絵が描けるようになりたい

1-2.更に正面の顔を描く

　私はかつて練習のためにトレス絵を描いていて、そのためにわざわざトレス台まで購入しています。でも結局それで白紙の状態から見栄えのする絵を描けるということにつながることはありませんでしたし、そこに行き着くまでに面倒くさがって投げ出してしまいました。元来が飽き性の私ですから、好きな漫画化の方と言えど素で真似るにはレベルが違いすぎる方の絵をトレスするほどの根気も続かなかった（技術資料として保存していたトレス絵を数えてみたら20枚程しかありませんでした）、というのが挫折の真相です。とどめに
「才能がないからやめてしまえ」
　と言われて絵を描こうという気持ちがペシャンコになって、半年立ち直れないまま趣味が全ての駄文に逃げて、傍らで今度こそはと思って再開したというのが私の現状です。もちろんトレスで絵の経験値を上げたという商業漫画家の方もいらっしゃることで、これからまたトレス絵（これは本日中にもやる予定）や白紙からの模写を描く機会を持つこともあると思いますが、いきなりやっても根気が足りないのではお話にならない。そこで根気をつけるためにまず簡単なことから繰り返し繰り返しやろう、というのが私の今のポリシーです。
　前回を見てWeb拍手で「これよりも模写をやった方がいい」との進言もいただきましたが私の場合まだそれをにやれるスキルもまだなく、それよりも顔を描いて目と鼻と口（この辺の描きこみも今週中に始める事になるかと）を描いていく。そこら辺りにかんして前回の練習はいい修行になったと実感しております。以前は卵に十字線（一般的な顔の描き方）引いて描いてもモノにならなかったのですから。
　かと言っていつまでも半円と野球のホームベースから構成される顔で満足できる道理もなく、模写に手を染めてみました。

　たまたま手近にあったこなたのパン缶の挿絵を参考に描いたのがこの今回の習作です。まだ目とか耳とかのバランスのシンメトリーがちゃんとしていなければ髪も雑と自分で見てもツッコミどころは尽きません。それでもことパーツのバランスについてはマシになったのではないかと自負しております。
それまでどんだけ駄目だったかお目にかけますか？ｗ

　澪（@けいおん！）と言われてもこれでは同意してもらえますまい。ええ、自分でもこれは無いと思います。やっぱり基本を分かってるか分かってないかで違うことを実感させられた次第です。
　次回は横向きの顔……と言いたいところですが、これから今夜はトレスでパーツの描き方を少しでも把握したい（希望）と思ってますので早くて明後日くらいになると思われます。

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