生物部部長行方不明事件
 最近見えなくなった生物部の部長を探せ、という命を受け、生物実験・飼育室に潜り込んだありすとなつき。水槽が林立し、熱帯魚用のライトが明滅する怪しい部室の奥からぬらりと現れたのは、巨大なタコと化した部長だった。
 「タコは良いですよ、タコは。最高です。」
 「タコは最高の知的生物です。世界はタコに支配されるべきなのです。」
 なぜだかタコ信奉者になっている部長は、巨大なタコを引き連れて二人に迫る。
 「しかしまだ人間に反旗を翻すときではありません。この姿を見られたからには、二人を始末します。」
 部長の触手がありすに迫る。とその時、触手の1本がありすの胸に触れた。
 「・・・始末する前に、少し楽しむのもありかもしれないですね。」
 「そちらもやりなさい!」
 ありすの胸を弄び始めた部長は、大蛸たちに残ったなつきを襲うように命令する。
 「なんでこっちは普通のタコなんっ!?」
 3匹もの大ダコに囲まれ、触手の洗礼を受けるなつき。24本の触手が好き勝手になつきの全身をまさぐる。
 「やっ、やぁーめえって!」
 すっかり人間らしくなった大ダコが、抵抗するなつきの口をろうとで塞ぐ。
 「そ、それ、口ちがうしっ!!」
 一方、ありすに迫る部長は、女体の神秘に感動し、人間らしさを取り戻そうとしていた。
 「う、う、やっぱり人間もいいかもしれない・・・」
 結局、ありすとなつきの活躍で部長と大ダコの反乱は収められたが、タコに弄ばれたなつきは、しばらく寿司が食べられなかったという。
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