アリス千一夜・ランプの精
 怪しい塔に飛ばされたアリスは、そこに住む魔法使いに盗賊と間違えられ、洞窟に閉じこめられる。あちこちウロウロしている間に、うち捨てられたホコリだらけの宝物庫にたどり着いたアリスは、その中でいっそう光り輝くランプに心を引かれた。
 「なにかここから抜け出す秘密がありそうだわ。」
 そういってランプを手に取ったアリスに、ランプの中から何者かが語りかける。
 「私はランプの精。このランプを擦って頂ければ、なんなりと望みを叶えましょう。」
 言われるままにランプを擦るアリスだが…
 「も、もっと!もっと激しくランプを擦って下さい!」
 ひとしきり射精が終わると、今度はもくもくと怪しげな煙が吹き出してくる。いよいよ魔神の力でこの牢獄から逃げ出せると思ったアリスだが、
 「あら?そのつるんと光っているのは禿頭かと思ったら亀頭だわ。」
 ご主人が女性だと知ったランプの精は、体よりも先に勃起した一物をランプの口から出してしまったらしい。一物で咽び泣くランプの精。
 「不覚!焦って一物がつっかえてしまいました!申し訳ありませんが、なんとかこの一物を小さくして下さるまいか。」
 無理矢理両手までは出しているが、どうやら自分で処理するつもりはないようだ。
 「私をご主人様とか呼んでおきながら、こんなの、召使いが頼めることじゃないわ。」
 アリスの中でもう2回射精して、ランプの精の一物はやっと縮んだ。
 その後、首と足が変な方向に曲がったままで魔神はアリスを洞窟から助け出してくれる。宝物を抱え、アリスはやっともとの世界に帰るのだった。
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