姫と嬢の予備軍(ある特殊なケース)外伝

マグ朗隊員よりの投稿

マグ朗特捜隊隊員レポート

今般、聞き及んだことに、びっくりしたことがある。
その話とは、同衾したタニヤ嬢と、そのルームメイトに纏わる話である。皆様方に とっては取るに足らない話だとは思うが、私にとっては興味津々の話であった。少し ばかり、ここで披露させて頂きたい。
なお、これからは、あくまで私の独断でとらえたものであるから参考までに願いた い。

我々の接することのできるタイ人女性が、友人とルーム・シェアをするというのは、何も珍しい話ではないであろう。地方から首都へ出てきて、資金不足であれば部屋代を浮かすことができるし、同郷人であればメトロポリス・バンコックでの孤独感に苛まれることはない。

その嬢とルームメイトの話になったきっかけはこうだ。
ホテルで一戦前に話をしているとき、嬢の携帯が鳴った(ちっ、オトコからかよ??)。話し終わると嬢は、何の気なしに携帯を見せ、「プアン」と言う。そこには友人女性らしき画面が出ていた(器量はフツー)。話を聞くと、3人でルーム・シェアをしているが、1人は郷里(後にチェンマイと判明)に帰っており、嬢は私と一緒にお仕事中(笑)。残った1人が独り部屋に居るので寂しいらしく、今から行っていいかとのことだった。流石に嬢は断ったらしい(仕事はしっかりネ)。それから、今郷里に帰っているという女性の写真も画面で見せてくれた(こちらは、ナカナカの美形)。私はてっきりタニヤ勤務の友人と思い込み、「お店はどこ?」と尋ねた。すると「チャオプラヤー」。えっ?「アップ オップ ヌァット、ルーチャック マイ?」。って、そっちの方が得意だよ。一応言葉を知らないふりをする。「行ったことある?」とも追加質問されたが、否定した(実際に私は、J-One と チャオプラヤーVには行ったことはないので100%嘘ではない)。うら若きタニヤ嬢から「アップ オップ ヌァット」と言う言葉を聞くとは思いませなんだ!
「マッサー・パーラー」だったらともかく、「アップ オップ ヌァット」とわっ!!日本のキャバクラ嬢が「トルコ風呂って知ってる?私のルームメイトはトルコ風呂で働いているの!」と言うようなものだ(違うか!?)。

話は続く。ルームメイトは2人とも「チャオプラヤー」とのこと。嬢はイサーン(サコーンナコーン)の出身ということは知っていたが、友人の1人はイサーンでもウボン・ラチャタニー、ましてもう1人はチェンマイ出身だという。なぜ郷里も違い、職種の異なる姫と嬢が、ルーム・シェアをしているのだぁ??私は素直に聞いた。

「どうやって友達になったの?」
「前の職場で一緒だったの、パン屋で働いていたとき」

おおっ、確かにタニヤ勤務の前は某所(有名な繁華街)でパン屋に勤めていた話は前回聞いていた。パン屋で働いていた期間は定かではないが、タニヤ勤務になった経緯も少し聞いたと思う。
しかぁし、3人ともパン屋から姫と嬢への転身とは、ギャップが大き過ぎやしないかいっ?(大きなお世話かしらん?)1つの店から3人だよ、3人!それも3人とも若いんだよぉぉぉ〜!!そのパン屋って、姫と嬢の養成所??予備軍ばっかりぃ??
(って、そんな訳ねぇだろ!!])

それ以上、この件について話すのは止したが、「アップ オップ ヌァット」という言葉と、パン屋からの3人転身は頭の中にこびり付いたままだった。

皆様方もバンコックに滞在している時、なにかかしらは購入するであろう。食料品、お土産、日用雑貨、衣料品etc。場所も道端の屋台から高級デパートまで様々であろう。そんな時に売り子の女性に対して、「おっっ!この娘、イイ線いってるなぁ?」と、邪な想いを抱いたことはあるまいか?その想いが実現することを期待したりしたことはあるまいか?
皆様方が、たった今買ったばかりのパンを売っていた売り子の女性が、明日の夜には、皆様方の隣に腰掛けて水割りを作っているかもしれないし、金魚鉢の中から微笑みかけているかもしれない…。

    
    
本文とは関係ありませんが、パン屋(?)です      本文とは関係ありませんが、某MPの建物です

マグ郎

発行日 2005年12月25日

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