巨大ヒーロー養成学校定時部(2週目)
 一児の母・近江治美は、子どもに手がかからなくなったのを機に何か手に職を付けようと、昔趣味でとった巨大ヒーロー免許を再発効して貰うべく、養成学校へ再講習に通う。だが学費をケチったために、セクハラが堂々と横行する3流学校に入学するハメに。今日もまたタンスの奥から取り出したぴちぴちの練習スーツでがんばる治美に、セクハラ教師の魔の手が迫る。
「建造物を盾にしたり乗り物を武器にしたりする卑怯者がいるが、その中に現地民が閉じこめられている場合、彼らの救助を最優先に考えなければならない。彼らの建造物は往々にしてひ弱であり、万が一にも君たちヒーローが破壊するなどということがあってはならない。」
「植物系の怪獣を始め、触腕状器官を持つ生き物は少なくない。君たちの自由を奪うだけではなく、体内に何かを注ぎ込んだり埋め込んだりしてくる場合もある。同時攻撃に翻弄されず、一本一本冷静に捌かなければならない。」
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「水流放射の技は一見地味だが、災害救助などの際には非常に有効だ。通常は合掌した指先から狙いを定めて放水するが、場合によっては適宜、体の各部から放水する工夫も必要である。」
「効率的に破壊を行うためには身長50メートル前後が適していると言われているが、時には自分よりも大きかったり小さかったりする相手と闘わねばならない時もある。例えば君らをも人のみにする大型の怪獣はやっかいな相手のひとつだ。エネルギーを惜しまず、必要に応じて体のサイズを変化させて闘うことも必要である。」

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