4日目。
今日もブン太を食べ物で釣ります。マンゴスチンがあるらしいとヒロインが誘い二人で採りに行きます。ブン太がいない間に高い木の上に登って実を採ろうとするヒロイン。見つけたブン太のリアクションは大慌てです。
「お、おい!何やってんだ!危ないから早く降りろ!」
でも普段のブン太なら絶対
「先に実を全部こっちに渡せよ。実を渡す前に落ちたらもっかい登れ」
とか言いそうな気がしてなりません。
そんな事乙女ゲーでヒロインに言ったら台無しですけど。
そしてお約束、ヒロインは足を滑らせ「きゃぁっ?!」とか言いつつブン太に抱きとめてもらいます。お礼を言って、そろそろ降ろしてくださいと言ったら…
「ダメだ。俺を心配させた罰だ。しばらくこうしてろ」
!!!!!
なんか恥ずかしいセリフ来た!!
「マンゴスチンより、お前の方が大事だ」
それは当たり前です。
マンゴスチンの方が大事だったらヒロインやってられません。
次、イサキのムニエルの試食を頼みます。見た目は悪いので
「何か微妙そうだが…まあもらえるもんは何でももらうぜ」
欲望の趣くまま生きるブン太。食べたらなかなかいけてると言います。
「あ、そうですか。これで賛成4、反対7、と」
「何だ、もうそんなに試食させてたのかよ。何で俺に一番に持ってこねぇんだ?」
「だって…丸井さん、私の作る料理の味に文句言った事がないですから」
もう既にいちゃついてます。出来上がったカップルの会話を聞いているようです。
この後も話しかけたらとにかくオヤツ、食事。挙句の果てには雲を見て
「あれ、イチゴショートに見えないか?その隣はドーナツと、コンペイトウだ!」
と幻覚症状まで起こします。
「うぅ、腹減った…」
このサバイバルで一番困っているのはブン太かもしれません。
夜、ヒロインが「丸井さんの下の名前…」と振りました。
「ブン太だけど…何か?」
「ちょっと変わった名前だなぁって思って」
「お前…容赦ないな」
確かに容赦ないヒロイン。しかし、ブン太は皆に覚えてもらえるし気軽に呼んでもらえると気に入ってました。
ビスケットを焼いてブン太にあげていると、ジャッカルもやって来ました。
「良かったらどうぞ」
「お、そうか?それじゃ遠慮なく…」
「待て待て待て!そいつは俺んだ!こいつの作ったのは俺が全部食べるんだよ!」
いきなりキレるブン太。ジャッカルは食べる事が出来ないのに
「ふっ…やれやれ。しょうがねぇな、ブン太は」
とすんごい大人の対応です。そんなジャッカルへのブン太のお言葉。
「早く行けよ、ジャッカル」
可哀想すぎます。
次。ジャッカルにウワサを聞きに行きました。
「ああ、辻本。ブン太と仲良くやってるか?」
赤也のお守りとブン太のお世話、二つを一手にこなしているジャッカルは、やはりヒロインに感謝しているのです。
「お前がブン太の相手をしてくれるお陰で、俺の苦労がひとつ減った」
こうして「ジャッカルのフォロー」というキーワードを入手です。
「ま、お前もこれから色々大変かもしれねぇけど、耐えるんだぞ」
えっ…耐える事を前提にした将来、なかなか辛そうです。
次の日のお宝探索打ち合わせをして、この日は終了です。
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