パニック・イン・MBK

マグ朗隊員よりの投稿

マグ朗特捜隊隊員レポート
マーブンクロンセンター(MBK)、皆様も何度か足を運んだことがあるであろう。
タイ関連の書籍にも古くから登場し、いろいろなエピソードを提供してくれた、古き良き時代の古典的デパート(とは言わないな…)である。

あの混み入った売り場と雑踏、そして複雑なエスカレーター配置のデパート内で、「火事なんか起たら、どうなるんだろう?」と考えたことはあるまいか。考えたことがあったとしても、それは脳内の話。現実ではありえないことと認識してしまう。よもや自分が天使の都の真々ん中で、危険な目(女性関連のトラブルは除く)に遭うとは思うまい。

それが、わずか2泊しかしない、今回の渡タイ時の我が身に降りかかろうとは誰が予期できようか。そう、タイ暦2550年4月21日のMBK火災である。間の悪さ天下一品の私は、その場に居合わせた。

H系の話ではないが、その状況をお話したい。
なお、これからは、あくまで私の独断でとらえたものであるから参考までに願いたい。


4月21日の土曜日、私は映画を観るためにMBKに居た。12時を過ぎた頃だと思う。
13:40から開始の席を予約し、開始時間までの時間つぶしのため、同フロアにある「Swensen's」でお茶をしていたときだった。「8番ラーメン」のところに煙が充満しているのを目にしたので、何かと思い席を立って見に行った。するとそこには既に野次馬がおり、「8番ラーメン」はもぬけの空。その隣の「DAIDOUMON」の電気が消えており、煙の元だと判った。ノー天気な私は、フツーに写真を撮って席に戻り、見てきたことを嬢に告げた。


 

 

 

特段どうというわけでもなく、嬢はマンゴーアイスを食べ続ける。向かいの「MKスキ」には窓越しにお客さんが見え、なんともないように食事を続けていた。
少しして、人が集まり出したので、もう一度「DAIDOUMON」の前に行き写真を撮る。消防隊と思われる人が中に入っていく。「ただのボヤだろうな。」


 

 

と軽く考え、再び席に戻った。すると、「Swensen's」の店員が、「電気がおかしくなるもしれないから、先に会計してくれ」(嬢からのヒアリング)とのことだったので、フツーに会計。全員分の会計が終わると、なんと、店員が店を閉め始めるではないか?「んん?なんで?」

心なしか、煙が漂ってきたような気がするが…。すると、野次馬連も他店の店員も、我々の前を通り、わらわらとエスカレーターの方へ向かっていく。なんとなく不安になり、我々もエスカレーターへ向かった。確かに7階から降りるエスカレーターは混んでいたが、その時点では、7階に上ってくる客も居たのだ。

その後、5階まで降りただろうか?ブラブラしながら、嬢曰く「1ジ 40フン マデ マツ ナ」。当然の如く、映画を見るつもりでいる我々。それから私が「バンコック・ベリー」によりトイレに行きたくなったため、少しばかり、中座させてもらった。

私が個室から出ると、トイレの中には誰も居ない。おやっと思い、駐車場側の出口を見ると、駐車場から出る車で渋滞している(そこでも気にせず一服していた私)。


 

振り返ると、出口近辺で、オロオロしながら嬢が私を捜していた。
「スグ 二 デル ナ!」
MBK店内では、店仕舞中の店舗と、既に閉店した店舗が目に付く。たしかにこのフロアにも煙が充満してきた。客も当然エスカレーターに殺到していた。足早に我々もエスカレーターに一目散。押し合い、圧し合いの一歩手前ぐらいのエスカレーター。万が一躓いていたら、マズいことになったとは思う。


 

 

 

命からがらという訳ではないが、内心ヒヤヒヤもので無事出館が叶ってパヤタイ通りに出てみると、そこは人だかりができており、皆、それぞれにMBK火災のことを話していた(嬢よりのヒアリングを含む)。嬢もタニヤ勤務の友人に電話をし、「自分はアイスを食べ、マグ郎は写真を撮っていた」と言うと、「あんた達2人は馬鹿だ」と言われたという。

すぐさま消防車が数台やってきたのは見たが、人だかりは全く解消せず、道路の反対側では野次馬でごった返していた。


 

 

大した火災ではなかったようだが、当日MBKは閉鎖。
もう少し早い時間に始まる映画を選んでいたら、一体どうなっていたのだろう?考えると、ちぃと恐ろしい。

火災なんぞはレアなケースだとは思うが、命あっての物種。バンコクでH最中に腹上死するならネタになるが(ならねぇって!!)、火事で焼け死んだとなれば、シャレにならない。
皆様にも、いつなんどき降り掛かるかしれない旅行先でのトラブル。コンティンジェンシー・プランは、必ず準備しておくべきであろう。

マグ郎

発行日 2007年4月29日

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