舐っていく。青年の予想を凌駕していた百合亜のフェティッシュぶり。百合亜の右手の中で、射精を終えたばかりの少年の肉棒が再びビキビキと大きく硬くなってゆく。
「アァン、またオチンポ大きくなってきたぁ……え……お姉さんがスケベ過ぎるから、勃起しちゃったの……ジュルッ……だって、仕方ないじゃない……こんなすごいザーメンいっぱいドピュドピュされたら、誰だってドスケベになっちゃうもの……ブチュルッ……」
 手のひらの上に積もっていた白濁を全て口に入れ飲み下した百合亜は、ドロドロに汚れた口の周りを舌でベロリと嘗め回す。そして、手のひらを舌でベロンベロンと舐め上げ始めた。
「んはぁ……レロォ……手袋ぉ……たっぷりザーメン染み込んだ、てぶくろぉ……ネロォ〜ッ……好きなのぉ……いやらしい匂いプンプンさせて、ベトベトに汚されちゃった手袋が大好きなのぉ〜……ベロッベロォ〜ッ……」
 手のひらをベチョベチョと嘗め回しながら、百合亜は蕩けた声を上げる。そのあまりに淫靡な光景に、少年の肉棒は完全にそそり立っていた。
「アン……オチンポすごいわ……またたっぷりザーメンを吐き出すつもりなのね……またお姉さんの手袋をベトベトに汚して、ぶっかけフェチの手袋マゾに調教するつもりなのねぇ……」
 百合亜は自分の唾液でヌトヌトになった手袋を鼻に近づけ、スゥッと息を吸い込む。唾液と精臭の混ざった淫ら極まりない匂いに、媚薬を嗅がされたかのように美貌を蕩けさせる百合亜。
「いいわ。やってごらんなさい。でも、その時は君も一緒よ。お姉さんの手コキでしかイケない、お姉さんの手袋コキ人形にしちゃうんだからぁ」
 百合亜は肉棒から手を離すと、少年の正面に立つ。そして、少年の目の前で左肘を曲げ、右手でゆっくりと手袋を外してゆく。
「ほぉら。手袋の生着替えよ。見た事無いでしょう。……もう。そんな悲しそうな顔しないの。お姉さんが手袋を外しちゃうの、そんなに悲しいの?」
 少年は素直にコクコク頷く。
「まったく、しょうがないヘンタイさんね。でも、大丈夫よ」
 百合亜は脱いだ左手の手袋を少年のそそり立つ肉棒に掛けると、右手だけに手袋を填めた状態で壁際に置かれていたクローゼットへ向かい、引き出しを開ける。そこには色とりどりの手袋がびっしりと並んでいた。
「ほら。たくさんあるでしょう。これから新しい手袋で、君のオチンポをいっぱいシゴいてあげる」
 百合亜は外した物と同じ白いシルクの長手袋を取り出すと、まず左手に填め、右手の手袋を脱いでから、右手も新しい手袋に填め変えた。
「お姉さんの手袋生着替え、いかがだったかしら。……ウフフ。良かったみたいね。そんなぽーっとした顔をして、オチンポもガチガチなんだもの」
 百合亜はいまだ肉棒に引っかかっていた先ほど脱いだ手袋を拾い上げると、鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。
「クンクン……ふわぁ……すごくいやらしい匂いだわ。オマンコがキュンキュンしちゃう。ほら、君も嗅いでみて」
 少年は百合亜の甘い唾液に塗れた手袋の匂いに陶酔し、肉棒をビクビクと跳ねさせる。
「唾液とザーメン塗れのグチュグチュ手袋でにゅこにゅこしごいてあげるのも素敵だけれど、君は手袋コキ童貞だものね。やっぱり最初は、サラサラスベスベの無垢な手袋にシコシコしごかれたいんじゃない?」
 その百合亜の心遣いに感動しながら、少年は強く頷いた。
「ウフフ。そうよね。やっぱり最初は穢れない手袋が良いわよね。その穢れない手袋をグチョグチョに染めていくのが、男の子は嬉しいのよね」
 百合亜は少年の背後に回り、再びワキワキと手指を蠢かせて見せる。少年はゴクリと唾を飲み込む。
「それじゃあ、してあげる。今度は両手でおチンポをギュウッて握って、シュコシュコしごき立てて上げるわ。今度はすぐに出しちゃダメよ。我慢して我慢して、敏感なおチンポの上を手袋がスリスリ擦れる感触をたぁくさん感じて、それからザーメンドピュドピュ爆発させるのよ。わかった?」
 少年はガクガク頷いて、肉棒をブルブルさせながら今か今かとその時を待ちわびる。そして、百合亜はギュウッっと両手で肉棒を握り締めた。
「アンッ。ダメよっ」
 たちまち弾けそうになった少年の肉棒。しかし百合亜は右手の親指と人差し指で輪を作ると少年のカリ首をキュッと締める。尿管が塞がれ、射精はなんとか寸前で防がれた。
「こぉら。すぐ出しちゃダメって言ったでしょ」
 小さい子供を叱る様にたしなめる百合亜に、少年はフルフルと首を横に振る。
「えっ。お姉さんの手が気持ち良すぎて我慢できなかったの? ウフフ、嬉しいわ。でも、そんなにすぐにドピュドピュしてたら、せっかくの手袋コキが楽しめないじゃない。もうちょと頑張って、我慢して。お姉さんがこれからた〜くさん、気持ちよくしてあげるから。この、オチンポがだぁいすきな手袋マンコでね」
 少年は頷くと、尻に力を入れて懸命に射精を堪える。百合亜は微笑むと、ゆっくりと両手をスライドさせ始めた。
 スリュッ……スリュッ……。
「どう。敏感なオチンポをスベスベの手袋で擦られる感触は。たまらないでしょう。たくさん感じて、オチンポピクピクさせてね。ザーメンもドクドク、タマタマの中に溜め込むのよ」
 手袋を填めた百合亜のしなやかな指が、太い肉棒の上を何度もシュルシュルと往復する。しごかれている少年だけでなく、しごいている百合亜もまた、頬を紅潮させてハァハァと息を荒げている。
「見て。君のオチンポの上を、お姉さんの指が何度も行き来しているわ。カチカチのオチンポ、すごく気持ち良さそうにピクピクしてる。でも、気持ちいいのはオチンポだけじゃないのよ。お姉さんの敏感な指も、君の熱〜いオチンポを手袋越しに握っていると、ジンジンしてくるの。お姉さんは手袋フェチだから、手袋コキをしているだけで、感じちゃってるの。ショーツの中のオマンコ、ベチョベチョになっちゃってるのよ」
 恥ずかしい告白をしながら、百合亜は手コキのスピードを徐々に速めてゆく。
「純白の手袋を填めたお姫様みたいなお姉さんの手が、君のオチンポをシコシコしているわ。私は手コキ大好きな、エッチなプリンセス。大事な手袋をグチュグチュにされるのが大好きな、淫乱手コキプリンセスよ」
 いやらしく囁きながら興奮を高めていく百合亜。手袋コキに没頭しながら、少年の背後で腰をクネクネとくねらせている。
 シュコシュコシュコチュコチュコ……。
「アンッ。いやらしい音が聞こえてきたわ。君のオチンポの先からトロトロ漏れてるカウパーが、お姉さんの指についちゃってる。君のトロトロが、純白の手袋をクチュクチュ汚してゆくわ。お姉さんの手袋、どんどんいやらしくなっちゃう。君のオチンポのベトベトで、清楚なプリンセスが淫乱プリンセスに変えられちゃう」
 尽きる事無く溢れる先走りが百合亜の手により肉棒全体に塗され、潤滑油として百合亜の手袋コキにニチャニチャと淫らなハーモニー奏で始める。手袋をカウパーでネトネトに汚された百合亜は、手コキを続けながらうっとりとその感覚を味わい、艶かしい吐息を漏らす。
「ハァァァ……お姉さんの手袋、すっかり君のカウパーでネチョネチョよ……お姉さん、ゾクゾクしちゃう。手袋をチュクチュク汚されると、どんどんエッチになっちゃうの……ネトネト手袋の手のひらは、お姉さんのオマンコと同じなの……いやらしい液でジュクジュクで、ヒクヒク震えて悦んじゃってるの……ザーメン欲しくて、濃くてくさぁいネバネバをこってり射精して欲しくて、ぐねぐねいやらしく蠢いちゃうのぉ〜っ」
 百合亜の手袋コキは、いつしか上下にしごき立てるだけでなく揉み出すような動きも混ざり、彼女の言葉通り、射精を求めて蠕動する肉襞の様に、肉棒に絡みつき揉み立てる。その濃密な手袋コキに少年の肉棒は翻弄され、再び射精へのカウントダウンが始まる。
「アハッ、オチンポ、ビクッてしたわっ。気持ちよくてたまらないの? お姉さんの手袋コキで、もうすぐザーメン出ちゃいそうなの?」
 今度は止めようともしない、明らかに射精を促いている百合亜の激しい手袋コキに、少年はブンブンと首を振る。百合亜は右手で少年の肉棒をしごき続けながら、左手で先ほど脱いだ手袋を広い、テーブルに並べる。そして左手は再び肉棒に添えられ、亀頭は並べられた手袋の方へ向けられた。
「ほら。どう? お姉さんの手袋コキを味わいながら、お姉さんの脱ぎたて手袋にぶっかけていいわよ。手袋でシコシコされながら、手袋にドピュドピュするの。手袋フェチの貴方には、たまらないでしょう」
 声音にねっとりと官能を含ませながら、百合亜は少年の耳元に囁く。百合亜自身もまた、抑え切れないほどの肉の高ぶりを感じていた。
「私も、私もたまらないわっ。お姉さんの手コキで君のオチンポがドピュドピュ射精する所、早く見たいわっ。見てぇ、お姉さんもう、自分じゃシコシコを止められないのっ。中出しザーメン欲しくてグネグネ動いておねだりするドスケベオマンコみたいに、お姉さんの手袋マンコも君のドピュドピュザーメンが見たくて勝手にムニュムニュ暴れちゃうのぉっ」
 その言葉通り、百合亜の両手は少年の肉棒から吸い付いて離れようとせず、一刻も早く精液を搾り出そうとするかのように十本の指を全て使いグニュグニュと揉み立てしごき上げている。
「さあっ、出して、射精してっ。私の手袋に、こってりザーメンドピュッって出してぇっ。純白の手袋をネバネバザーメンでドロドロに汚してぇっ」
 シコシコシコシコシコシコシコッ!
「きたっ、きたわっ。タマタマからオチンポにギュンギュンザーメン上がってきてるっ。私の手袋、ザーメンレイプされちゃうっ。二度とザーメンの匂いが取れない、手袋コキ専用のスケベ手袋にされちゃうっ」
 限界まで勃起した長大な肉棒の上を、百合亜の手袋を填めた手が亀頭の先から肉棒の付け根まで、何度もゴシュッゴシュッと往復する。少年は百合亜に限界が近いと告げる。
「ああっ、出ちゃうのねっ、お姉さんの手袋マンコにオチンポしごかれまくって、とうとうザーメン出しちゃうのねっ。手袋コキ童貞のオナニーザーメンくさぁいガチガチオチンポ犯されて、ザーメンドビュドビュって射精しちゃうのねっ。
 いいわっ、出してぇっ。濃いぃザーメンブチ撒けてぇっ。私の手袋をザーメン臭くしてぇっ。お姉さんの手袋マンコにオチンポムチュムチュ絞られながら、ドビュドビュザーメン射精しまくってえぇぇぇっ!」
 ドビュビュッ! ドブドビュウーッ!
 堪えきれなくなった少年はとうとう亀頭から勢い良く精液をブチ撒けた。大量の白濁が脱ぎ捨てられた手袋にビチャビチャと襲い掛かり、あっという間に白濁で覆い尽くされてゆく。
「はあああっ、手袋がっ、私の手袋がぁ〜っ。ドピュドピュブピュブピュ白いの掛けられてぇっ、グチョグチョのヌチャヌチャに汚されちゃってるうぅ〜っ。あうぁっ、はひ、はひいぃ〜〜〜んっ」
 手の中に肉棒の熱と射精の脈動を感じながら。真っ白に塗り潰されていく手袋を見つめながら。百合亜は、確かに絶頂を迎えた。
「イクッ、イクゥ〜〜ッ! オチンポビュクビュク射精させながらっ、ザーメンでネバネバのドロドロに汚されちゃってる手袋見ながらぁっ、手袋フェチの百合亜お姉さん、変態アクメしちゃってるのぉ〜〜〜〜〜っっ!」
 スカートの上からグチャグチャの股間を少年の尻に押し付けながら、百合亜は手コキ絶頂を味わっていた。百合亜の指の一本一本は今、膣内の襞の一本一本と同化し、敏感な肉襞と化していた。
 たっぷりと射精を終え、手袋のみならずテーブルまで白濁でドロドロになった頃、百合亜は快感に力が抜け、肉棒にしがみつきながら膝立ちになり、荒い息を少年の尻に吐き出していた。
 そんな百合亜を引きずる様に少年は一歩前に出て膝を落とすと、白濁でグチャグチャに汚れた手袋の手を通す穴の部分へ亀頭を近づける。
「はぁ……はぁ……なぁに……そこから、オチンポ入れたいのぉ……?」
 コクコクと頷く少年。百合亜は左手で手袋の穴を広げると、右手で肉棒を誘導しその穴に入れさせる。そして、
 ドビュッ。ブピュッ。
 裏地に擦られた肉棒は、手袋の内側に残った精液を吐き出した。
「出されてるぅ……お姉さんの手袋、外からも内からも、ザーメンでドロドロにされちゃってるぅ……」
 手袋の中でビュクビュク跳ねる肉棒を、百合亜はぽ〜っと眺めている。ふと、百合亜と少年の視線が合わさる。少年は微笑んでいた。この手袋内射精が、これから百合亜がしようとしている事を少年が察知した故の行動であった事に、百合亜はその時初めて気づいた。
 百合亜は少年の手を縛っていた紐を解くと、その唇にチュッと口付けをする。
「初めての手袋コキ、どうだった? 気持ちよかったかしら」
 少年はコクコクと頷く。
「そうよね。こんなにたぁくさんザーメンドピュドピュさせたんですもの。気持ち良かったに決まってるわよね」
 百合亜は少年の肉棒を手袋から抜き取り、軽く手袋を摘まんでみる。大量の精液が付着し染み込んだそれは、何倍もの重さでずっしりとしていた。
「ねえ。お姉さん、ご褒美欲しいな。君のオチンポからたっぷりザーメンドピュドピュ搾り取ったご褒美、貰ってもいいかしらぁ」
 甘えた口調でおねだりしながら、指で少年の乳首をクリクリいじる。そのおねだりを予想していた少年は、コクンと頷いてみせる。
「嬉しいわ。それじゃ、まずはお姉さんの右手の手袋、君が脱がせてくれる?」
 百合亜が右手を差し出すと、少年はスルスルと手袋を脱がせてゆく。
「脱いじゃった。そして、この右手に、君のザーメンでグチョグチョにされちゃった手袋を、填めちゃうわよぉ」
 百合亜は左手でドロドロに汚れた右手用の手袋を掴むと、腕を通していく。大量の粘液が付着している為、スムーズには進まずにヌチョヌチョと卑猥な音を立て、穴の中を進んでいく白い指先。
「ウフフ。お姉さんの右手、グチョグチョよ。ねえ。ザーメンでグチョグチョのお姉さんの手袋お手々と、汚れ一つ無い綺麗なお姉さんの手袋お手々、どっちが好きかしら」
 少年の顔の前に両手の手のひらを差し出しながら尋ねる百合亜。少年は迷った挙句。
「えっ。両方? もう、ずるいんだから。……でも、本当はお姉さんもそうなの。お姫様みたいな綺麗な手袋も、エッチなザーメンでドロドロに汚されちゃった手袋も、どっちも好きなのぉ」
 ネチョネチョの右手とスベスベの左手、両方を見比べながらうっとりと呟く百合亜。そして、百合亜は左手の手袋を少年に脱がせてもらい、左手にも精液に塗れた手袋を填める。
「ハァン……私の両手、ドロドロォ……こんなに素敵なドレスを着ているのに、私の両手はレイプされてザーメン塗れなのぉ……」
 百合亜はその場で膝立ちになり、精液に塗れた手のひらを少年に見せつけながら、言った。
「これからお姉さん、オナニーするわね。君の新鮮なザーメンをたっぷり塗したおのエッチな手袋を填めて、手袋オナニーしちゃうわ。いいでしょう?」
 コクンと頷く少年。百合亜は淫靡に微笑むと、その精液塗れの手袋でドレスの上から全身を撫で回し始めた。
「んはあぁぁ……ネチョネチョのザーメンの感触、たまらないわぁ……スベスベだった手袋が、こんなにニチャニチャいやらしく濡れそぼったスケベ布に変えられちゃったなんてぇ……おっぱいも揉んじゃうわ……君の濃厚ザーメンに発情させられちゃったドスケベお姉さん、君の前でおっぱい丸出しにして、グチュグチュ手袋で揉みまくっちゃうわぁ」
 百合亜はブラジャーごとドレスの前を下に引き摺り下ろして胸をはだけさせ、露出した乳房をグニグニと揉み立てた。
「ぷにゅぷにゅおっぱいも、ぷっくり乳首も、君のザーメンでネトネトよぉ。オチンポみたいに勃起したコリコリ乳首も、指でシュコシュコしごいちゃうわ。男の子のオナニーみたいに、勃起乳首をザーメンローションでヌチャヌチャにしながらシコシコしちゃうのぉ」
 激しい乳揉みのあまり、仰向けに倒れる百合亜。それでも手袋を填めた手で乳房を揉みたくるのを止めようとはしない。その浅ましい痴態は少年を興奮させるに十分であり、再び肉棒に血流が集まり始める。
「はぁん、またオチンポが大きくなり始めてるわぁ。お姉さんのスケベ過ぎるザーメン手袋オナニーで、君も興奮しちゃったのね。いいわ、もっと興奮させてあげる」
 百合亜は左手で乳房を揉みながら、右手でドレスのスカートをたくし上げる。そして腰を浮かせてグチョ濡れになりショーツにパックリと卑猥な形を浮き立たせた股間を少年に見せ付けると、指二本をニュボニュボ膣穴に突き立て始めた。
「あはあぁんっ、オマンコッ、オマンコォッ! 手袋指でオマンコジュポジュポいじめてるところ、君に見られちゃってる、見せつけちゃってるぅっ。ザーメンこってり染み付いた手袋指で、オマンコグチョグチョ掻き回してぇ、妊娠しちゃうかもしれないのに、スケベな顔してアンアン悶えまくっちゃってるぅっ。ねえ、君もしてぇっ。手袋フェチでザーメン狂いのヘンタイお姉さんのアヘ顔オナニー見て、君もオチンポシコシコしてぇっ!」
 精液でグチュグチュの手袋を填めたまま乳房を揉みしだき膣肉をこね回しながら、瞳を蕩けさせ緩みきった口元からしどけなく舌を垂らして、淫売そのものという表情でねだる百合亜。少年は先ほど百合亜が脱いだ手袋を拾い上げると肉棒に巻きつけ、百合亜の顔の前に突きつけると見せ付けるようにシコシコと自らしごき始める。
「ああっ、私の、私の手袋がぁ……お姉さんの手袋が、君のオナニーの道具にされちゃってる……お姉さんの手袋オナニーをオカズにしながら、カチカチに勃起したオチンポをスベスベのシルクの手袋でシコシコ慰めちゃってるぅ……」
 発情しきった百合亜ははふはふと牝犬の様に舌を突き出し、熱く湿った荒い息を少年の肉棒に吐きかけながら、手袋自慰に悶え泣く。
「オチンポの匂い嗅ぎながらの手袋オナニー、最高なのぉ……オマンコますますグチュグチュ濡れちゃって、ザーメンとオマンコ汁が混ざった手袋、ネチョネチョしてるわぁ……んはあんっ……もうすぐイキそう、イッちゃいそう……ザーメンオナニーで、手袋オナニーでアクメしちゃいそうなのぉっ」
 真っ赤になるほど乳房を強く揉みしだき、ズボズボと音がするほど勢いよく肉壷を自ら突きながら、百合亜はその美貌を崩壊させ悶え狂う。その美顔に照準を合わせ、肉棒をシゴキまくる少年。
「イッてイッてぇ、オチンポドピュドピュしてぇっ。お姉さんのスケベ面をオカズにして、ザーメンドピュドピュ出しまくってぇっ。君のくっさぁいザーメンで顔面パックされながらお姉さんも手袋アクメしたいのぉっ。らしてらしてぇっ、ザーメンらしてぇ〜〜っ!」
 百合亜は舌を宙に突き出すと、肉棒を舐め回すかの様にグネグネとくねらせる。その卑猥極まるメス面に少年の堤防は決壊する。
 ドビュルッ、ドビュビュビュッ!
「んほぁっ、プハッ、ザーメン、ザーメンれて、はぷ、ぷあぁ、れてるぅ〜〜〜っ」
 顔中を精液塗れにされる百合亜。口の中にも、鼻の中にまで今日3回目の射精とは思えない程の特濃ザーメンが次々に注ぎ込まれる。
「イ、イクッ、ぷあっ、おねえひゃ、ザーメンで、へぶ、イクゥーーーッッッ!」
 勃起乳首をしごき上げ、布地ごと肉壷の奥の奥まで指を捻じ込み、顔中を精液で埋め尽くされながら、百合亜はガクガクと腰を震わせ、絶頂を迎えた。
 少年は百合亜の胸から手を剥ぎ取り、巻きつけていた手袋を投げ捨てると、彼女に握らせる。そして彼女の手袋を填めた手ごと握り締め、強引に手コキさせて精液を搾り出す。
「ふおぉ……手コキ……手コキぃ……オマンコイキながら……てぶくろコキぃ……」
 百合亜はいまだ絶頂の余韻でビクビク震えている。射精チンポをしごかせながらのマンコアクメに、蕩けた牝声を上げる手袋フェチのオカズ姉。少年はたまらなくなり、彼女の股間からも手を引き剥がし、肉棒を両手で握らせる。
「アアン、オチンポ、両手コキィ……シュコシュコすきらけど……ジュルッ……オマンコさみしいよぉ……」
 膣奥からトロトロ涙を流しながら、ヒクヒク寂しがる肉襞を少年は指を伸ばして慰めてやり、百合亜が手コキに没頭しやすいようにしてやる。
「オマンコグチュグチュ、うれひぃ……おねえひゃん、オチンポシュコシュコ、してあげるぅ……パクッ……ジュルゥ……」
 顔中をザーメンでドロドロにしたままオマンコをほじられ、亀頭をパクッと咥えて肉幹を手袋を填めた両手でシコシコとしごきながら、うっとりとアクメに酔いメス声を上げる百合亜。少年は陰嚢に早くも次弾が装填され始めたのを感じていた。
 亀頭フェラと肉竿シゴキでうっとりしているザーメン塗れのメス姉の、口の中までザーメン漬けにしてやりたい。少年の頭の中が、肉の欲求だけに支配されていく。
「んぷぁ……おねえちゃんれ……いっぱいひゃせいしらひゃぁい……ジュパッ……ぜんぶうけとめてあげるぅ……チュチュッ……おねえちゃんのてぶくろまんこぉ……おちんぽむきゅむきゅするのらいすきぃ……てむくろれ、なんひゃいれも、あくめひちゃうわぁ……」
 塗り込められた精液で表情すらわからない百合亜だが、少年には手袋を填め肉棒を握る百合亜の悦びがはっきりと伝わってくるのだった。

「お楽しみいただけましたか?」
 柔らかく微笑みながらそう尋ねる百合亜に、青年は大きく頷いて見せた。つい先程まであれだけ乱れ狂っていたというのに、今はそんな素振りを微塵も感じさせない、淑女の鏡といった立ち振舞いの百合亜であった。
「また、いらしていただけますか?」
 小首をかわいらしく傾げてそう尋ねる百合亜に、青年の胸がキュンと高鳴る。青年はブンブンと首を縦に振る。
「よかった。お客様とはもう一度、お会いしたいとい思っていましたし。……それに……あんなに恥ずかしいくらいのめりこんだのって、初めてなんですもの」
 頬を染めながらそう呟く。百合奈は青年の耳元に顔を寄せ、そっと耳打ちした。
「また、お客様に楽しんでいただけるようなシチュエーション、考えておきますね」
 そう言ってはにかむ百合亜に、青年も思わず顔がにやけてしまう。
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
 百合亜に見送られながら、青年は笑顔でクラブを後にする。次の蜜月を、今からもう心待ちにしながら。

『CLUB GlovestHeaven』
ここは、ある特殊な性癖を持った者たちが集う、大人の社交場。



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