☆一番星プロレス編
☆目次☆
・プロローグ
・7年度
・8年度
・9年度4月〜 ※3/11更新
社長「え〜。めんどくさいからプロローグははしょるぞ」
真壁「ちょ、ちょっと社長っ。ちょっとひどいんじゃないの!?」
つばさ「そうだよ社長。ぷーだよぷー」
社長「つばさ、キャラ間違ってるぞ。
しかし、まさか君達が最初に転生してくるとはな。
一期生が軒並み出てこないとは思わなかったぞ」
真壁「何よ。私たちじゃ力不足だって言うの?
先輩達がいなくたって、私たちでこの団体をクールでエレガントなメジャー団体にしてみせるわ」
つばさ「そうそう。まっかせといてっ」
社長「……不安だ」
※7年目4月時点
真壁 703
つばさ 577
つばさ「というわけで、あっという間に7年目も終わりで〜す」
真壁「ひどいはしょり方ね。
ま、私達もようやく試合に出られるようになったばかりだから、
詳しく話すこともないのだけれど」
社長「さて、今年は3人の新人が入ってきたぞ」
滝「麗しき先輩方、よろしくおねがいいたします」
(バインッ)
北条「一刻も早く、一番星プロレスを元の完璧な団体に戻しましょう」
(ボインッ)
八島「元が完璧だったかどうかはともかく、
アタシが入ったからには他所のチームに負けるわけにはいかないからねぇ」
(ボイィ〜ンッ)
つばさ「ねえ、なっちゃん。
……前も思ったけど、あたし達が先輩でいいのかな」
真壁「バカね。せめて年くらい上じゃないと格好がつかないじゃない」
つばさ「でもこれじゃ、『同い年だったらスタイルだって負けてないのに』って言い訳も出来ないし……」
真壁「…………」
滝「ああ、悲しまないでください、お二人共。
貴方達は私にはない可憐さをお持ちなのですから。
私も出来ることならば、可憐な乙女として生まれたかった……」
北条「翔子。それは逆効果じゃ……」
つばさ「あたしは可憐じゃなくてセクシーになりたいのーっ!」
真壁「私だって、貴方達みたいに長身のエレガントな女性になりたかったわよっ」
滝「静香。先輩方は何を怒っているのだろう?」
八島「名前で呼ぶんじゃないよ。ま、アンタにはわかんないだろうさ。
しかし、あずみはここにはいないのかい?」
社長「中森くんはゆきんこプロレスに入ったようだな」
八島「そうかい。アイツとやるには、まずはここで頭を張らなきゃならないってことだね」
北条「そう簡単にはいかないぞ、八島」
滝「そうとも。トップスターの座、譲る訳にはいかないさ」
真壁「ちょっと貴方たちっ。先輩の私を差しおいて勝手な事を言わないでちょうだいっ」
つばさ「そうだよっ。ぷーだよぷー!」
社長「つばさくん、またキャラ違ってるぞ。
しかし、ウチもようやく賑やかになってきたな。
あの頃に戻ったようだ……ウッ」
霧子「社長、涙を拭いてください」
※追記(2/18)
社長「フェアリーガーデンにならって、ウチも選手情報を追記する事にしたぞ」
真壁那月(3年目)
打A飛9極8
打 エレガントブロー
野村つばさ(3年目)
飛9打8パ7
飛 オレンジスプラッシュ
練習生
滝・八島・北条
社長「さて、今年からは月刻みでリプレイを書いていこう、
となるはずだったんだが、ウチの場合はまだ維持期に入る選手もいないからな。
今年もいきなり一年の総括だ」
つばさ「今年も二人、新人が入ったんだよね」
石川「よろしくおねがいします〜」
REKI「…………」
石川「REKIちゃんもよろしくですって〜」
真壁「なんだか本当に、あの頃に戻ったみたいね」
北条「一番星プロレスがあのまま続いていれば、1期生の引退ラッシュがやってきていたでしょうから、
今ここにいるメンバーが主力になっていたでしょうね」
八島「しかし、他所とやりあうにはまだ頭数が足りないねえ。
アタシらもデビュー前だしさ」
滝「社長、交流戦はどうするつもりなのです?
団体の象徴を持つ者を、代表として送り出さねばならないのでしょう」
社長「うむ。本来ならそのはずなのだが、あいにくウチはまだデビューを済ませているのが
昨年と同じで真壁くんとつばさくんだけだ。
そこで、芸能部門や交流戦は今年は諦めて、シングルトーナメント一本に絞ることとする。
これから、真壁くんとつばさくんで、代表者決定戦をシングルで行ってもらう。
勝った方が本戦に、負けた方はワイルドカード枠に回ってもらうぞ」
真壁「いいわ。つばさと本気でやるのは、久しぶりだものね。
私はレイに昨年の借りを返さなきゃいけないの。勝たせてもらうわよ」
つばさ「あたしだって、負けないんだからっ」
〜
☆シングルトーナメント'08・代表者決定戦
「真壁那月 vs 野村つばさ」
中盤までは互角の展開。その後も一進一退の攻防が続く。
真壁がジャンピングエルボーから掌底のラッシュでたたみこめば、
つばさは足を取ってテイクダウンさせると、
絞り上げた足にその場飛びボディプレスを決めて足を殺しにいく。
しかし最後は意外な展開に。
真壁のジャンピングエルボーをヒップアタックで迎撃したつばさが追撃しようと組みついた所で、
真壁が一瞬の隙にエレガントマジックで丸め込む。
つばさが真壁を跳ね除けるも、レフェリーがマットを3つ叩いた後であった。
○真壁 vs つばさ× 17分38秒 エレガントマジック
真壁「フ、フン。クールな勝利だったわ」
つばさ「も〜っ。なっちゃんズルイよこんなのーっ」
真壁「なっ。ズ、ズルくないわよっ。
悔しかったら、ワイルドカード枠に勝ち上がってきなさいよ。
その時は、今度こそクールに決めてあげるわよ」
つばさ「あ。今の勝ちがクールじゃないの、認めちゃってるんだ」
真壁「う、うるさいわねっ」
※
真壁那月 シングルトーナメントへ
野村つばさ ワイルドカード枠決定トーナメントへ
〜
社長「というわけで、真壁くんが勝利を飾ったぞ。
まさか本当に土壇場でその他技が炸裂するとは思わなかったな。
……しかし、ウチの2P世代はみんな資質が高めなようだからと、
特訓を真壁くんとつばさくんに集中的に行っていたら、
二人とも昨年の他所の4年目世代よりも評価値が高めになってきてしまった。
なんだかずるい気がするな」
4年目 真壁・つばさ
練習生 滝・八島・北条・石川・REKI
「4月」
社長「先日の交流戦では、つばさくんがワイルドカードから勝ちあがり、
代表決定戦で苦杯を舐めた真壁くんに対して見事に借りを返して優勝を収めた。
素晴らしい一戦だったな」
つばさ「えへへっ」
真壁「フ、フン。すぐに借りは返してあげるんだから。
社長。早くベルトを作ってちょうだい」
社長「そうしたいのはやまやまだが、さすがに二人だけで何度も争わせるわけにはいかないからな。
上半期が終わった頃には滝くんや八島くんにデビューの目処が立っているだろうし、
その頃にベルトを作る予定だ」
〜新技〜
つばさ:マンダリン(パ)
リバースインプラントと同型。名称は、オレンジの種類から。
「6月」
石川:入団2年目
〜新技〜
つばさ:プロミス・シュタイナー(飛)
フォームの綺麗なフランケンシュタイナー。
一見普通のフランケンシュタイナーだが、想いがこもっている為、返されにくい。
余談だが、やはり一ヶ月では修得できず、二ヶ月かかった。
「7月」
滝:入団3年目
REKI:入団2年目
社長「そろそろ頃合いか。
では、先月作成したFSPヘビーのベルトを賭けた、初のタイトルマッチを行う。
挑戦者はもちろん、真壁くんとつばさくんだ」
真壁「つばさ、今度は負けないわよ」
つばさ「あたしだって、負けないんだから」
社長「考えてみれば、このベルトは伊達くんしか巻いたことがないベルトなんだよな……」
つばさ「あ、そっか。しのぶ先輩も巻けなかったベルトなんだ……。
あたしが先に巻いちゃって、いいのかなぁ」
真壁「フン。そんな事言ってるようじゃ、貴方には巻けないわね。
私は自分の力でこのベルトを巻いてみせるわ。今なら、遥先輩以上に、輝かせてみせる自信があるから」
つばさ「なっちゃん……。うん! あたしもがんばるっ。
そして、しのぶ先輩をうらやましがらせるんだもんっ」
社長「二人とも、このベルトの価値を再認識したのか、
挑戦者にふさわしい良い目になったな」
『FSPヘビー王座』タイトルマッチ
「真壁那月 vs 野村つばさ」
序盤は真壁が打撃で優位に立つ。
厳しい攻めの中、真壁の必殺クールスナイプが炸裂、つばさ流血。
しかしこれでつばさにスイッチが入ったか、ここから怒涛の反撃。
ドロップキックの連発で撹乱するとショルダータックルやエルボーで体ごとぶつかり、押し返してゆく。
真壁ここで一旦間を置くべく、つばさの腕を取りグラウンドで攻めてゆく。
終盤、真壁がWアームスープレックスの体勢に入ったが、
つばさがリバースで切り返すと、真壁の起き上がり際に必殺ボサノヴァを叩き込む。
動きの止まった真壁に飛びついて新技プロミス・シュタイナーで叩きつけ、
そのまま足を両脇に抱えてがっちりフォール。
真壁跳ね除けるも間に合わず、つばさが3カウントを奪った。
×真壁 vs つばさ○ 19分44秒 プロミス・シュタイナー
〜野村つばさ 初代『FSPヘビー王者』戴冠〜
つばさ「やった……やったーっ!
しのぶ先輩っ。見てますかっ。あたし、ベルト、取った、取りましたーっ!」
真壁「そ、そんな……。う、くっ……。
つばさ、次は必ずそのベルト、奪ってあげるからっ。見てなさいよっ」
〜新技〜
滝:天空の羽衣(飛)
空を舞うような、重力を感じさせない美しいダイビングボディプレス。
狙った所にピタリと落ちるので、ムダなくフォールに入れる。
「9月」
〜新技〜
真壁:なっちゃんカッター(パ)
真壁の使うダイヤモンドカッター。
本人はエレガントカッターと名付けるつもりだったが、
いつの間にかファンにはなっちゃんカッターと呼ばれていた。
「10月」
真壁:入団5年目
社長「真壁くんも今月で5年目を迎えたな。芸能活動解禁だ」
真壁「喜びたいところだけど……チャンピオンとして迎えたかったのに。ちっともクールじゃないわ」
「11月」
八島:入団3年目
☆イベント
真壁:CDレコーディング
社長「今月はFSPヘビーのタイトルマッチを行う。
挑戦者決定戦を行いたいところだったが、八島くんは今月ようやくデビューだし、
真壁くんは挑戦したばかりだ。
ということで、今回は滝くんに挑戦してもらう」
滝「つばささんとであれば、躍動感溢れる戦いをお見せできるでしょう。
社長、楽しみにしていてください」
『FSPヘビー王座』タイトルマッチ
「『FSPヘビー王座』野村つばさ vs 滝翔子」
つばさがキャリアの差を見せつける試合展開に。
滝の動きを完封し、終始ペースを握る。
最後はTH2連発からマンダリン、トドメに必殺ボサノヴァと、
得意技のフルコースを見舞い滝に完勝した。
○つばさ vs 滝× 16分56秒 ボサノヴァ→片エビ固め
滝「くうっ。まだ私はステージの主役を務める器ではなかったというのか」
つばさ「簡単にベルト渡しちゃったら、なっちゃんに怒られちゃうもんね」
〜野村つばさ 『FSPヘビー王座』初防衛成功〜
「12月」
☆イベント
真壁:CD発売 150AP
〜新技〜
真壁:エレガントワルツ(飛)
セントーンアトミコと同型。飛ぶ姿が非常にエレガント。
八島:アドミラルドライバー(パ)
ツームストンパイルドライバー。
食らった相手はマットに突き刺さったまま数秒停止する。
「2月」
北条:入団3年目
社長「今月はFSPヘビーへの次期挑戦者決定戦を行う。
真壁くんと八島くんで争ってもらうぞ」
八島「ようやくアタシの出番かい。
いっちょ暴れさせてもらおうかねえ」
真壁「フン。体格だけじゃ勝てないってことを教えてあげるわ。
それに、私はつばさに預けたベルトを返してもらわなきゃいけないもの。負けられないわ」
『FSPヘビー・次期挑戦者決定戦』
ベルト奪取に燃える真壁、試合開始から打撃で猛攻。八島は防戦一方に。
滅多打ちにされた八島だが、それでも耐え続ける。
真壁のクールスナイプにテンプルを打ち抜かれたが、それでも痛む足で踏ん張ると、
真壁に組み付いて強引に力で持ち上げ、必殺アドミラルドライバーでマットに突き刺す。
八島の強烈な反撃に大ダメージを負った真壁だが、しかし地力で立ち上がり、
八島をロープに振ると、カウンターで渾身のエレガントブローを一閃。
さしもの八島もこれにはダウンを喫し、そのまま押さえ込んだ真壁に3カウントを奪われた。
○真壁 vs 八島× 13分8秒 エレガントブロー→体固め
真壁「路上ではそれで通用したかもしれないけれど、
リングの上ではそんな戦い方じゃ通用しないわ」
八島「どうやら、そうみたいだね。
……だからこそ、天下の獲り甲斐があるってもんさ」
バックステージにて、膝が落ちる真壁。
ガクッ。
真壁「……あうっ」
つばさ「だ、大丈夫、なっちゃん?」
真壁「まったく、なんて力なのよ。イヤになるわね。
でも、これでやっと挑戦できるわ」
つばさ「そうだね。来年にはみんなももっと強くなるだろうし、
人数も増えるし、ベルトを賭けて戦える機会なんて、もうそんなにたくさんないかも」
真壁「本当は、私が挑戦を受ける立場でいるつもりだったのに。
まあいいわ。つばさ。来月、ベルトもウチの代表の座も、返してもらうからね」
つばさ「負けないよ。今年はあたしが代表で出るんだからっ」
※真壁那月、次期FSPヘビー挑戦者に決定
〜新技〜
北条:ロイヤルDDT(パ)
垂直落下式DDT。抱え上げた状態で、ピタリと完璧に静止する。
「3月」
つばさ:入団5年目
『FSPヘビー王座』タイトルマッチ
「『FSPヘビー王座』野村つばさ vs 真壁那月」
序盤からつばさが猛攻を見せ、真壁が劣勢に。
中盤までは完全につばさのペース。
真壁の繰り出した必殺クールスナイプをくらうも踏み止まったつばさ、逆にボサノヴァで反撃しカバーに。
真壁、カウント2.8でなんとかクリア。
ならばとすかさずつばさが足4の字固め。ガッチリ決まったものの、真壁堪える。
つばさ一旦技を解き、真壁の足にニードロップを落とすと、今度は逆エビで絞り上げる。真壁エスケープ。
ここまではつばさのペースだったが、追い詰められた真壁がポスト際で掌底ラッシュを叩き込むと、流れがかわる。
つばさの4の字固めを裏返して切り返した真壁、
Wアームスープレックスを狙いに行くが、今度はつばさがリバース。
つばさ、ダッシュしてTHを狙うが、真壁がバックエルボーで撃墜。
しかし逆に突っ込んできた真壁を、今度はつばさがキチンシンクでカウンターを取り、真壁ダウン。
この隙にポストに上ったつばさがアプリコットカッターを狙ったが、真壁迎撃のドロップキック。
悶絶するつばさの足を取り、真壁がプリンセスロンドに捕らえる。
必死にロープに手を伸ばすつばさだが、真壁ローリングして位置を変え、エスケープさせず。
しばらく耐え続けたつばさだが、最後はとうとうマットを叩き、ギブアップした。
×つばさ vs 真壁○ 25分5秒 プリンセスロンド
つばさ「あう〜。ま、負けちゃったぁ。勝てると思ったのに〜」
真壁「フ、フン。優勢だと思って、油断するからだわ。
……でも、正直あそこから逆転できるとは思ってなかったけど」
〜真壁那月 第2代『FSPヘビー王座』戴冠〜
「9年度総括」
社長「今年は新人は入ってこなかったが、3人がデビューした、充実した年だった。
これで5人がデビューしたし、ようやく団体戦に参加できるな。
そして、ベルトを巡っては真壁くんとつばさくんが熾烈な戦いを繰り広げた。
ベルトを奪取したことで、真壁くんもこの一年抱えていたつばさくんへの苦手意識も払拭できただろう。
今年もワイルドカードに回ったつばさくんだが、実力的には真壁くんに引けを取らない。
今年も交流戦が楽しみだな」
○軍団戦メンバー:真壁、つばさ、滝、八島、北条
○シングルトーナメント出場者:真壁
△ワイルドカード決定トーナメント出場者:つばさ、滝、八島、北条
(つづく)