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騎士の率いる部隊は戦場での勇猛さと忠誠の高さから、王国の剣と称えられ、隊長である騎士は実力と人柄の清廉さからも近い将来王国軍の将軍にと人々に望まれる存在であった。 そんな誉高い騎士の部隊は陰謀に巻き込まれ、後方へと下げられる。歯がゆい思いをしながらも任務につく騎士。しかし突然敵軍の奇襲を受け部隊は壊滅する。 生き残った隊員たちは散り散りになってしまった。隊長である騎士は追っ手を逃れ、暗く湿った洞窟へと逃げ込むが、そこは触手の巣であった… ■■■■■■■■■■■■■■■■ 追撃部隊をかわすため、この洞窟に足を踏み入れてからどのくらいの時間が流れたのか、もう騎士には分らなくなっていた。 澄んだ光を称えていた白銀の鎧は、触手の吐き出した透明な粘液で淫猥なぬめりでテラテラと妖しく光る。 砂塵立つ戦場においても目立つ、友軍にとっては希望を、敵軍には絶望を与える稀有な蒼い髪も濡れそぼり、深みばかりを増していた。 己が何者であったかも忘れた騎士は、躯の中で暴れる熱に促されるまま腰を動かそうとするが、脚は抱えられ、胴を固定され、 滑る腕では体を支えることもできない。 もっと欲しい、もっと高みへ昇りつめたい 辛うじて動かすことのできる左手でぬめる尻をつかむと、指先に力を込めて尻の肉を開いた。 すると、騎士の欲望を嗅ぎ取ったかのように2本目の触手が粘液により潤滑のよくなった肛門の穴へと入り込んだ。 「ぅんっ! うぅぅ―――っ!!」 視界が狭まり、一瞬音が聞こえなくなった。 体がふわりと持ち上げられる感覚と、深く沈んでいく感覚が同時に現れる。 騎士は再び射精していた。幾度めかのそれだというのに、放出が途切れない。陰嚢は収縮を繰り返し次々に精を送り出す。 「ん――ぁ あ?あ、あ、あ――?」 未知の快感に騎士は自分の体がどうなっているのか認識できなくなっていた。 感じるのは唯一つ、気持ちいいという快感のみ。 止まらない精液は粘液と交じり、触手が体表を這いずるたびに泡ち騎士の体を汚す。 初めは不快に感じていた臭気も、甘く鼻腔の奥をじんと痺れさせ、更なる熱を惹起させた。 再び激しく動きはじめた触手に合わせて、半ば持ちあげられた騎士の体は大きく揺さぶられる。 心地いい。 遠い記憶の奥底にある、父か母の手に抱かれ寝かしつけられているようなまどろみに、体も心も律を放棄して、全てを委ねる。 視界の隅に、刃の欠けた大剣が入ったが騎士にとってそれは意味を失っていた。 |