seven×彼氏の家×skyblue
宇治原から電話が来たのは、昨日の今頃。何時もは宇治原のお姉ちゃんが居て、入れないスペース。
今日は全部自由。今日だけ、この家は俺と宇治原だけのもの。・・・宇治原から、コーヒーを貰う。
「・・・美味しい。宇治原の家の味〜vv」
宇治原は後ろから俺を抱きしめる。何か・・・本当に新婚さんみたい。ますます結婚したいなぁ。
「・・・なぁ菅ちゃん、写真、撮ろっか」
宇治原はそう言って、携帯をごそごそ取り出した。
「・・・うんvv」
宇治原が、携帯のカメラを始動させた。携帯の、裏のカメラレンズ。
「・・・さー、撮るよー・・・いーち、にー、・・・さんっ」
宇治原は写真を撮った瞬間、俺の頬にキスをした。・・・ちょっと恥ずかしい。
「・・・可愛いー、菅ちゃんvv」
宇治原が嬉しそうに、画面を見る。・・・そんなに可愛いかな。何か、他の奴に「可愛い」言われてもき
しょいって思うだけだけど、宇治原に「可愛い」って言われると、それだけでめっちゃ幸せになる。
「・・・なぁ、俺の携帯に送って?」
嬉しい。
「・・・うんvv」
宇治原はそう言って、俺の携帯に写メールを送った。待ち受けにしよう。嗚呼でも、他の芸人に笑
われるかな。・・・笑われてもいいか。だって、宇治原が大好きだから、何時も一緒に居たいもん。
「・・・待ち受けにするね」
宇治原の顔が、嬉しそうに緩む。宇治原の家。何か・・・綺麗。俺の家も綺麗な方だけど、宇治原の家
も綺麗。玄関に、俺の写真が飾ってあった。ちょっと恥ずかしかった。部屋にも少し、宇治原の写真
がある。一つ、持っていきたいなぁ。俺の家にもあるけど、この写真は、宇治原の匂いがするから。
「・・・宇治原」
・・・こういう事になるのは、普通だもん。いい大人が一緒に居て、俺と宇治原みたいな関係だった
ら、Hしたくなるのは当たり前。・・・宇治原だから、恥ずかしくない。・・・ねっとりとした、キス。
「うぅんっ・・・!」
息が苦しい。十秒間くらい・・・かな、口付けされて、身体を離される。・・・少し鋭い、宇治原の目。少
し、スケベな顔になる。・・・スケベでもいいよ、俺は、宇治原の全部が、好きでたまらないんだ。
「・・・ええよな?」
俺は、何も言わずに頷いた。Tシャツを捲りあげられ、舌で乳首を愛撫される。唾液が冷たく、舌の
感触が柔らかくて、Hで。思わず甘い声を出してしまい、口を手で抑えるが、掴まれてしまう。
「・・・あかんよ」
宇治原は、ネクタイで俺の手首を縛った。俺の身体の上にまたがり、足を動けなくする。また、乳首
を舐められる。恥ずかしくて、口をふさごうとするが、身動きが取れない。・・・めっちゃ気持ちいい。
「・・・菅ちゃん、可愛い・・・」
・・・宇治原がそう言った瞬間、ドアフォンが鳴り響いた。・・・又か。最近、何時もこういうパターン
のような気がする。今までは逢う度にHしてたのに、最近、しようとなると、何時も邪魔が入る。し
かも最悪な事に、仲のいい芸人ばかりの為、俺も宇治原も何も言えない。宇治原が、身体を離す。
「・・・嫌っ!!」
身体こそ動かせないが、声は出せる。
「・・・菅ちゃん・・・」
宇治原の顔が曇る。・・・だって、したいんだもん。
「・・・嫌、嫌や!・・・あんなん無視して、・・・なぁ、宇治原!俺、続き、したい・・・」
せっかく、せっかく宇治原の家で、できると思ったのに。宇治原は俺の身体を起こさせ、優しくキ
スをする。・・・あかん!・・・俺、このままだったら許してまう。もう、何されたって言う事聞かない。
「・・・菅ちゃん。・・・ごめん、後で・・・
「・・・嫌」
後で後でって言って、結局予定通りにはできない。時間も限られるし、・・・そんなん嫌や。
「・・・宇治・・・んっ・・・ふっ・・・んんっっ、・・・んん・・・」
宇治原に押し倒され、深くキスをされる。突然の事で息が苦しくなって、離そうとするが、塞がれ
てしまう。宇治原はキスをしながら何度も短く唇をつけると、ゆっくりと口を離した。俺はという
と、立て続けに深いキスをされた為、身体を動かせない。宇治原は立ち上がり、ドアへ向かう。
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