ス カ ト ロ 注 意 むい女体化 問題ない人だけ読んでください 有一郎生存if時空
こんにちは、時透無一郎です。
この頃すこし兄さんが変です。
日々のまぐわいの中で、今まで使わなかったおしりの……穴を愛撫したり指を入れたりしてきます。
そんな不浄なところを兄さんに触らせるのは嫌なのだけど、兄さんが求めている以上は差し出さないと。
今週は拷問の訓練もあるし、まちがいなく兄さんはおしりの穴を責めてくるでしょう。だったらせめて僕の側で用意をしておかないと。……と、思ったのですが、しくじったかもしれません。
「おなかのなかをきれいにしたい」と胡蝶さんに頼んだら、便秘薬と浣腸液が大量に送られてきました。僕は体内に入れても大丈夫な石鹸的なものを想像してたのですが、説明が悪かったのか相談した相手がよくなかったのか。
お通じで悩んでるわけじゃないんです。兄さんが毎日おいしくて栄養たっぷりの食事を作ってくれてるし、鍛錬で体もよく動かすから健康そのものです。だから拷問の訓練にも耐えられるだけの体はできています。ただ、今回は場所が悪いです。兄さんが僕の大事な部分をなめたりしゃぶったりするように、後ろの穴もそうさせるわけにはいきません。これが鬼とか破落戸ならむしろ腹痛でも起こせと念じるところですが、大事な兄さんをそんな目に合わせるなんて考えただけで憂鬱になります。
やっぱりここは僕がひと肌脱がないと。
今回は訓練を受ける前にお風呂で念入りにきれいにして臨むことにします。金曜の夜、僕は兄さんに断って先にお湯を使いました。おしりの穴を洗うのは初めてだけど、大丈夫でしょうか。ねんのため新しい石鹸をおろして使うことにしました。体を清めたあと、たっぷり石鹸を泡立てて後ろの穴へ指をすべらせます。
「ん……」
ぬるんと中指の第一関節まで入れることができたけれど、そこから先が異物感がすごくて受け入れられません。もう少し奥、せめて指が全部入るようにしないと洗えないのですが。僕は深呼吸をしたり、角度を変えたりして調節しましたが体のほうは頑固です。
「……ん、ん……」
いっしょうけんめい出したり入れたりしているうちに、なんだか変な気分になってきました。ちょっと気持ちいい、かもしれません。乳首に手が伸びそうになったからあわてて首を振ります。これは兄さんを守るためだから。ここをきれいにしておかないと何が起きるかわからないから。兄さんが変な病気になってしまったりしたら最悪です。でもすこしずつ飲み込みが深くなっていくにつれて妙な感覚がうずいて止まりません。何もしていないのに両の乳首がツンと立ってじんじんしてきました。ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、僕は自分に言い訳しながら空いた方の手で乳房をつかみました。
「あんっ」
とたんに走る快楽。乳首がいじってほしいってうずいています。ちょっとだけだから、本当にちょっとだけにするから。僕は荒くなってきた呼吸を押さえ、石鹸にまみれた手で乳首をつまみました。
「ひゃぅ!」
びりっと電気みたいな感触がはしります。それはおなかの奥の方へ流れていって、おしりの穴にまでつながってきました。
「えっ、え、ええ? なにこれ、なにこれえ……」
僕は中指でおしりの穴を抜き差ししながら乳首をいじくります。最初は乳首だけだったのに、だんだんおしりの穴のほうもぞくぞくしてきました。
「ん、ん、ん、んん、んっ」
一定のリズムで両方を愛撫すると体がしだいに高まりはじめました。
「え、あ、あはは、おしり、こうなる、んだ、あはっ、あはは」
兄さんが触っていた理由がなんとなくわかってきました。これ、悪くないかもしれません。だけど頂点にはまだまだです。初めての感覚に振り回され、未知の領域に足を踏み入れて期待しているだけで。
(指、増やしたらどうなるんだろう)
考えただけで体の奥がそわそわしてきました。幸いにも石鹸のおかげですべりはいいです。今度は人差し指を添えて、僕はすこしずつまだ開いたばかりの蕾の中へ指を埋め込ませていきました。
その時。
「おい無一郎! 大丈夫か!」
突然湯殿の扉が開かれ、兄さんが入り込んできました。……あ、どうしよう、ばっちり見られました。
兄さんは氷点下の声で言います。
「湯あたりでもしてるのかと思えば一人遊びの真っ最中か。いいご身分だな」
兄さんを怒らせてしまいました。僕はおしりを兄さんへ向けて固まったまま全身から冷たい汗を流します。
「ち、ちがうんだ。これは。兄さんのためでっ」
「お前が? 俺に? それでなにをするって?」
冷え切った声に湯殿の温度まで下がった気がします。僕はゆっくりと指を抜き、顔を真赤にしながらことの経過をぜんぶ告白しました。兄さんが僕のおしりを気にするようになったこと。でも不浄な場所だから何が起こるかわからなくて怖いこと。兄さんの身の上に起きるかもしれないと思うと、とても見過ごせないこと。
「だから自分できれいにしようと思った?」
「……うん」
兄さんは僕を眺め、おろしたての石鹸を眺め、泡まみれの体をもう一度眺めて、ため息を吐きました。
「嘘は言っていないようだな」
「うん」
兄さんに嘘なんてつけるわけがありません。なんだか変な気分になってしまったのは言い逃れができないけれど、けっして兄さんの目を盗んで自慰にふけっていたわけではありません。兄さんは僕がそれをすることをひどく嫌います。それをしていいのはあくまで兄さんに命令されたときだけです。僕だって兄さんの命令がなければ進んでしたいとは思いません。それよりもやさしいまぐわいに夢中になっていたいです。
兄さんはしばらくなにか考えているようでしたが、なにか思いついたのか湯殿の壁へ身を預けました。
「無一郎、今日の訓練はここでする」
「えっ、あ、はい」
「風邪を引かないよう、いまのうちに風呂へはいって体を温めておけ」
「はい」
僕はおとなしく体を流して湯船につかりました。あたたかいお湯に肩までつかっていると、さっきまでの変な気分も湯気と一緒に散っていきます。兄さんはその隙にいったん湯殿を離れました。そして帰ってきた兄さんは見覚えのある木箱を抱えていました。あれです、蝶屋敷から送られてきた大量の便秘薬と浣腸セットです。たしかに特に隠す必要もないかと、僕と兄さんの部屋の押し入れへ放り込んではいましたが、どうしてそれを。
きょとんとしている僕を、兄さんは手招きしました。
「これから拷問の訓練を始める。耐えてみせろよ、無一郎」
「はい」
これで何をするのか頭の中が疑問符でいっぱいだったけれど、呼ばれた僕は素直に湯船から上がり、兄さんの前へ正座しました。兄さんは湯呑に清水を用意し、僕の口をむりやりあけさせると便秘薬をごっそり放りこんできました。薬物特有のにがみが口の中いっぱいに広がりました。
「飲め」
口元に湯呑が押し付けられました。僕はそれを手を使わず、兄さんが与えてくれる量を飲み干しました。それにしても苦いです。後味が舌の上にいつまでも残っています。良薬口に苦しといっても限度があるんじゃないでしょうか。それに、僕がべつにお通じで困ってるわけではないと兄さんも知っているはずです。意図がわからないまま、二杯目、三杯目を飲まされました。そうしているうちにおなかのあたりがはってきました。今すぐに、というわけではないですが、落ち着かない気分です。兄さんが僕のおなかをつま先でぐっと押しました。
「あの」
「なんだ」
「いや、えっと、その……」
「言ってみろ」
「……おならがでそうだから、厠に行きたいです」
「屁ぐらいここでしろ。今なんの時間だと思ってる」
「……はい」
兄さんは僕のおなかをマッサージでもするようにつま先で押し続けます。あう、本格的に、おならがでそうです。おしりのまわりに神経が集中して、無駄だとわかっていても穴をしめつけてしまいます。僕はなんとかして耐えようと体を左右に揺らしましたが、それがまたおなかのはりを煽っていきます。
ぷうぅ。
聞きたくなかった音がして、おなかがすこし楽になりました。同時に僕はうつむきました。恥ずかしくて顔から火が出そうです。よりによって兄さんの前ではしたない音を立ててしまうなんて。
「効いてきたようだな。次の段階に移る。四つ這いになれ、ケツを向けろ」
「は、はい」
僕は獣のような姿勢でおしりを兄さんへ向けました。ひとりで洗っていたところを見られたのを思い出して恥ずかしさに拍車がかかります。何をされるのかわからず不安な思いでいると、いきなり冷たいものが僕の後ろの穴へ押し付けられました。驚いて振り向くと、兄さんが大きな注射器のようなものを僕のおしりに押し当てています。中になみなみと注がれているのはおそらくきっと……。
「に、兄さん。汚いよ、やめ……」
「耐えてみせろと言ったはずだ」
ずにゅ。注射器の切っ先が僕のおしりの奥へねじこまれます。同時に冷たい薬液が一気に放出されました。
「……っ!」
これは訓練、拷問の訓練です。どんな恥辱を受けようと折れない心を作る訓練です。兄さんは容赦なんてしません。耐えなきゃ。いつもみたいに、なんでもないふりをしなくちゃ。僕は拳を握りしめ、奥歯を噛み締めました。おなかのなかがすごい勢いで征服されていきます。下腹部を中心に痛みが僕を襲います。ぐりゅぐりゅと腸がうごめいているのがわかります。
「よし、まずは一本。調子はどうだ無一郎」
「ふ、ふぅ……平気、このくらいっ」
「二本めも行けるな」
僕はぎょっとしました。あの大きな注射器いっぱいの浣腸液を受け入れているだけでもつらいのに、もう一本だなんて。静止の声をあげかけて、自分で自分の口を押さえました。そんなことをしたら訓練は失敗です。
「は、はい。二本め、くだ、さい」
どうにか呼吸を整え、僕はおなかの痛みに耐えて声を絞り出しました。兄さんは氷のような瞳で僕を一瞥し、また大量の薬液を注射器へ注ぎました。放り出された浣腸薬の小瓶が乾いた音を立てます。
「お待ちかねの二本めだ。苦痛に耐えるのは得意だろう?」
「う、は、はい」
僕は全身から脂汗を流しながら返事しました。苦痛だけなら、たしかに耐えられます。だけどこの腹の奥からせりあがってくる排泄欲。これが曲者です。排泄は人間の三大欲求のひとつに数えられることもあるくらいです。僕はおなかのなかがぐるりぐるりと鳴るのをこらえるのに必死でした。四つ這いはとうにできてなくて、おしりだけを高くあげたまま次の衝撃に備えます。またあの注射器が入ってきました。
ゆっくりと、しかし確実に冷たい浣腸液が注がれていきます。
「……ん、んむっ…んん…ぐ……」
「まだ半分だぞ」
「へっ、へい、き……です……」
僕は食いしばった歯の間からかろうじて呼吸をしました。大量の薬液によってお腹がぽっこり膨らんでいます。無意識に内股になり、おしりが決壊しないよう力をかけます。おなかいたいです。いたいです。泣きたいです。臭くて汚いものが暴れまわってるのを感じます。恥ずかしさなんて感じている余裕はありません。いますぐ厠に駆け込みたいです。目の前が暗くなって息をするのもつらいです。なのに兄さんは三本めの用意をしはじめました。
「これで最後だ。今日は合格できそうだな。だが慢心はするなよ、お前は柱なんだから」
慢心どころか心身ともに限界です。これまでよりさらに無遠慮に注射器がつきたてられました。僕の体温を吸って生ぬるくなった薬液がまたも冷えていきます。膨れ上がったおなかが悲鳴を上げています。たすけて、おねがい兄さん、これ以上は、おねがいおねがいおねがい、ひぎっ。
「仕上げだ。これを全部いれこんだ状態で十五分我慢できたら終わりにしてやる」
兄さんはピンポン玉がつながったような玩具をとりだし、僕のおしりへゆっくりとひとつひとつ呑みこませていきます。アナルビーズというやつだと後で知りましたが、今の僕にはそんなこと真剣にどうでもいいことで、比喩でもなんでもなしに死んでしまうと思いました。
「あ、あ゛あ゛あ゛あ゛」
喉の奥から汚い声があふれ出ていきます。よだれがこぼれましたが、かまってられません。
「なんだその声は。さっきまでの余裕はどうした」
「に、さ…に、さ…も、もう……お、お、おっ、ひぐうっ、うぅ、うっ」
衝動が、こらえきれません。ビーズは大きくて、それがぐりぐりと、だめです。おしりの穴が壊れちゃいます。せっかく、せっかくここまで我慢できてるのに、もうすぐそこまできてる。もうムリ、ムリ、平気なふりなんてかなぐりすてたい、い、う、うぅぅううう、しぬ、これムリ、しんじゃう。
「た、すけ……にい、さ……」
兄さんが深い溜め息をつきました。
「なんだ今日も落第か。つくづくザコだなお前は」
「んほおおおっ!」
兄さんがアナルビーズを一気に引き抜きました。同時に僕のおなかの中のものまで引きずり出されます。たまりにたまっていた汚濁ごと。
ぶしゃあああ、ぶりゅぅ、ぶちゅぶちゅずちゅ、ぶしゅっ、ぶしゅううう。
「あ、あああ、あ……」
しちゃった。脱糞。兄さんの前で。
急激にぺたんこになったおなかがすこしだけ動きました。忘れていた恥辱が押し寄せてくるのに、どうしようもない解放感。それがない混ぜになって、僕は動くこともできません。
「全部出してきれいになったじゃないか、無一郎」
兄さんは僕を抱き上げ、汚れた部分を洗い清め、湯船につけてくれました。僕がぼんやりしている間に、湯殿の床を汚していた臭くて汚いものも処理されていきます。こころなしか兄さんは機嫌よく見えました。
「今日はよくがんばったほうだな。とくべつにごほうびをやるよ」
兄さんが僕を抱き上げ、清潔になった床へ仰向けに寝かしつけました。ああ、兄さん。兄さん、やっぱり大好きです。キスがしたい。ぎゅってしてほしい。頭を撫でてほし……えっ。
兄さんが手にしているのは、まちがいなくあの注射器でした。中身も、たっぷりといれてある……。
「に、兄さん、またなの? やめようよ、ね? ね?」
「腸内洗浄って知ってるか、無一郎」
「やだよもう、おなかいたいのやだ。汚いのもやだ。兄さんが汚れちゃうのがやだ」
「だからいったん全部出させたんだよ。お前はもう中まで全部きれいだから大丈夫だ」
「……やさしくする?」
「やさしくするよ」
そんなことを言われたら股を開くしかありません。
「あっ」
ずにゅり。またおしりの中へ薬液が入ってきます。あ、でも、ちょっと楽です。出し切ったからかもしれません。これなら耐えられるかも。
「無一郎、チクニーしろ、喘いでいいぞ」
「う、うん」
言われたとおり僕は自分の胸をまさぐりました。兄さんへ見せつけるように乳房を揉みながら突端をつねります。恥ずかしい気持ちなんてさっきの脱糞以上のものがあるでしょうか。とにかくはやく気持ちよくなりたいです。ごほうびがほしいんです。注射器をおしりの穴がきゅうと締め付けます。
「おまえがケツで遊んでるのを見たとき、才能あるなこいつと思ったけれど、ここまでとはな」
兄さんはにんまり笑いながら二本めを流し込んできました。
「んぐう……」
おなかがぽてっとしてきました。やっぱり苦しいです。けど、さすがにさっきほどの痛みはありません。からっぽになっちゃったから、そのぶん受け入れるのが楽になったのでしょうか。
「……四本いけそうだな、これは」
「好きにしていいから、兄さん、でもやさしくね」
「するする」
ほんとうかなあ。兄さんは言葉通り四本めをいれこんできました。僕のおなかはもはや妊婦のそれです。
「むー、んんっ、にいさ、くるしい……」
「これで終わりにするから」
「――――――!!」
いきなりのことに僕の体は跳ね上がりました。僕の、おしりの穴に、兄さんの大事なものが。兄さんはそのまま力強く腰を振りはじめました。
「すごいな無一郎、中ぐちゃぐちゃだぞ。初めてなのに根本まで入ったし、やっぱり才能あるよ。これからは後ろもかわいがってやるからな」
「んっ、んっ、んっ!」
「お前はまだよくないだろ? ほら、チクニー続けろ。母乳出るまでもみしだけよ」
「う、うんっ」
兄さんが腰を動かすたびに、お腹の奥がたぷたぷ揺れて変な気分です。おしりずこずこされるのと乳首の気持ちいいのがつながっていきます。
「ん、ふう、んぅ…うぅ…あ……は……」
あれ? なんか、だんだん、頭がぼやっとして体の芯が切なくなっていきます。え、待って、僕、おしりでイッちゃうの? こんなに浣腸されてボテ腹にされて? おなかくるしいのに、むちゃくちゃに貫かれて、なのに、なのに、なんだか癖になりそう。だしたい、おしりからだしたい。このおなかいっぱいたまったものだしちゃいたい。排泄したい。我慢してるとどんどんおしりの穴がきつくなって、そこを兄さんのがずこずこって、あああおしりいい。いいです。他のところをいじめられるのとはまた違った良さ。こんなの兄さんじゃないと味わえないっ。
「兄さん! 兄さん兄さんにいしゃん!」
「むいちろ、そろそろ、終わらせるぞ」
「うん、出させて! おなかのもの全部!」
兄さんが勢いよく引き抜き、僕のお顔へ熱いものをぶちまけました。同時に僕のおしりからひどい音を立てて透明な浣腸液が吹き出します。
「……あ、出る。出ていく。ぜんぶ出る」
「よくがんばったな、無一郎」
「あうっ」
兄さんがぺたんこになった僕のおなかを踏みつけました。最後の名残がおしりから吹き出します。そのままくたっと僕は意識を手放しました。目覚めると僕はお布団の中でした。
いい匂いが漂ってきます。さっそく起き上がって布団をたたむと、もう朝の膳ができていました。
「いただきまーす」
「たくさん食べろよ無一郎」
兄さんが機嫌よくおひつからごはんをよそってくれます。
「そうそう。アレ、蝶屋敷に追加注文しておいたからな」
「アレ?」
思い当たった瞬間、僕はゆでダコみたいに真っ赤になりました。
……しばらく訓練はあれが続くみたいです。