少しためらうような表情と伏せ目がちのコバルトブルーが印象的だった。
そっと近づけられた顔は羞恥に歪んでから遠慮がちに僕を見上げる。
そんな顔したってご褒美なんかあげないのに。
あげるのは熱い僕のものだけ。
きみの中にたっぷりとぶちまけて、従順になるようにって調教するんだ。
僕がすることはそれだけ。
たったそれだけなのに、次の日に起こった戦いでは必ず快勝するんだよね…きみたちイマジンは。
…セックスがそんなに好きなのかな?
サラサラしているきみの黒髪を撫でながら、僕は青いメッシュへ指を滑らせた。僕のものをくわえたまま涙目になっているきみは苦しそうに喘ぎながらも、ゆっくりと唇を使って僕のものをしごいている。
慣れない舌使いで先端をチロチロと舐め上げているきみは、時折物欲しそうに目を細めて舌の動きを早めた。
きみの求めているものくらい分かってるさ。
僕が欲しいなら言えばいい。
その淫乱な顔でおねだりでもなんでもすればいいんだ。
「服、着たまま奉仕してもらうのって背徳的だね…」
僕の呟きに、きみは顔を上げてから目をそらした。
恥ずかしそうに唇を噛んで、それでも気を取り直すみたいに僕のものを口の中へねじ込む。
咥内は柔らかかった。
僕のものを逃がさないつもりなのか、粘膜が四方から絡み付いてくる。
くちゅくちゅとみだらな音を響かせて、先走りをすするように口をすぼめたきみは唇の端から掠れた吐息を漏らす。
「良太郎…きもちいい…?」
遠慮がちに尋ねたきみは先端を舌で舐めながら竿を両手で擦る。
いつもはきちんとかけられた眼鏡が今は少しずれていて、何となく余裕のなさみたいなものを感じた。
きっちりと着こなしている黒のスーツは少し乱れてはいるものの、その姿は生真面目そうな好青年。
そして僕の忠実なイマジンだ。
時々、生意気だけど。
「ウラタロス…僕の味はイマジンの口に合うかな…?」
僕はウラタロスの髪を掴んで強引に引き寄せた。
くぐもった悲鳴が耳に入るけど気にならない。
髪を掴んだまま手を上下させて、きみの咥内に僕のものをねじ込んでやる。
乱暴な行為が気に入らないんだろう。
ウラタロスの瞳がギュッと細められた。
「…っく、ぶ…んんっ!はぁ…あ…」
「…無視しないで答えてよ」
少しだけ髪を引っ張って問いかけると、きみは濡れた瞳を向けてのどを鳴らした。
乱暴にされるのが好きなくせに。
現にきみは僕のものにしゃぶりついて懸命に口を動かしている。
端正な顔立ちが僅かに歪んだ。
舌で先端を舐めながら何度も頷きを返す。
「…っく…ぅん…おいひ、い…」
じゅる、と先走りを吸い上げながらきみは両手で竿をしごいてくれる。
ぎこちなく微笑んだきみの目尻からは涙が伝っていた。
僕を早く絶頂に導くように、ウラタロスの舌使いが激しくなった。
口の端から先走りを滴らせて頭を上下に動かすきみの愛撫はなかなかのものだった。
ちゃんと仕込めば覚えてくれるらしい。
最初は男のものをくわえるなんて考えられないとばかりに嫌がっていたのに、今ではこんなに床上手だ。
「僕以外の人のもので練習したの?ずいぶん上手くなったけど…」
僕の問いかけに、きみは小さくかぶりを振って竿を締め付けるように口をすぼめた。
頬を赤く染め上げながら懸命に舌を使う姿は普段の自信家な態度からは想像できない。
ウラタロスは従順に舌を使って竿を下から上へと舐め上げた。
「んぐっ…僕を自由に出来るのは…良太郎だけだよ。きみに嫌われたら僕、デンライナーから追い出されちゃうしね」
「なるほど…」
冗談混じりに言いながらもウラタロスは僕のものから口を離さない。
くぐもった声で言い終えると、再び僕のものをしゃぶり始めたきみは悩ましげに吐息をついて竿を何度もコスった。
僕のものから先端から先走りが溢れるたびに小さくすぼめられた口がく吸い上げてくる。
もっと調教してやれば更に感じやすくなるだろうし、嘘つきの回数も減るはずだ。
僕にとって都合のいい玩具になる。
「…もっと酷いこと、してあげようか?」
僕が問いかけると、ウラタロスは苦笑してかぶりを振った。
コバルトブルーの瞳が柔らかく微笑む。
いたずらっ子のように唇の端を上げたウラタロスは僕のものに軽く口付けをした。
「…これ以上に酷いことって、何があるの?」
艶やかな声でそう言ったウラタロスはぺろぺろと僕のものを舐めしゃぶる。
さっきよりも若干指に力を込めて僕のものが愛撫された。
体の奥からせり上がってくる感覚を喉の奥で感じたのか、ウラタロスが口を開けて僕のものを口に含む。
絶頂に導くように何度も何度も頭を上下されて僕は快感でいっぱいになった。
ウラタロスの髪を掴み、一気に溢れる熱を放出して黒いフレームの眼鏡にもぶちまけてやる。
熱いものを咥内と顔の両方で受け止めたきみは、全身で息をつきながら滴る白濁液を指で掬う。
小さくむせていてかわいい。
それでものどを鳴らして僕の精液を味わったウラタロスは、うっとりとした表情で指を舐めながら甘ったるい声を上げた。
「いやぁん…良太郎…すごく濃いよォ…」
言動がいちいちいやらしいウラタロスは、舌を出して恥ずかしそうに肩を震わせた。
お望みどおり、彼の望む行為をしてやろう。
そうおもいながら、僕はウラタロスの腰を引き寄せたのだった。
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うちの亀こんなのばっか…(笑)
「いやぁん」が書きたかっただけのやおいです。