ななくさ なあに?





さて七草です。
お正月で疲れた胃腸を休めるためだっったり、これを入れたお粥を食べるとその後一年無病息災で過ごせるという言い伝えのある七種の草です。
日本で一般的な家庭に生まれ育った環境ならば、一度くらいは目にした・耳にした・口にしたことのあるこの「七草」ですが、それを全然しらない子がひとりいました。

もう一度赤石家でしあわせな子供時代から育ち直すことになった、幼SD「こぴと」です(名前は便宜上)。
(本当は大きい十蔵を作りかけていたのですが、今回の七草には間に合わないので、こぐま十蔵が代わりに出ています。大きい十蔵のお披露目もできるだけ早くにいたします)












くいくい(お袖引っ張り)
こぴと「十蔵、なあ」
こぐま十蔵「ん? どした?」
(十蔵はこぐまもSD13のどちらも、こぴとを名前で呼べないイメージです。「コピー」とは口が裂けても言いたくないし、「伊達」は組長でオリジナルの方を呼ぶ名前。だったら「おみと」と呼んであげても良い筈のに、なぜかそのことばがうまく音にならず、いつもいつも「なあ」とか「おい」とか、そんなことばでよんでしまうのです。)








あれ、なんだ?
こぴと「あれ、あの草。一杯ならんでるやつ、なんだ?」
こぐま十蔵「あ? ああ、あれか。あの草はな……」








七草、っていうんだぜ
こぐま十蔵「七草、っていうんだ。七種類の草。1月7日になると、刻んで粥に入れて喰う」
こぴと「ななくさ。そうか……」
こぐま十蔵「その辺に生えてる草だけど、名前もいちいちついてるぞ。右から、
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」








これぞななくさ
こぴと「でもあれ、小さいかぶとだいこんにしか見えないぞ」
こぐま十蔵「蕪と大根で合ってるよ。昔の言い方でそう言うんだ。蕪をすずな、大根をすずしろってな」
こぴと「そうなのか……で、その粥食うと、強くなるとか何かあるのか?」








昔、母の声で聞いた詩。

こぐま十蔵「正月に飲み過ぎたり、食い過ぎたりしたハラを休めるのと、あと、これを食うと1年病気をしないって言うな。今夜はお前もちゃんと食うんだぞ?」
こぴと「……うん」
こぐま十蔵「刻むときにな、うたを唄うんだ。魔除けのうた。
 ななくさ なずな とうどのとりが にほんのくにに
    わたらぬさきに なずな ななくさ はやす ……って言う、な」










やさしい、時間。
こぴと「十蔵、結構いい声してたんだな。……もっと、歌ったらいいのに」
こぐま十蔵「いいよ、俺は。……獅子みてぇに器用でも万能でもないしな。
 お前だけが知ってればいいよ……おみと












ななくさ なずな とうどのとりが にほんのくにに
    わたらぬさきに なずな ななくさ はやす♪
















此処までお付き合い下さり、ありがとうございました。



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