スカイウーマン・リターンズ
 モーストタウンに暮らす平凡な1児の母、レイチェル。実は彼女は超能力を持つエネラルド星人と地球人とのハーフであり、一時期、スカイウーマンとして地球の平和を守ったスーパーヒロインであった。今はスーパーパワーを封印し平穏に暮らす彼女だったが、街中の子ども達が誘拐されるという事件が起き、現在対抗できうる唯一のヒーローとして、また1児の母として、再びスーツに身を通す決意をする。
 レイチェルがスカイウーマンとして活躍したのはまだティーンエイジの頃。当時は単なるへそ出しチアガール風だったコスチュームも、結婚して肉付きの良くなってしまった今となっては半チチ半ケツの悩殺スタイルに。しかしエネラルド星人のパワーを引き出すためにはスーツが必要であり、恥ずかしながらその身を晒す。

 子ども達の居場所を探り当てたスカイウーマンだったが、愛する息子を人質に取られ、闘うことが出来ない。反撃の機を失したまま、クラン・オブ・ダウンゴースツの若者達によって嬲りものにされる。
 「いいざまだな、スカイウーマン。」
 力なく横たわっているスカイウーマンに、怪しげな機械が近寄ってくる。
 「そ、その声は…まさか…」
 ドーム状の水槽に浮かんだ脳味噌が笑い声を上げる。
 「そう!私はメタルトロン。私こそが科学。久しぶりだな、お嬢ちゃん。私は滅びぬよ。」
 
登場犯罪者
クラン・オブ・ダウンゴースツ
 ファニーな幽霊を逆さ被りにしたような頭巾がトレードマークの犯罪集団。若者が中心の無頼集団だったが、最近、統制が取れ、犯罪の規模も大きくなってきた。
メタルトロン
 本名、ラットン・ゲーブル。マッドサイエンティスト。
 ライトブリンガーズ(スカイウーマンが現役時代に所属していたヒーローチーム)によって追い詰められ、実験室の爆発で瀕死の重傷を負ったラットンは、自らの開発した巨大なコンピュータに脳を繋ぐことで生きながらえた。自由になる手足がないため、大小の犯罪者集団を操る影の総裁として多くの犯罪を指揮し、その後もライトブリンガーズと熾烈な戦いを続けた。
 スカイウーマン引退後にコンピュータごと滅ぼされたはずであったが、今回、新たなボディを得て復活を遂げている。

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