「隊長、B地区は異常ありませんでした」

「たいちょー、C地区も異常なかったぜっ」

私は悩んでいた。
左右から胸を押し付けるように、2人の子供が並んでいる。
仮にも私の部下だった。
右から14歳とはおもえないくらい豊満なバストを押し付けているのはトーマ・H・ノルシュタイン。
はちみつ色の髪とアイスブルーのたれ目が特徴的だ。
そうして、左からまっ平らな胸を押し付けているのが大門大。
あの大門英博士の子供であり、彼によく似た顔立ちをしている。
身体は小ぶりで突起したところはないのだが健康的な色気がこの子にはあった。
2人の子供は自分たちの武器を分かっているのか、私の腕にぐいぐいと胸を押し付けてくる。
もしかすると、ただ甘えたいだけなのかもしれないが。

「そうか、ご苦労…任務に戻れ」

私はそれだけ言って二人を払おうとした。
だがその手が、トーマの大きな胸を掠める。
トーマはびくんと肩を震わせて胸を庇った。
敏感なところを擦ってしまったんだろうか。
トーマの頬は赤く染まっている。
そんな友達を見て、大が眉を寄せた。

「トーマに変なことすんじゃねえ!トーマの乳揉んでいいのはトーマの旦那になる男だけだぜ」

「う、うむ…」

もっともな意見だ。
私は苦々しく頷いてから、首周りから発せられる冷たい視線に耐えつつ2人の間を通り過ぎた。
まったく、この子たちはどうしてこうも早熟なのだろう。
近々お仕置きをしなくてはいけないだろうか。
そんな事を考えていたせいだろう、私が飲んだ湯飲みを片付けるなどと言って言い争いになったトーマと大にイライラしたのは。
久しぶりに鬼の一喝を入れてやる為に私は2人へ罰を与えることにした。

「さて」

ここは医務室。
病人や怪我人以外が使う事は滅多に無い。
私はここで子供たちを罰するのだ。
ベッドの上には大とトーマは並んで座っている。
申し訳なさそうに神妙な顔を作っているトーマと、ちらちらと私の顔を伺っている大。
どちらも罪の意識は感じているらしい。
私は医務室に鍵をかけたことを確認して、薬棚から粘り気のある液が入った瓶を取ると、トーマと大を見やって言った。

「トーマ、大、君たちには罰を与える」

…などと言っておきながら、罰など何も考えていない。
私は2人を睨む振りをして頭の中をフル回転させていた。
もちろん、そんな私の気持ちに気付いていない2人は身を堅くしてから意を決したように息を吐いた。
すると、突然トーマの瞳が私の下腹部へ向く。

「隊長、生殖器が勃起しています…」

「あ、ほんとだ」

「…っ」

子供2人にいわれてみてみれば、確かに私のものは勃起していた。
よからぬ罰を妄想していたため…というのが原因だろう。
私は内心で大きなため息をついた。
そんな私を見てトーマが納得したように頷く。

「なるほど…僕らへ与えられた罰とは、隊長の生殖器を楽にする事ですね」

「ち、ちが…」

否定しようとしたところで、私の腕は2人に引っ張られていた。
子供特有の色気がふわりと私の傍にまとう。
2人は、ベッドに私を座らせるとその両側に座って下腹部を眺めた。

「そ…それって俺もやらねーとだめなのか?」

珍しく尻込みしている大を見て、トーマが小馬鹿にしたように鼻で笑う。
そうして私の足元に座り込むといきなりベルトを外し始めた。

「いやならやらなくていいよ?僕1人で隊長の罰を受けるから」

「うっ…いやなんて言ってねぇよ!罰くらい…」

何がどうなったらこうなるのか、トーマよりはマトモな思考を持っている大でさえ私の足元に座り込むとズボンのジッパーをやにわに下ろした。
そうして、下着越しに飛び出したそれを見てごくりと息を飲む。
恥ずかしがっているのがよく分かった。
そんな大の事などお構いなしと言うように、トーマは私の下着の中に手を入れるとおもむろに取り出していく。
すっかりそそり立った肉棒を見て、トーマは目を見開くとしばらく静止したまま私のものを見ている。
一体どうしたと言うのだろう。
私は肉棒に手を添えてトーマへとかざした。

「見たことがないのか?…罰だと言ったろう、早くしろ」

何を早くするのか分からないが、私はきつめの口調で言った。
もしも本当にこの子供たちに奉仕をしてもらえるなら悪い気はしない。
しかも、日頃トーマたちの身体をどうにかしてやりたいとおもっていた私にとっては好都合だ。
私はごくりと息を飲んだ。
下腹部のものを見つめたまま、大が口を開く。

「俺っ…男のちんこなんて見たことねぇ。父さんと風呂に入った思い出さえ薄れてんのに…」

大は私のものを目に入れられないのか、真っ赤な頬を隠すように俯いた。
反対に、トーマはと言えば大とおなじように顔を赤くしていたが、その目はどこか未知のものを発見して感動しているような顔だ。
トーマは、私が恥ずかしくなるくらいそれを眺めたあと、私を見上げて言った。

「教科書や資料で聞いた事はあったけど、実物を見るのは初めてです」

そりゃそうだろう。
私は苦笑した。
見られているだけでもピクリと反応する息子を抑えてトーマに向けてやる。
トーマはきょとんとアイスブルーの瞳を丸くして私とそれを交互に見た。

「…両手で扱いてくれ。ここに溜まった悪い膿を出すのが君たちへの罰だ」

私がそう言うと、トーマと大は顔を合わせてから真顔で口を開く。

「悪い膿…?出るのはただの精液ですよね」

「子供扱いすんじゃねーよ、そんくらい知ってら」

妙に大人びた2人には大人の配慮さえ伝わらないようだ。
私は大きくため息をついた。
たっぷりと間があった後に白くて細い指が私のものに触れる。
トーマはきつく眉を寄せて真剣に私のものを上下に扱き始める。
その様子から目を離せないのであろう大は少しばかり頬を上気させて私のものを見つめていた。
私は大へと視線を向ける。

「大、君はこれの先端を舌で舐めるんだ」

「うえっ!?だってそれ…」

大が何か反論しようとする。
私はやや強引に大の後頭部に手を当てて下腹部に押し付けた。
あまりの仕打ちに、大の目尻に涙が浮かぶ。
こうでなくては罰にならない。
私は、竿をトーマに愛撫させながら大に先端を口いっぱい含ませる。
小さく、くぐもった吐息が聞こえた。

「んんっ…くむぅ…んふ、んっ…むぅ…」

大は目の端から涙を零しながら私を見上げている。
そんな目で見つめられると、もっと酷いことをしてしまいそうだ。
トーマはと言えば、眉を寄せたまま恥ずかしそうに私のものを扱いている。
すぐ傍で大が受けている仕打ちを見て高ぶっているのか、時折腰をもぞつかせていた。
私はそんなトーマのふくよかな胸を掴んでやる。

「ふあっ…た、隊長!?」

「どうせならこの胸で奉仕をしてみせろ」

私はそれだけ言ってトーマの上着を左右に引っ張った。
ジャケットを脱がせて、隊服を捲り上げると豊かな胸が零れる。
トーマは息を詰まらせてから私を見た。
白い頬は真っ赤に染まっている。
大きな胸を隠しているブラジャーも外してやると、しっかりと大きな胸が視界に入ってきた。
何カップあるのかは知らない。
だがかなりの重量感だとおもった。

「やれ、こいつをその胸で挟んで奉仕をしろ」

私はそれだけ言うと、ずっと手に持っていた薬瓶の蓋を開けてトーマの胸に垂らした。
そのままで愛撫されてはさすがに痛い。
薬品が半分くらいなくなった辺りで手を止めると、トーマは胸から透明な液体を零しながら羞恥に震えていた。
それでも私が目を促すと唇を噛んで自分の胸を掴む。
ゆっくりと私のものを挟んでいくそれはマシュマロのようにふっくらしていた。
ぎゅう、と私のものを締め付けるように胸を押し当てたトーマは、どうすれば分からないと言ったように私を見る。
私はトーマの両胸に手を当てると強く揉むように肉棒を挟んだ。

「ひっ、ん…ふあ…たいちょ、待ってくださっ…」

ぐにぐにと胸を肉棒に押し付けるような愛撫を繰り返すと、トーマがイヤイヤとかぶりを振りながら泣きじゃくる。
私が胸を掴んで寄せてやるたびに大きく形の変わるそれがいやらしい。
私は、胸のてっぺんで上を向いているピンク色の突起を爪の先で弾いた。

「あうっ…ひぐ…隊長、たいちょ…っぁあ…」

胸を寄せては時折わざとらしく突起を擦ってやると、トーマの体がもじもじと揺れだす。
何かに耐えるように深く眉間に皺を寄せて細い息を吐く姿は可愛らしかった。
そんなトーマを見て、大がおもむろに私のものから口を離す。
私は大へと目を向けた。

「どうした?続けろ。それができなければ自分の身体を愛撫してみせるんだ」

指先で突起をくりくりと弄りながら乱暴な言葉を吐くと、大は遠慮がちに私を見た。
その目はすっかり涙で潤んでしまっている。

「隊長…俺たちが悪かった、から…もう、トーマの事虐めんのはやめてくれ。頼む」

大の声は震えていた。
それでもきつい眼差しが向けられている。
私は低く笑うと、トーマの胸から手を離した。
強く掴まれていたトーマの胸は赤く痕がついてしまっていて痛々しい。
放心したように涙ぐんでいるトーマをよそに、私は大の体をベッドへと横たえた。
突然の出来事に、抵抗する暇も無い大が目を瞬いている。
こんなことをしたら犯罪だと叫ぶ理性が私を抑えこもうとするが、既に遅い。
私は隊服の裾を掴んで荒々しく捲り上げた。

「…っ、隊長!何すんだ…やめろっ!」

負けん気の強い大が私を睨んで足を蹴り上げる。
だがその足を小脇に抱えてしまうと、不意打ちだと言うような大の顔が見られた。
隊服のタイツをじっくり眺めると、大のほっそりとしたデルタ部分は僅かに湿っている。
私は口の端を上げて、躊躇いなくそこを指でつついた。

「トーマを解放した代わりにお前が罰を受けろ、大」

そう言いながら、ふっくらとしているが未だ閉じた花弁を指でつついてやる。
大は足を広げられた格好のまま、顔を赤らめてかぶりを振った。

「ひぁっ…う、ひぐ…隊長っ!…嫌だ、俺…そんなとこ…誰にも…」

「どうした?」

私はわざとらしく尋ねてからクリトリスの場所を指の腹でぐりぐりと押し付けた。
それがたまらない刺激となったのか、大は背筋を大きく伸ばしてきつく目を閉じる。
じわじわと湿り気を帯びているそこはピクンと震えながら初めての行為に戸惑っているようだ。
大は声を抑えるべく、唇を強く噛んで眉間に皺を寄せていた。

「ん、んん…痛い…痛いっ…隊長!やめろよぉ…痛いんだよっ…」

強気な声に涙のようなものが混じる。
大は肩を震わせながら泣きじゃくった。
だが、大の意思とは無関係にそこはデリケートな部分を守るべく溢れた愛液で濡れ始めている。
乱暴にされると気持ちいいのだろう。
そのうち、私がそこをなぞりだすとくちゅくちゅと水音が響くようになった。
私は大のタイツに手をかけて非情に笑ってやる。

「痛いのならどうしてここはこんなに濡れている?そうか、乱暴にされるのが好きなのか…」

「ち、違っ…そんなわけ…っん!」

汗で張り付いたタイツを下着ごと脱がしてやると、まだ産毛すら生えていない大のデルタが目に入った。
大の頬が一瞬にして真っ赤になる。
抵抗しようと足を閉じる大を押さえつけて、ふとももを大きく割ると綺麗なピンク色の花弁が僅かにほころんで顔をのぞかせていた。
ぴくぴくと震えながら次の刺激を待っているようにも見える。
私は、入口の部分を指でなぞりながら大の表情を見やった。
大きな目はすっかり涙で濡れていて痛々しい。
混乱と羞恥が混ざってしまったのか、すすり泣きながらかぶりを振っていた。

「たいちょ…痛いっ…恥ずかしいよぉ…死んじまう…嫌だ…」

「隊長、僕が罰を受けます…」

いつの間にか、トーマが私の腕を軽く引っ張って言った。
アイスブルーの瞳には恐れと決意のようなものが見える。
だが、生憎1人だけ解放する気はない。

「これは連帯責任だ。トーマも服を脱いでここに横になれ」

短く言い捨てると、トーマはきつく眉を寄せてからタイツとブーツを取り去った。
そうして生まれたままの姿になった大人びた肢体は大の隣へと寝転ぶ。
悔しそうにすすり泣きしている大を慰めるように、トーマが大を抱きしめる。

「僕も一緒に罰を受けるから…大丈夫だ、マサル。…泣くんじゃない」

大はおもむろにトーマの身体を抱き返して小さく頷いていた。
2つの肢体が絡んでいる様子を見ていると、何だか不思議な気分になってくる。
私は顎に手を当ててから言った。

「…そんなに私にされるのが怖いなら二人でしてみせろ…イクまでな」

「…っ…」

大が私に怒鳴りかけようと大きく息を吸う。
だがその前にトーマの唇が大を塞いだ。
そうして大の体の上へとトーマが跨る。
大はトーマをじっと見つめて、何かを考えているようだった。
もう怖い、痛い、とは聞こえない。

「…いいのかよ、トーマ」

「…僕は平気だ」

短い確認の声がしたあと、大の手がトーマのふくよかな胸を掴んだ。
同時に、トーマは大の上着を捲り上げていく。
小さな大の胸がちらりと覗いた。
大の手はいっぱいに広げられて、トーマの胸を大きく揉みこみはじめる。

「んっ、はぁ…マサル…痛い、よ…」

薬のせいで濡れているトーマの胸を揉みながら、大が笑う。
可愛らしい反応を返した金髪の友人をもっとよくしたいとでも言うように、突起を指で擦りながら顔を寄せた。

「俺さ、一回トーマのここ触ってみたかったんだ。やっぱすげえ柔らかい…しゃぶってもいい?」

遠慮のない大の声に、トーマが顔を赤らめる。
それでも小さく頷いたのを目にした大はすぐさま突起を口に含んだ。
ちゅるちゅると吸い上げながら小さく口を動かしている。
舌で愛撫しているのだろう。
トーマがふっくらとした尻を震わせながら背を逸らした。

「んっ、はぁ…マサルっ…あふ…。君にも、良い思いさせてあげ…るよ…」

喘ぎながら、トーマがおもむろに大の下腹部へと手を伸ばす。
花弁を指で開いて、そこをくにくにと刺激している。
突然の事に抵抗する暇もなかったのか、大はトーマの乳首を口にしたままびくりと震えた。

「ん…んぁっ!トーマっ、そこ…やだ…ああぁっ…ん、お前にも…してやろっか…」

「っひ…!」

大の指が乱暴にトーマの秘められた部分へと差し込まれる。
トーマのそこは太ももに透明な液体が伝うほど濡れていた。
大方、先ほどの痴態と大の受けていた行為に感じたのだろう。
そのせいか大の指はすんなりとトーマのそこへ挿入される。

「…わ…すごく熱い…。トーマ、指増やしてもいいか?」

中指を上下させながら、心底感嘆するように大が顔を上げた。
トーマは返事をする余裕もないのか声を詰まらせて腰を引いている。
沈黙を了承と解釈したのか、大は人差し指を増やしてそこを押し広げる。
無遠慮に薬指までも挿入して、トーマの中をぐちゅぐちゅとかき回していた。

「すげえ…見ろよ、3本も入った。トーマって感度良いんだな」

「い、いやっ、だ…言わな…っはあっ…ああっ…もう、もう…!」

ゆっくりと指を動かしている大の行為がじれったいとでも言うように、トーマはかぶりを振って大の身体を抱きしめる。
私が見ているのも忘れているのか、はしたない声を上げて猫のようによがっていた。
腰を落として、もっと指を奥まで入れるようにとトーマが促す。
大はトーマの中を探るように指を動かしていた。
既に大の手はトーマの愛液でべたべたになっている。
それを恍惚と見つめた大は僅かに腰を震わせて指の動きを早めた。

「熱いし、ぐちゅぐちゅ言ってる…。隊長も聞こえるだろ?トーマの音…」

大がそう言って私を見ると、トーマがびくりと肩を震わせて私を見た。
ようやく我に返ったのだろう。
白い頬を赤く染め上げたトーマは強く目を瞑って大の身体を抱いた。

「い、うあっ…も、だめっ…いっちゃう…隊長っ…見ないで下さいっ!…僕、僕っ…ぁああああぁっ!!」

ビクビクと腰を震わせて、トーマが尾を引く嬌声を上げた。
同時に、トーマのそこからは噴水のように透明なものが噴き出される。
大は目を見開いて、手首までぐっしょりと濡れた自分の手と、快感に震えているトーマの顔を交互に見やった。
何が起こったのか分からないという様子の大を見て、私は2人の隣へと寝転がる。

「大、トーマの中は良かったか?」

それだけ言うと、大はゆっくりと指を引き抜いてから私を見てぽーっとしたような顔をしている。
それはトーマも同じだった。
すっかり腰を落としてしまって、大にかぶさるように倒れている。
気を失ってしまったのだろう。
大はおもむろにトーマを隣へ寝かせてやると、私の傍までやってきた。

「隊長、なんかさ…指が、トーマのあそこにキュキュッて強く締め付けられて…生き物みたいだった」

感動したように語る大は、少しだけ物足りなそうに腰をもぞつかせる。
私は大の腰を抱き寄せてやった。

「私とするか?お前のここも、私のものを強く締め付けてくれるか試したい」

そう言って、すっかり濡れそぼった部分を指でなぞると大はきつく目を瞑ってからおずおずと頷いた。
ちらりとトーマを見て、吹っ切れたように私の腰の上に大が腰掛ける。
露出したままの私のものの上に座った大は、恥ずかしそうに苦笑してそれを見た。

「…隊長、これも罰に入るのか?」

「単なる個人的な感情だ」

私はそう言うと、大のふとももで私のものを挟むように指示をする。
丁度、敏感な部分に竿が当たるようにしてやると、大が息を飲んだ。
さすがに挿入は不味いだろうから素股でのセックスとなる。
大は良く分かっていないのか、敏感な部分に私のものが当たっているだけでも気持ちよさそうだった。

「隊長…俺、トーマみたいに変な声が出たらどうしよう…」

そう言って首を傾げる大の表情に、父性にも似た愛しさが溢れる。
少しだけ眉尻を下げて、大が苦笑した。
私は大の両手首を掴んで私の腹に置くように押し付ける。

「…キスでもして塞いでやる」

その言葉と共に腰を突き出すと、大が背を逸らして息を詰まらせた。
触れ合っている部分がぬちゅぬちゅと淫靡な音を立てている。
竿でクリトリスを押し付けるようにしながら、私は腰を使い始めた。
本当ならばこのまま挿入してやりたいのだが…。

「ああっ…ふぁっ…んん…あぁっ、やっぱ…だめぇ!変な声…出るよぉ…」

大は口を抑えるように手を動かそうとするが、私に掴まれたままと言うことに気付くとかぶりを振って甘い声を上げた。
まだ未発達なそこはじゅわじゅわと愛液を溢れさせながら私の行為に応えてくれる。
こんなに濡れるのだから、挿れても痛くはないのではないかとか、不純な想いが脳裏をよぎった。
小さな器官に私のものを挿入したらきっと、大は痛がって泣くだろうしトーマも起きてしまうだろう。
故に、私は必死で欲望を抑えなくてはならなかった。

「もっと聞かせてみなさい。…そうだ、一緒に胸も揉んでやろう」

「ひ、え…?んっ、あああっ…!」

私は片手で大の両手首を掴み直すと、空いた手で小さな膨らみを掌で撫でた。
このくらいの年頃は撫でるだけでも痛いと聞くから、極力優しく撫でなくてはいけないだろう。
私は指先で突起を弾きながら腰の動きを早めた。

「ああっ…ぐ、あふっ…やぁっ…とぉ、まが…起きちまうっ…はぁあ…ぁあっ!」

大はぜぇぜぇと息をつきながらも良いところを見つけたのか、私のものにクリトリスを強く押し付けながら甘い声を上げている。
ふっくらとした大のもので挟まれていくのを感じながら次第に射精感を覚えた。
私は腰を突き出して一層激しく行為を続ける。
ぎしり、ぎしりとベッドが揺れるたび、大があられもない声を上げてのけぞる。
ピンク色の舌を突き出して喘ぐ大の姿は、普段の明るくてちょっと頭の足りなそうな子供のものではない。

「ぐっ…出すぞ、大…!」

「…え…何を…!?っあ…!」

とぼけた大の声が聞こえたときには既に、私のものから勢いよく熱い迸りが噴き出していた。
私はわざと、噴き出しているものを肉棒ごと大のクリトリスに押し付けてやる。
それの振動を感じたのか、大はきつく眉を寄せて背を弓なりに逸らした。

「あ、あふ…ひっ、あ…ああ…ぁぁあああーっ!!」

大は甘い声を上げてのけぞると、びくりと肩を震わせてからおもむろに私の体の上へ倒れこんだ。
お互いに荒い息をついて抱き合いながら、私はゆっくりと起き上がった。
ぽーっとした様子の大は私の胸から顔を離して大きな目を瞬く。

「隊長…俺、隊長のこと好きかもしんねぇ」

「ははは…そうか」

私はつい吹き出しながら大の頭を軽く撫でてやる。
どことなく、大が不機嫌そうに睨んでいる気がするが気付かないふりをした。
ちらりと視線をトーマに向けると、先ほどまで倒れていたトーマの姿がない。
慌てて部屋の中を見回す私と大の目がトーマを捉える。
トーマは既に隊服に着替えて、医務室の鏡の前で身支度を整えているところだった。
鏡ごしに私たちが映ったのを目にしたのか、トーマはおもむろに振り返って普段どおりの真面目そうな表情を作っている。

「隊長、罰はもう終わりました。任務に戻りましょう」

そう言って眉を寄せたトーマは不意に口の端を無理やり上げて笑った。
抱き心地のよさそうな腰に手を当てて私たちを順に見つめる。

「先ほどはずいぶんお楽しみでしたが、2人はよっぽど相性がいいんですね」

トーマの目が"僕にはしてくれなかったくせに"と言っている。
口は笑っているが冷ややかな目を浴びて、私たちは苦笑するしかなかった。
大はこっそりとまんざらでもないような顔をしていたが。

















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鬼畜隊長!とか鬼畜隊長!とか大好きです(2回言った)