うさぎとかめ
 クラブのジャックが眠りから覚めるとなんだか涼しい格好に…
 「ばっ、バニーガール?」
 と、通りがかりの亀、しかも二足歩行で酔っぱらっている奴が絡んでくる。
 「君はいっつも私をバカにしているが、ここいらで決着を付けようじゃないか!」
 「え?え?なに!?」
 ジャックの狼狽ぶりも意に介さず、亀は向こうの丘の上になぜか刺さっているチェッカーフラッグを指さす。
 「あれがゴールだ。昨日の夜の内に用意したのだ。あそこまでかけっこをしようじゃないか。」
 「え?なんで???」
 「そら、よーい、どん!」
 勝手に始める亀。
 仕方なく走り出すジャックだが、いくら亀がでかかろうが体力自慢のジャックの足にはかなわない。みるみるうちに差が開いていく。
 しばらく進むと休憩に丁度良さそうな木陰が…
 (どーせしばらくは追いついて来れへんやろ。この辺りで一休み。)
 「こんなところで休むとは悠長なことだ。」
 しかし思わず寝入ってしまったジャックに追いついてしまう亀。
 「このまま追い抜いて…いや、今こそ復讐の刃を振り下ろすときなのだ!」
 亀はいやらしい目つきでジャックを見ると、芝居がかった仕草で甲羅の間から頭と同じく長くて筋張った一物を取り出し、バニースーツの股間を開いた。
 「いざ!我が鉄槌を食らえ!」
 寝ているのを良いことに、ストッキングに穴を開けて一物を滑り込ませる亀。ジャックが目覚めたときには、すでにピストン運動が開始されていた。
 「なっっ!なにしてンねん!」
 打たれ強いだけが取り柄の亀は、ジャックの抵抗をモノともせず腰を振り続ける。5回目の射精が終わる頃にはジャックもぐったり、腰も抜かされてかけっこどころではないはめに…
 結局亀はヤルだけヤッてジャックをダウンさせ、一人勝ち。亀がゴールしましたとさ。
 めでたしめでたし?
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