自縛の故意











剣さんからの謎の呼び出しを受け、律儀にも出向いてきた赤石剛次(ミニ)。
桃の手には何やら不穏なものが握られておりますが……?
注:いつもとちみとのキャラが違います。今回に限っては「カワイイちみと」ではなく、「ミニ伊達」設定なので其処のところどうぞよろしくです。



先輩、良く来て下さいました!
ミニ剛次「こんなところにわざわざ呼び出しやがって、何の用だ、桃」
桃「先輩ーv お忙しいのにお時間取らせてすみません☆ 大事な、だぁいじな贈り物があったものですからーv」










ご託はいいからさっさと
ミニ剛次「余計な前振りはいいから、その大事な贈り物ってえのは何なんだ。……ものに寄っちゃあ叩き返すぞ?」
桃「やだなぁ先輩、俺が先輩にそんな訳のわからないもの差し上げるわけが無いじゃないですかーv」
ミニ剛次「(……今まで充分訳のわからねぇもの寄越してる癖に……)」










じゃあ手っ取り早く
桃「む、先輩ったら何か不穏なことを考えてますね?」
ミニ剛次「……んな事ぁ無ぇ。……で?」
桃「んー、じゃあ手早く済ませましょうね。はい、バレンタインプレゼントv 俺からの先輩用特別仕様です♪」










どうにもこうにも胡散臭い
ミニ剛次「何だ、この物騒な鎖は」
桃「引っ張ってみれば解りますよぅv 絶対に先輩が喜ぶこと請・け・合・いv」
ミニ剛次「お前が請け合っても信用ならねぇが……妙な生き物じゃあねえだろうな」
桃「大丈夫! 生き物には間違いないけど、妙じゃないことだけは確かです。あ、でももしかして状況次第では凶暴化する可能性がありますけど、先輩なら宥められるから平気☆」
ミニ剛次「あぁ?」









では行ってきまーすv
桃「では俺はこの後豪毅と約束があるので、残念ですが此処でさよならです。
  お名残惜しいですが行ってきますね。では先輩、しばしのお別れです。ザ・グッバイ☆」
ミニ剛次「あってめえ待て桃、この野郎!」









……何だ、こりゃあ
ミニ剛次「妙じゃねえ生き物とか抜かしやがって、一体何寄越しやがったあいつは……(ずるずる)」
ミニ伊達「痛ぇな、引っ張んじゃねえ!」
ミニ剛次「お前、何でここに……?」
ミニ伊達「おれが知るか! 桃に呼ばれて行ったら、いつの間にかこんなんなってたんだよ!」









凶暴化した獣?
ミニ剛次「成る程、凶暴化とはよく言った……じゃねえ、お前、何でこんな土色の学ラン着せられてんだ」
ミニ伊達「桃が、着替えろって言うから……着替えてたら、後ろから襲われて……」
ミニ剛次「(……あ、土色じゃなくて、ひょっとしてチョコ色って意味なのかこれ?
     とんだ災難だったな。……怪我はねぇのか」
ミニ伊達「……無ぇ、から、あっちいけ」









容赦のない束縛
ミニ剛次「何だ伊達、てめぇ一人じゃ解けねぇだろうが、こんなぐるんぐるんに容赦なく縛られやがって」
ミニ伊達「うるせぇ、見んなよ! ……今日だけは、手前ェは俺を見るんじゃねぇ」
ミニ剛次「意地張ってんな、莫迦が。……ほら、こっち向け」









この傷痕が
ミニ伊達「……」
ミニ剛次「明日が15日だからって、ンな自棄になってんじゃねえよ。……この傷は、もう屈辱の痕じゃねぇだろうが」
ミニ伊達「……うる、せぇ」









忘れさせはしない
ミニ剛次「俺がつけなおした、約束の証(しるし)だ。……何なら、もう一度抉ってやろうか?」
ミニ伊達「……赤石……」
ミニ剛次「まあ、取り敢えず鎖と紐外してやるから。……そっからゆっくり考えろ。一人で居ても、碌な事にならねぇ、こんな日は特にな」









背に在る温もり
ミニ伊達「……ふぅ、ひでぇ目に遭った。……あちこち無理矢理縛られたせいで、関節がぎしぎしいってやがる」
ミニ剛次「そりゃあ、あんだけ無茶な縛られ方してりゃあな。……桃も、色々と気を遣ったんだろうよ」
ミニ伊達「……アレでかよ」
ミニ剛次「ああ、アレで総代だからな」
ミニ伊達「取り敢えず、手足のしびれが取れるまで、背中貸しとけ、赤石」
ミニ剛次「っったく仕方のねぇ野良猫だなァ? この我が儘ものが」
ミニ伊達「……るせぇ、責任取れ、責任」
ミニ剛次「わかったわかった、好きなだけ此処に居ろ」









そんなわけで、2月14日は15日の前の日ですよと(当たり前ですが)。
MDMAの小説に準じた作りにしてみました。ツンデレ伊達ですみません。

ここまでお付き合い下さりありがとうございました!









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