まずは下の写真をご覧下さい。これらは壁紙ではありません。全て3Dグラフィックで描かれた仮想現実の世界です。つまりこれらの世界の中をカーソルキーやマウスを使って自由に動き回る事ができるのです。

仮想空間は数種類用意されており、室内にはさまざまな家具や電子機器などが置かれています。例えば、液晶ディスプレイをクリックすると“マイコンピュータ”が開き、スピーカーをクリックすれば“ボリュームコントロール”が起動するといった感じです。

また、壁に掛けられた額縁には、好きな画像を表示させたり、机の引き出しやパネルにアプリケーションを起動させるショートカットを割り当てることも可能です。

つまり、本来のデスクトップ上で実行可能な操作を全てこなす事ができてしまいます。様々な操作ボタンが3D空間に配置されている事で、場所を覚えやすく各機能に直感的にアクセスできる事から、実に機能的とも言えます。

その他にも、仮想空間の中は時間が流れており、昼から夜へと自動的にアニメーションが変化したり、外から鳥のさえずりが聞こえてきたりと実に細かな配慮がなされています。

PCでの作業に疲れたらバルコニーに出てバスケットボールのシュート練習をするミニゲームをしたり、屋上に登って周辺の景色を堪能したり、椅子やテーブルといった家具の配置を自由に変えてみたり・・・まるでデスクトップの中のもう1つの自分の家や部屋に移り住んでパソコンを操作している気分にひたれます。

更に驚く事に、この仮想空間は通常のデスクトップ画面のように個性溢れるオリジナル空間へとカスタマイズ可能です。

カスタマイズできる項目も豊富で、壁や床の材質、色、模様は500種類以上、リアルな3Dアイコンが約60種類、外の景色や空に至っても170種類以上もの空間を選択できます。（素材の数は日々増加しています）

従来のデスクトップカスタマイズは平面世界であるのに対し、バーチャル空間のカスタマイズは３次元の世界です。テーマを変更すると一瞬にして空間の世界観や雰囲気が豹変します。皆さんも是非、この究極のカスタマイズを体験してみて下さい。