I think he is white, and I am black.



 『お待たせ。コーヒー買ってきたけど、いる?』
ルミネの廊下。早めに着いてしまい、一人で亮を待っていた時。・・・少し申し訳無さそうに、
ライセンスの井本が声をかけてきた。人に聞かれるのが嫌らしく、トイレで話したいと。
 「・・・誰もいないでしょ?・・・あ、ブラックでよかった?」
亮が何時も飲んでるから、くせで買ったけど。
 「あ、はい・・・」
藤原呼んでこようかって言ったら、ほんとに嫌そうにするし。何が聞きたいのかって聞いて
も、言おうとしないし。・・・めんどくさいなぁ。大体苦手なんだよなぁ、人に相談されんの。
 「で、何?相談って」
・・・しっかし、何時見ても美味そうな唇してんなぁ・・・
 「あの・・・ですね、変な質問なんですけど・・・」
ま、普通の質問じゃないか。
 「亮さんと初めてした時、・・・どうでした?」
・・・・・・は?
 「・・・何それ」
 「すいません、ほんまにすいません!」
・・・謝られてもねぇ。
 「いや、別にいいんだけど。・・・何でそんな事、聞きたいの?」
あ、黙って下向いた。
 「・・・理由言わないと、答える側も答えられないよねぇ?」
いーなぁ、あの下唇。うまそー。
 「・・・・・・実は、僕・・・まだ相方とやってないんです」
 「井本、結構・・・長いよね?藤原と関係持って」
東京、来る前からみたいだから。
 「・・・・・・・・・はい」
 「・・・ふーん・・・じゃあまだ、処女なんだ?」
とっくに捨ててると思ったけど。へー、可愛いじゃん。
 「・・・・・・で?どうやってすんのか、教えて欲しいの?」
黙りこくる井本。しばらくして、顔を縦に振った。・・・・・・ふーん。
 「いいよ、教えてあげる」
・・・可愛い顔、してんなぁ。
 「・・・あの・・・」
いいねぇ、その目♪
 「・・・何で近寄ってきて、僕の手首、抑え付けるんですか?・・・そんなん、せんでもっ・・・」
 「口で言われても、分かんないでしょ?・・・大丈夫、早めに終わらせるから」
そう睨まれると、逆にたまんなくなるんだよねぇ・・・。
 「・・・止めて下さいっ!人呼びますよ!!」
 「ふーん・・・別にいいよ?・・・・・・先輩後輩に、ある事ない事、吹き込むけど♪」
俺の人脈、知ってるよねぇ?
 「・・・・・・お願いします、止めて下さい・・・」
 「・・・・・・どっち?」
 「・・・・・・何でも、しますから、それだけは・・・」
・・・・・・可愛いねぇ。
 「何でもするんだ?バックも、騎乗位も、フェラも?」
・・・今更、びびってもねぇ。否定しても認めないよ?約束だもん。
 「・・・・・・・・・それ・・・は・・・」
 「冗談だよ冗談、いきなりしないって。大丈夫、悪いようにはしないから」
・・・初ものだと、かなり痛いかもしれないけど。でもあれ、差し込んでる方はたまんないんだ
よねぇ、初もののアナル。若いから、生きもよさそうだし。何しろ、唇美味そうだしなぁ。
 「あの、藤原には・・・」
・・・こっちはこっちで、すでにびくびく怯えてるし。
 「もちろん言わないよ。ああ井本、もし俺がやったってバラしたら・・・分かってるよね?」
 「・・・・・・はい」
・・・じゃあ、いっただっきまーす。
 「・・・じゃあ、早速・・・」
井本を洗面台に押し倒し、股の間に身体を入れて固定させ、ジーンズのボタンを外す。
 「・・・そんなに、怯えなくていいよ?・・・慣れたら、気持ちよくなるから」
・・・最初は、すっっごい痛いと思うけど。
 「・・・・・・はい」
ジッパーを下ろし、ジーンズを下げてやる。ふーん、ボクサーパンツか。
 「・・・勃ってないか。いきなりだもんねぇ?」
そんな、涙目になんなよ・・・わんわん泣かしたくなるんだよねぇ、そういう顔されると。
 「結構綺麗にしてんだねぇ・・・」
ボクサーパンツを下ろす。アナル・・・ここか。指を入れる。
 「あぁっ・・・!!」
おー・・・穴開いてない。ほんとに処女だなぁ・・・。
 「あっ、うぅ・・・嫌っ、止めて下さいぃっ・・・!」
可愛いなぁ、もう。抜き差しさせる。ズブズブ、入っていく。
 「痛い?・・・でも、すっごい厭らしい音立ててるよ?・・・・・・ほら、聞こえるでしょ?」
いいねぇ、その泣き顔。もっとぐちゃぐちゃにしてあげるよ、身体も心も。
 「やらしいなぁ・・・濡れてきてるよ?・・・他の奴に、差し込まれてもいいんだぁ?」
我慢しようとしてるみたいだけど、身体は素直だよなぁ。こんなにぐちゅぐちゅに濡らしと
いて、欲しくないなんて、言えないよねぇ?・・・ふ、こんなに泣いちゃって、可愛いなぁ。
 「欲しいって、言ってもいいんだよ?・・・ほら、言って?」
・・・Hな顔。いいねぇ・・・。
 「・・・欲し・・・
・・・・・・よくもまぁ、こう悪いタイミングで鳴るよねぇ。
 「あぁっ・・・!」
井本から身体を離し、携帯の通話ボタンを押す。
 「あ、亮?」
 『・・・お前なぁ、後輩苛めんなや。藤原心配そうにしとるから、トイレ出て、来て?』
 「はーい」
・・・あーあ。つまんねぇの。
 「・・・井本、服直しな。藤原、外で亮といるみたいだよ?・・・来いって」
 「・・・・・・はい」
・・・いい所だったんだけどなぁ。井本、落ち着いちゃったし。・・・本当につまんない。
 「・・・何、やってたん?」
舞台が終わって、亮と居酒屋に入った。で、さっきの事を聞かれてる。
 「別に?」
 「嘘吐くな。井本に、何やったんや?」
・・・まーいっか。
 「ちょっとね、・・・身体を弄った」
・・・可愛かったなぁ。あのまま、喰っときゃよかった。
 「・・・・・・未遂やな?」
 「残念ながら。お前の電話で邪魔されたよ」
あの、初もののアナルの感触。・・・くー、惜しい事をした。
 「・・・・・・あんま苛めんなや、ほんまに」
 「・・・・・・はいはい」
あんなにいい反応をされて、繰り返さない訳がないでしょ。さて、今度は何時になるかな?






END