「オマエらは俺を攻撃できない。けど俺は、オマエらを攻撃できるんだぜェ」

オレははっきりと言い放って笑みを浮かべた。
目の前の敵がきつく唇を噛む。
ゴツゴツしたビルの感触を背中に感じて笑みを深めた俺はおもむろに地面へ降り立った。
おなじように地に足をついた大門マサルは緊張しきった面持ちでオレを睨んでいる。
あー。おっかしい。
オレは人間へ戻るとズボンのポケットに手を突っ込んで大門へと近付く。

「なァ…そっちのデカいのは黙って見てろよ。これはオレと大門マサルの勝負だ」

「…っ…」

オレが顔を上げると、大きなデジモン…名前なんつったっけ?…は押し黙った。
どーやら大門の指示なくしては動けないらしい。
図体だけはデカいくせに人間に使役されないと生きられないなんて情けねー生き物だ。
表情を強張らせている大門の顎を掴んだオレは、そのまま崩れかけたビルに押し付けた。

「兄貴ッ…!」

「よせっ…シャイングレイモン!」

オレの行為が危険だと察したのか、シャイングレイモンとやらはきつく拳を作って何らかの技を発動させようとする。
それを制した大門は、眉を寄せたまま俺を睨みつけた。
ついでに、先ほどから主張をしている大門のズボンの中身を抜き取って地面へ遠くほおっておく。
小さく声が漏れた大門の肩を強く押したオレは強く下腹部同士を当てて深く笑うのだ。

「おら、どうした?攻撃できねーんだろ?エルドラディモンが消えてくのを黙って見てろよ。ついでに…」

オレは大門の上着を引き上げると、引き締まった体をなぞった。
男にしては可愛すぎるくらいの顔立ちと反比例して、男のオレでも惚れ惚れしちまうほどのしっかりした体。
この健康的な体をめちゃめちゃに犯したらどうなる?
こいつの強靭な精神を破壊したら?
どれも考えただけでゾクゾクする。
いいぜ、ヤッちまえ。

「…コウキ、どきやがれ!正々堂々と…」

「あーン?誰に口利いてんだ、オマエ。話を聞けよ」

建物に背を向けたままの大門が叫ぶけど、それはあっさりと無視してやる。
引きちぎる勢いで大門のものを掴み上げると悲鳴混じりの甲高い声が聞こえた。
アレ、乱暴にされて感じるわけ?
親指の腹で擦り上げてやりながら、オレは低く笑った。

「イイ声出すじゃねーか。いっそコッチの勝負でもするか?」

「な…に言ってやがるッ!!ふざけんな…どけ、ェッ…」

大門の抵抗の声は耳に入ってこない。
それどころか、オレを探している倉田の部下を見つけた。
2〜3人の男だ。
作業着を着て、カメラや拘束具を持っている。
あの拘束具はギズモンを修復するため。
なーんだ…ただのカメラマンに扮しているだけ、か。

「おーい…いいモン見せてやるからこっちに来いよ」

オレが声を上げると、カメラマン達が近寄ってきた。
すぐに事の次第に気付いたのだろう。
一人はニヤニヤと笑いながら大門を見てカメラを構えた。

「へェ…上玉じゃないですか。よし、特別にテレビで放送してあげようねェ、裏番組ダケド」

男の言葉にげらげらと笑う仲間たちの声。
オレは拳を震わせている大門の手を取って、男たちから拘束具を受け取った。
長いゴム状の紐を腕に巻きつけて縛り上げてやる前に大門が地を蹴って砂をまきおこした。
むせるオレを助けるように、男たちが大門の足をおさえる。
目に入った砂のせいで一時的に目を瞑っていたオレは舌打ちをして大門の顎を掴んだ。
オレを睨んだままの大門が口を開く。そりゃもう、正義のヒーローですと言わんばかりの口振りで。

「オレは…ッ、おまえなんかに屈したりしねェ!こんなことで…立ち止まるわけにはいかねーんだよッ!!」

ぎちぎちと音を立てて、大門を拘束していたゴムが引きちぎれる。
正義のヒーローはずいぶん怪力らしい。
まァ、そうじゃなくちゃ楽しくねェんだけど。

「おらッ!」

オレは大門の頬をおもいきり殴り飛ばした後、引き締まった身体の上半身にある薄ピンクの突起を摘んだ。
拳を構えて応戦しようとした大門の動きが突然止まる。
キュッ、キュッ。
指の腹だけで突起を撫でたりひっぱったり、多少乱暴なことを繰り返すと大門が小さくうめいた。

「…ん、んっ…あ…何、しやが…」

「レイプに決まってんだろ」

オレの直接的な言葉に男たちがげらげらと笑った。
ソッチのケがあるのか、男の一人が大門のズボンに手を突っ込んでもぞもぞと大胆に下肢を刺激していく。
大門は膝を立てて身を捩った。
ようく見ると、顔なんか真っ赤にしちまってる。
自分の身に危険が降りかかっていることに気付いていないらしい。
オレは大門の手を取って自分のものに触れさせた。

「…そんなにオレが倒したいなら…一発イカせてからにしろや」

「…ッ、変態野郎」

大門の指先がピクリと震えた。
男の一人が、大門の腕に太い注射を注入する。
これはただの筋肉弛緩剤だろう。
まだまだ、媚薬をくれてやるのは早すぎる。

「大門…小遣いが欲しくて、いっつもこういうコトされてンだろ?倉田から聞いたぜ。調査したんだってサ」

「…ッ…」

大門は肩を竦ませてオレから視線を外した。
オレのものを揉むように指示してやると、震える指先がやんわりとオレのものを揉んでいく。
荒っぽい性格からは想像できないくらいに控えめで弱々しい愛撫だ。

「…ココも開発済みなんだろォ?セックスだァいすきなマサルちゃん」

耳朶に唇を寄せて囁くオレに、黙ったままの大門が遠慮がちに指を動かす。
黙ってるってことは認めてるってことだ?自分が淫乱でどーしょもない男だって。
正義の味方が聞いて呆れるっつーの。

「…チンポでイくのと、尻の穴でイくの…どっちが好きだよ?答えねーと街ごとぶっ壊すぞ」

「…ッ、よせ!何考えてんだよッ!!」

大門の抗議の声もオレには全く聞こえない。
後ろでは、大門のパートナーがオレを攻撃するかしないかと悩んでいた。
いつまでやってんだ。バッカな奴。

「…シャイングレイモン…よせっ…俺は平気だから…」

パートナーの気配を察したのか、大門はかぶりを振ってオレのものをハッキリと扱き始めた。
小遣いが欲しくてこんな事してるなんて淫乱な奴だ。
だが…コイツが他人とセックスしている本当の目的をオレは知っている。
他人のものをしゃぶって、ぶっかけられてもらった金を、こいつはたった一人の妹に与えていた。
金の出所も知らずに笑顔を浮かべる妹を見て嬉しそうに頷く大門の顔を、オレは見たんだ。
どうしてそうまでして家族のために何かしてやりたいとおもうかね。
オレにはわかんねーし、分かりたくもない。
だって、コイツが淫乱ってことには変わりねェだろ?


「…大門…銜えろよ。いつもみたいにサァ」

成人した男のペニスを掴み上げた俺は、そのまま大門の口に押し当てた。
デッカイいちもつをした倉田の部下はすぐに大門の頭を押さえて腰を振り始める。
くぐもった声が絶え間なく聞こえた。

「…ぐ、う…げふ…ごほっ…やめ…」

「うるせェよ…」

オレは片手を天に掲げた。
身体に眠るもうひとつの力を拳に解放する。
人間大のおおきさになったダークドラモンの腕で大門の身体を撫でると、金属質の冷たい感触を感じたのか大門が息を飲んでかぶりを振った。

「…っぐ…よせぇ!ああぁっ…!!」

突然、大門の声がひきつれたものへと変化した。
眉を寄せて大門の身体を伺うと、待ちきれなくなった男の一人が小さなつぼみへ挿入しているところだった。
おもわず笑みが零れてしまう。

「おいおい、お楽しみは最後にとっておけよ」 げらげらと笑いながら、冷たい指で大門の乳首をキュッと摘むオレ。
成人したものに貫かれて揺さぶられている大門は目を見開いてかぶりを振った。
ヒューヒューと吐息を零している喉は、吐息以外の言葉は吐き出せねぇようだ。
ま、それほど苦しいんだな。想像を絶する痛みってやつ?
普段の大門からは想像できねーくらい、いやらしくて可愛い。
…男に可愛いって言うのもヘンだけど。
ペニスに弄ばれている大門の身体がビクビクと跳ねた。
どうやら、男がもうイッちまったらしい。
早漏れ。
そう罵ったオレは男を押しのけて大門の足を抱え上げた。
正面から見た大門は、ペニスを半勃ちさせて小さな口いっぱいに男のものを頬張っている。
時々小さくむせながら、それでもオレをじっと見つめて意志の強さをアピールしていた。

「…あ、ぐ…ごぷ…どんな事をされても…っ、じゅる…俺は…堕ちたりしねェ…っ…それが、漢だ…!」

「バーカ、漢はケツで感じてあんあん言ったりしねーんだよ」

オレはズボンの中から自分のものを取り出した。
こう言っちゃナンだが、かなりの巨根であるオレは大門のつぼみにねじこむように腰を浮かせた。
痛みに顔を歪ませる大門の顔を見るたびゾクゾクする。
根元まで挿入してやったとき、ヤツは艶っぽいため息を吐いて腰の動きを早めた。
堕ちたりしねーとか言って自分で腰振ってんじゃん。

「…んんっ、あ…あっ、ぐ…奥…までぇ…!熱いのが入ってくる…ッ!」

大門は泣き声まじりの悲鳴を上げると身を捩りながらきつく目を瞑っている。
オレが顔を上げると、太陽を背にした大門のパートナーが悔しそうに顔を背けているところだった。
そうそう、オマエは大門を助けられねェんだったよな。
他の誰でもない…大門の命令で。

「見てろよ、そこのデカイの。大門のヤツ…こんな声出してんだぜェ?興奮すンだろ」

そうだよなァ、コイツは性格に難アリだけどかなりの美人だし可愛い顔をしてる。
今のうちに犯してやればいい。どうせコイツの身体は倉田に差し出すんだ。
あんなオヤジになぶられるよりは先にオレに犯されてたほうが大門も幸せだろう。

「ひっ…ぐ、うっ…ああっ…やめろよぉっ!!あぐっ…うぅ…!!はぁ…っ…」

苦痛と快楽の混じった声が聞こえる。
脇腹から胸にかけて男のものを擦りつけられながら、大門は膝を立てて強く目を瞑った。
腰を打ち付けるたびに大門のひきつれた悲鳴と、女みてェに鼻にかかった吐息が聞こえる。
オレは、強く握りすぎたせいで大門のふとももに赤い痕をつけながらきつく締まるつぼみを犯していく。
女とは違うはずなのに、髪を地面に散らせて苦しそうに喘ぐ姿はどこか少女めいて見える。
強く揺さぶりすぎたせいか、地面と触れ合っている大門の肩は赤く、皮がむけていた。

「おら、お仲間に見せてやれよ…オマエがよがり狂ってイッちまうサマをな…」

「や…あぐぅう…!!ひ…っぐ!!」

大門は、泣き言さえ口に出さなかったがその瞳は涙がぼろぼろと零れている。
敵にこんなことされて悔しいか?
それとも、誰かのために操でもまもってたとか。…まさかな。
俺の肉棒は大門の中でびくびくと踊りながらますます熱を上げていく。
男たちのいちもつが、大門の頬や口に押し付けられた。
くっせぇチンポの臭いで鼻がおかしくなりそーだけど。
でも、大門があんまりやらしい顔で鳴くからそんなのどうでもよくなった。
今はただ…俺のザーメンを大門の体中にぶちまけたい。

それだけが俺の頭を占めていた。 「おらッ!出すぜ…大門マサル…!」

腰の動きを早めながら言うと、大門はしゃくり上げるような声でかぶりを振った。
だがもう遅い。俺は体の中の熱い迸りを勢い良く注ぎ込んでやった。
同時に大門のものが大きく跳ねる。

「…っ、あああァ…っ!!」

絶頂に達した大門の目に映っていたのは上空に浮かんだギズモジャベリン。
エルドラディモンが消滅するまでもうすぐだ。
せいぜい快感の余韻にでも浸ってろよ。

「はははッ…イキまくってやんの」

大門の体を突き飛ばして立ち上がった俺の後ろでゆらりと動いたのは赤い羽を身に纏ったデジモンだった。
だけど俺はそれに気付かない。
大門の体を征服したことで優越感に浸りきっていたから。
あんなに強気で喧嘩っ早い男が俺に犯されてイキやがった。
それがたまらなく快感だったんだ。
気付くわけもない。
俺たち脇役が退場するまでの時間は、すでに秒読みで数えられるくらいに迫っていた。

















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33話の捏造エロですー。コキマサレイプすきーな同士様募集中(笑)