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☆フェアリーガーデン編

プロローグ
8年目
4月
10月〜 ※2/25更新
  

 『プロローグ』

ある夜。フェアリーガーデン寮を台風が直撃し、
氾濫した湖の水に飲み込まれた選手たちは、異世界へと飛ばされてしまったのだった……。

社長「……という導入でどうだろう」
香澄「ちょっと社長。はしょりすぎ」
小早川「そうだよ。いい加減だなあ」
社長「ウチはまだファンタジーな舞台裏があるからマシな方だぞ。
 他所なんて前振りなしだからな」
金森「いばることじゃないよ〜」
社長「コホン。ともかく、ウチには現在4人が所属している。
 デビュー済なのは香澄くんだけだな」
香澄「先輩たち、みんないないなんて、変な感じだよ」
神田「しかし、目指す所に変わりはありません」
金森「幸子は相変わらず真面目だね〜」
神田「う、うるさい」
社長「まあ、当面はこの面子でやっていくしかないだろう。
 小早川くんがデビューする頃には、シングルのベルトを作ろうか」
香澄「よし、今度こそボクもシングルのベルトを巻くぞ」
小早川「後輩だからって、あたしだって簡単にベルトを譲る気はないからね」

※7年目4月時点
 辻   860
 小早川 615
 金森  487
 神田  380

「8年目」

「4月」

社長「困った……」
金森「どうしたの社長?」
社長「いや、ウチに選手が増えてきたのはいいんだが、特訓が回らなくてなあ。
 他所と違って、ウチは資質が低い子が多めだから、必然的に特訓が必要になるんだが……」
神田「ふがいなくてすみません……」
社長「ああいや、そういう意味ではないんだ。スマン。
 そもそもがそれをなんとかする為の団体なわけだからな。
 ともかく、コミッショナーと掛け合って、ウチだけ海外遠征を解禁したぞ」
小早川「あたしと香澄姉は何回か海外行ったよね」
香澄「うん。短期遠征ばっかりだけどね」
金森「いいな〜海外。私も行きた〜い」
社長「スマンが遠征は今のところ資質Eのみだ」
金森「そんな〜」

社長「さて、今年はウチに3人が入団入ったわけだが」
真鍋「かすみ〜ん! あなたのつかさが帰ってきたよ〜っ!」
香澄「……せい!」
真鍋「ぎゃんっ!」
小早川「ありゃ〜。見事に投げ飛ばされちゃったね」
香澄「つかさは獲らなくてもよかったのに」
真鍋「ああ〜ん、かすみんったらいけずぅ〜」

榎本「わ〜いっ。みんな、ひさしぶり〜」
金森「わっ、綾ちゃん。綾ちゃんもこっちに来たんだね」
榎本「うんっ。……あれれ〜?
 ゆーきせんぱいも、ともちゃんもいないよ?」
金森「智美はこっちじゃないみたいね。保科先輩はまだみたい」
榎本「ええ〜。つまんないの〜」
金森「綾ちゃんが強くなればいずれ会えるよ」

神田「朝比奈もこっちに来てたのか」
朝比奈「うす。……あの、あいつは?」
神田「成瀬先輩か? ウチにはまだ来てないみたいだ」
朝比奈「そっすか。
 ……なんだよ。オレだけ先に来たってしょうがないだろうが」

社長「さて。評価値を表示するのは止めたんだが、
 かといって何も無しじゃ誰がどのくらいの強さなのかわからない。
 なので、得意カテゴリー3つと得意技を記載する事にしたぞ」
霧子「といっても、新人の能力を載せても仕方がないので、
 3年目を迎えてデビューした選手だけですが」

辻香澄(4年目)
 投Aパ9飛8
投 雷みこし
パ 雷門ドライバー
飛 大江戸花火

小早川志保(3年目)
 飛9打8パ7
飛 エスパーダ

練習生
 金森・神田・真鍋・朝比奈・榎本

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「8年度前半(4月〜9月)」

社長「今年は真帆くんが入団したぞ。一期生の転生は初となるな」
小早川「あっ。真帆姉だ。久しぶり〜っ」
真帆「おお、志保か。久しぶりだぞ。
 ……ん? 見たことないのもいるぞ。おまえ、大きいな」
朝比奈「……うす」
榎本「えへへ。ひなちゃんはすごく大きいんだよ」
真帆「ひなっていうのか。
 残念だ。ひなは今食べても美味しくないぞ。
 大きくなってから食べないとな」
朝比奈「……オレ、食われるんスかね?」
神田「あまり気にするな。悪い人じゃない」
社長「しかし、一ヶ月特訓して様子を見てみたが、
 今回の真帆くんは恐ろしいほど筋がいい。
 霧子くんによると成長も早そうとのことだし、これは将来的に面白い事になるかもしれないな」

「10月」

社長「さて、香澄くんも今月で5年目を迎えた。
 いよいよ若手の時期を過ぎ、一人前のレスラーになったな」
香澄「へへ。あの頃よりも、強くなった気がするよ」
真鍋「おめでとうかすみん。これで中堅の仲間入りだよ〜」
香澄「中堅とか言うなっ」
社長「そこで、我が団体もいよいよ君たち新世代を軸に動き出していくこととなる。
 まずは、香澄くんの芸能活動の解禁だ。これからはサイン会にもバリバリ出てもらうぞ」
香澄「うっ。そういうのは正直あんまり得意じゃないんだけどな」
金森「香澄先輩、贅沢ですよ。羨ましいなあ。
 私なんか、せっかく先月写真集のオファーが来たのに、社長が断っちゃうんだもん」
社長「金森くんはあと2年待たないとな。
 しかし、香澄くんが一人前になった事に合わせて、
 金森くんにも嬉しいニュースがあるぞ」
金森「えっ? なになに?」
社長「今月、WFGヘビーベルトを復活する。
 さすがに最初のタイトルマッチは香澄くんと小早川くんで争ってもらうが、
 すぐに君にも挑戦のチャンスが回ってくるだろう。
金森「ほんとっ? やったっ!
 よ〜し、その時の為に、新必殺技を考えなくっちゃ!」
小早川「ちょ、ちょっと待って。あたし、今月タイトルマッチなの?
 海外遠征はどうなっちゃうの?」
社長「小早川くんがタイトルマッチを控えている月は、神田くんに海外に行ってもらう。
 晩成タイプで成長に時間が掛かっているからな」
金森「うわぁ、幸子、海外だって。いいな〜」
神田「海外ですか。今の提携先はTWWA……本場の試合が見れるな」
社長「もちろん、それ以外の月は若手の内は小早川くんに海外に修行に行ってもらうぞ。
 星プロのように付きっきりで特訓できない分、海外で自分の手で何かを掴んでくるんだ」
小早川「へへっ、燃えてきたーっ。
 アメリカでいっぱい練習していっぱい食べて、強くなってくるからねっ」
香澄「なんか、ボクが5年目を迎えたってだけで、急に色々動き始めた感じ」
社長「うむ。フェアリーガーデン、いよいよ本格活動開始だ。
 もちろん交流戦の勝利は最終目標だが、これからは日々の興行もおろそかにできないぞ」
香澄「もちろんっ。先輩たちみんなが戻ってくるまで、ボクがこの団体を引っ張るからね」
真鍋「ああん、かすみん、アタシも引っ張ってぇ〜ん」
香澄「そぉりゃっ!」
真鍋「あ〜れ〜っ」
 キラーンッ☆
小早川「こういう時、唯姉がいないと困るよね」
金森「そうだね。ツッコミが幸子とヒナちゃんしかいないんだもん」
神田「わ、私は、ツッコミじゃない」

(追記)
社長「でだ。今月早速WFGヘビー級ベルトを作ったんだが、
 ……良く考えたら今月は、バカンスの月だった」
香澄「ちょっと、ボクのやる気はどこにぶつけたらいいのさっ」
小早川「じゃ、せっかくだからあたしは海外に遠征してこよっと。
 香澄姉との差を少しでも埋めたいからさ」
香澄「しょうがない。ボクもコンディションを整える事に専念するよ。
 新技、間に合うかな?」

〜新技〜
金森:サーキュラースマッシュ(打)
 垂直に高くジャンプして大きく円を描くようなオーバーヘッドキック。

「11月」

☆イベント
香澄:写真集撮影

社長「早速写真集の撮影が舞い込んできたな」
香澄「う〜ん。ボクの写真集なんか、欲しい人いるのかな?」
社長「向こうさんはこの時を待っていたそうだぞ。まあ楽しんできなさい」
香澄「タイトルマッチ前だっていうのに、いいのかなぁ。
 結局新技も間に合わなかったし」

〜シリーズ最終戦・青森〜
『WFGヘビー王座』タイトルマッチ
「辻香澄 vs 小早川志保」

香澄「初代のベルト、ボクがもらうよ!」
小早川「後輩だからって、簡単には負けないからねっ」

序盤は完全に香澄のペース。
小早川を投げまくり、場外戦も制して固いコンクリートの上に叩きつける。
中盤、小早川がようやく盛り返す。小早川の素早い打撃の連発に、香澄流血。
終盤、香澄が小早川に組みつき雷みこしを決める。しかし小早川なんとかロープブレイク。
香澄さらにたたみかけ、起き上がりにJネックブリーカーで再びダウンを奪うと、
小早川のスピードを殺すべく足に厳しい攻めを見せる。
そしてもう一度雷おこしで叩きつけたが、小早川カウント2.9でこれを返してみせる。
粘りは見せるも劣勢に追い込まれた小早川。
だが、トドメを刺すべく突っ込んできた香澄をしかしヒラリとかわすと、
背中に飛び乗り勢いを利用しエンシエロでマットに叩きつける。
これで流れが変わったかと思われたが、反撃にと走りこんだ小早川に
今度は逆に香澄がカウンターでダイビングボディアタックを決めダウンを奪う。
そしてポストに登り、ダウンしている小早川へ大江戸花火を投下。
そのままガッチリ押さえ込み、3カウントを奪った。

○辻 vs 小早川× 22分11秒 大江戸花火

 〜辻香澄 初代『WFGヘビー王座』戴冠〜

香澄「よっしゃーっ!
 これでシングルのベルト、初戴冠だっ」
小早川「あー、もうっ。ほとんど見せ場を作れなかったなぁ」

「12月」

神田:入団3年目

☆イベント
香澄 写真集発売 150AP
   CM出演 50AP

香澄「思ったよりたくさん売れてくれたみたい。よかったあ」
社長「チャンピオンになった事も影響したのかもな」

〜新技〜
香澄:火消し纏(パ)
 相手を何度か上下に揺すってからのツームストンパイルドライバー。

「1月」

小早川:入団4年目

〜新技〜
金森:バックハンドショット(打)
 クイック式の裏拳。
小早川:ブリッコへの膝蹴り(打)
 ブサイクへの膝蹴りと同型。
 アイドル系レスラーの客席へのアピールの隙に顔面に叩き込む事が多い。
神田:クレイジーハリケーン(打)
 神田渾身の光速のバックブロー。

「2月」

社長「今月は香澄くんの初防衛戦を行うぞ。
 そして次期挑戦者だが、
 今シリーズ開幕戦で金森くんと神田くんの挑戦者決定戦を行う。
 その勝者が最終戦でタイトルマッチに挑戦だ」
金森「よ〜し。幸子、負けないからね」
神田「こうしてまた、麗子とやりあえる時がくるなんて。
 ……私も、負けはしない」
香澄「二人ともデビューして決め技を覚えたばかりだけど、
 どっちが来たとしても、初防衛戦、気は抜かないぞ」

〜シリーズ開幕戦・宮城〜
『WFGヘビー・次期挑戦者決定戦』
「金森麗子 vs 神田幸子」

手数で圧倒的に上回る金森に対し、重い一撃で反撃する神田。
一見金森優勢に見えるが、なかなか攻めきれず。
中盤、金森のバックハンドショットで神田が流血。
しかしこれが逆に神田に火をつけ、ハンマーやエルボーの連発で劣勢を挽回してゆく。
終盤は打撃の打ち合いとなったが、神田の拳をかいくぐり金森がバックハンドショットを叩き込み、
動きの止まった神田に対し、大きく跳躍するとサーキュラースマッシュ一閃。
ダウンした神田をそのままガッチリ押さえ込み、3カウントを奪い挑戦権をもぎ取った。

○金森 vs 神田× 23分9秒 サーキュラースマッシュ→体固め

金森「やったっ。私の勝ち〜」
神田「くっ……未熟だった」

〜シリーズ最終戦・青森〜
『WFGヘビー王座』タイトルマッチ
「『WFGヘビー王者』辻香澄 vs 金森麗子」

序盤から、香澄が小柄さに似合わぬパワーを発揮、金森を追い込んでゆく。
金森も時折鋭い打撃で反撃は見せるも、劣勢に。
終盤、香澄がアピールから必殺の雷みこしで金森をマットに叩きつける。
そのままカバーに入るが、金森なんとかロープエスケープ。
なおも香澄が追撃のDDT。金森たまらず場外へエスケープ。
追いかけた香澄だが場外戦では金森が有利に。
再び戦いはリング内へ。
香澄、金森に組み付くと、渾身の力で抱え上げ、雷門ドライバーでマットに叩き落とす。
これは決まったか、と思われたが、金森カウント2.9で肩を上げる。
呆気に取られた香澄が天を仰いだ瞬間、金森素早く起き上がり、バックハンドショットを叩き込む。
これにカッと来た香澄が組み付き再び雷門ドライバーを狙ったが、
これは読んでいたか、金森クルリと丸め込む。カウント2.8で香澄が慌てて返す。
しかしこれで落ち着きを取り戻した香澄、
金森をマットに叩きつけるとポストに昇り、大江戸花火を投下。
善戦した金森だがこれは返せず、香澄が3カウントを奪いベルトを防衛した。

○香澄 vs 金森× 19分28秒 大江戸花火

 〜辻香澄 『WFGヘビー王座』初防衛成功〜

金森「あうう〜。負けちゃった……クスン」
香澄「ふう。なんとか勝てたけど、デビューしたてでも気が抜けないや」

〜新技〜
小早川:アルマダ(パ)
 相手の頭を脇に抱えたままコーナーに近づき、
 トップロープを横小走りして勢いをつけてからのDDT。
 名称はスペインの無敵艦隊から。

「3月」

榎本:入団2年目

☆イベント
香澄 スポンサー:12ヵ月(化粧品・ゴケイドー)

香澄「ボクにスポンサーがついたの?
 しかも化粧品メーカー? なんで?
 ボク、普段お化粧なんて全然しないのに」
社長「なんでって、肌が綺麗だからじゃないのか。
 君が使っているって言えば、宣伝効果が大きいんだろう」
香澄「そ、そうなのかな。な、なんか、恥ずかしくなってきちゃった……」

〜新技〜
小早川:マタドーラ・ラナ
 相手の突進をいなしてかわすとバックに回り、
 背後から飛びついてリバースフランケンシュタイナーを決める。
「8年度総括」

社長「今年はさらに2人がデビュー、香澄くんも芸能活動を開始し、
 いよいよ本格的に動き出してきたな」
真鍋「あ〜ん、あたしも早くデビューしたいな〜。
 あたしだってもう、さっちん先輩にも負けてないと思うのに〜」
社長「晩成タイプの神田くんに比べて、君は早熟だからな。
 5月にはデビューできるから、もう少し待ちなさい」
真鍋「ぶ〜ぶ〜」
社長「来年は4人ほど入団予定だし、真鍋くんや朝比奈くんもデビューするだろう。
 これはリング内外で忙しくなりそうだな」

○シングルトーナメント出場者:香澄
△ワイルドカード決定トーナメント出場者:小早川、金森、神田

芸能ポイント
香澄:320P

(つづく)

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