ラチャダーの本拠地を探せ!

kii隊員よりの投稿

kii特捜隊隊員よりのレポート
全集の皆さんはタニヤ通いの方が多く、宿泊はどうしてもスクムビット中心のようであるが、ラチャダーも捨てたものではない。同じレベルのホテルやSAなら、確実に割安である。タニヤやスクムビットへは夕方の渋滞という弱点はあるが、夜も更ければ帰りはタクシーで何ら問題はない。空港からのアクセスも抜群だ。深夜着ならものの20分、いちいちタクシー代を気にすることもない。私はタイ在住の友人がいるが、彼がクルマで迎えに来てくれる便もいいし、何より私の愛する古式マッサージ、MPの宝庫というのが決め手である。

最近、ホイクワン駅近く(というより『ナタリー』の裏)のパラッツオが多かったのだが、このところ「旅ランド」さんで1000Bだったのだが1200Bになってしまい、逆にお隣のエメラルドが1620Bで出ていたので、試しに泊まってみた。言わずもがなのラチャダーのランドマーク。遊びにはうってつけである。以前なら2000B以上はしたはずなのでお買い得であろう。

     
   エメラルドホテルの8階の部屋と部屋の窓からの外の眺め。

部屋は8階。コネクティングルームだがパラッツオとは違い、隣の物音はほとんどしない。古臭いといえばそれまでだが、清潔でオーソドックスな部屋。セーフティボックス、日本人には嬉しいバスタブがある。古式のオイルやMPに通う私には無用の長物だが。(笑)

部屋からの眺めはご覧のとおり(上画像右)。ご存知の方には釈迦に説法だが、シーザーの威容、サブウエイ、ナタリー、エマニュエル、ハイクラスなどの裏側が丸見えである。ここなら監視活動も万全、サブウエイのオネイサンたちの食事風景も見える。

デスクには超高級MP「THE LOAD」のパンフレットが…!系列なのか?懇切丁寧に日本語の記述もある。女性がチェックインしたらどうするのであろうか?「MASSAGE & SPA」などと謳ってあるので、予約してしまうのではないか?

    THE LOADのパンフレット


チェックインは流暢な英語を話す若い女性がにこやかに対応、「〜sir」とつける丁寧さ。これは他の従業員もそうであった。ここらへんパラッツオよりは確実にワンランク上である。
一緒にチェックインしていた、いかにも!な日本人の3人組には「お友達を連れてこられた時は1000Bいただきます」と言っていた。私には何も言わなかった。JFサービスなのか?私は「お友達」は部屋に呼ばない主義なのであるが、性癖を見透かされていたのであろうか?それとも、金持ちに見られなかったのであろうか?いやいや「このお客さまは紳士でいらっしゃるから」と思ったからに違いない。

    パラッオよりワンランク上?


このホテルは「ホテルっぽさ」がちゃんとあって、フロントやレストランでの対応や、ベルボーイたちもきちんとしていて好感が持てた。SAもブティックホテルもいいのだが、この「ホテルらしさ」っていうのが私は好きだ。マンションのショールームみたいなロビーより、色々な人が集っているのがホテルらしいと思っている。まあ、騒々しい国の方々があまり多いのは勘弁してもらいたいが。

特筆すべきは朝食のおいしさである。ごくオーソドックスなブッフェながら、どの料理もきちんとおいしくいただいた。私のお気に入りは豆乳(ナムタオフー)とバートンコーである。毎朝食べていた。卵を焼くコックや、白米、野菜、ヨーグルトなんかはもちろんデフォルトである。騒々しい方々も広々としたレストランに散らばれば、何ら問題はない。

    エメラルドホテルの朝食は悪くない。


歩道橋を渡れば、ランナム通りにある名店「クワン・シーフード」の支店もある。オースワンは絶品である。ソンブーンもあるが、高いので隊員たちにはこちらをオススメする。

    オーンスワン


もちろん少し歩けばホイクワンの夜の市場があり、もっと気軽な屋台飯も食えるし、仕事帰りのMP嬢たちにも会える。フルーツなどバカみたいに安い。

    市場で買うフルーツは安い。

交差点のところにある神様には、昼夜問わずお参りのオネイサン?が絶えない。

    交差点にある神様。


私は最近、古式に良く行く。すぐ近くの「サブウエイ」もいいのだが駅近くの「VIP」がオススメだ。もちろん雛段はあるのだが、普通にマッサージを受けたければそれでもいいし、マッサージ中に「どうする?ヤルのか、ヤラないのか?」という、おのれ自身の葛藤、オネイサンとの駆け引きがなんともいえない。オイルマッサージの部屋にはシャワーもあるので衛生面でもOKだ。

MPでは「コパカバーナ」が贔屓なのでちょっと遠いが、「ハイクラス」は安くてオススメだ。けっこう良い娘がいる。造りはボロいが、ホテルから裏側を見れば、どの店も変わらないというのが良くわかるであろう。「ナタリー」なんてペケである。(ナタリー・ファンの隊員、すまぬ)

どうだろう。「エメラルドホテル」。ラチャダーの拠点としては最高だと思うのだが。「ロンレーム・エメロン!」と叫べばタクシーの運ちゃんもよく知っている。入り組んだ路地にあるSAに帰るのに苦労した隊員も多いのではないだろうか。地下鉄を使えばバンコクの中心部へも思いのままである。アソークやシーロムへ一発で出れるのも便利だ。

では「パラッツオ」ではダメなのか?「チャオパヤ」はどうなのよ?安いなら「ワタナ・マンション」もあるぞ!という意見、ごもっともである。決定打をお教えしよう。
CAマニア(笑)にはうれしい、日系キャリアの定宿というのはどうだ?彼女たちは件の「クワン・シーフード」やパラッツオ前のセブンイレブンに出没する。以前、深夜便で着いてすぐ買出しに行ったら、私の列を担当したCAにばったり出会って、運命を感じたこともある。(笑)彼女たちは1日休んで日本へ帰るそうである。この甘い勤務体系も、業績不振に一役買っていたのだろうか?(残念ながらコンタイはいない…)
私は今回、パラッツオ横のマッサージで彼女たちを両側に従えてフットマッサージを敢行した。(笑)たんに後から来た彼女たちに挟まれただけであるが。

タニヤ遊びにはちょっと食傷気味の隊員の方々、たまにはラチャダーもいいぞ。
ちょっと古さが目立つが、建物もデカいし、それなりの格式はあるし、パラッツオよりは明らかにワンランク上のホテルである。400Bの差を払っても私はこちらを選びたいと思う。ホテルにはそれぞれの思い入れがあるし、人によって優先順位が違うので自分の好みを押し付けるわけではないが。ご意見を待つ。

なお、この報告は「マグ朗」隊員へのオマージュである。彼の「ラチャダー特捜隊」に触発されて、ラチャダーへの郷愁を募らせているのである。マグ朗隊員の次回のレポートをよろしくお願いする次第である。


kii


【隊長よりのコメント】

kii隊員、ご苦労であった。特捜隊隊員として念願のデビューであるな。
ラチャダーの本拠地を探せ?つまり、エメラルドホテルが良いということを伝えているわけである。全文を読まなくては、タイトルの意味が不明かもしれないが、まだ駆け出しの二等特捜隊員であるからやむなく、今後の活躍に大いに期待させて頂きたく思う。
マグ朗上等隊員も見ていてライバル心を燃やすであろうか?

私も5年くらい前以前は、タニヤで遊んでMPで、という訪タイプランを立てることが多かった。エメラルドホテルもさんざん泊まった。部屋はぼろいようにも思えるのだが、さすがに4つ星クラスということで、ロビーがだだっ広くて高級感がある。平成初期の高級ホテルをイメージした。それでいて値段が手頃なので良く利用した。JFが無ければ、今でもお勧めできる大型ホテルであると思える。パラッオも良く泊まった。ここも値段相応より、かなり安く感じる。JFも無しというより、素通りな・・・・ 比較は趣旨によってまちまちであるだろうが、どちらもスクンビットのホテルよりは割安感があるのがうれしいと思う。いかがであろうか?


発行日 2010年1月30日

メニューに戻る    トップページに戻る

カウンター