4日目。
柳生と話しているとがっくんがやってきました。
「よう、朝っぱから熱いなお二人さん。見事なバカップルぶりだぜ」
がっくん…すごい言いたい放題です。でも中学生ってこんな感じでしょう。
「「む…向日くん。今の発言はいただけませんね」
こんな中学生いないよホント。
そしてたしなめる柳生、全然悪気のないがっくん。
二人の間には確実に相容れないバカの壁が存在していました。
「いいでしょう。この場は引き下がりますが、二度とレディに対して失礼のない様にしてください、向日くん」
「あー、わかったわかった。んじゃな」
むぅっとしてる柳生、全く気にもしてないがっくん。
この二人の組み合わせは面白いです。
仁王から好みのタイプを聞き出しました。
「アイツは清らかな女子がタイプだと言っとった」
えっ、それって…穢れをしらない乙女ってこと…?と思いながら続けます。
一緒に薪を拾ったり、ことあるごとに追いかけて話しまくっていたら
「ああ、あなたですか。お待ちしていましたよ」
と言われてしまいます。
「最近、よく私の所に来られる様でしたから…違いましたか?」
なんか自信まんまんです!
迷惑でした?と尋ねる観月には
「何を言うんですか。そんなことはありませんよ。むしろ大歓迎です。あなたに会うことで、私は今日一日の活力を得るんですから」
もう柳生のハートはいただきました。
夜、海岸に一緒に散歩に行くことになりました。何だか夜の海は不気味、という観月。
「怖いですか?」
「少し…でも、柳生さんと一緒ですから」
「くっ…」
なんだよくっ…って!!
そしていきなり謝られます。
「その…昼間の事は申し訳ありませんでした」
もう忘れていたプレイヤー。何のこと?と思ったらがっくんとの会話の件でした。気にしてませんと言いつつ
「柳生さんとカップルって言われた時は少し…嬉しかったです」
誘ってますよこの観月は!夜の海岸でハレンチな!
「っ…」
ジェントルマンが紳士の仮面を脱ぎ捨ててアレなことが起こったら面白いんですがそんな描写はなし(当たり前だ)
もうほとんど告白みたいな紳士の発言。そしてここで好感度が満タンに!こんなの初めてかもしれません。柳生は簡単な男でした。
明日の洋館探索の打ち合わせをしたこの日は終わりです。
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