おまけ。


木部の背中にしがみつき、ベットへ運んでもらう。・・・今更ながら、さっき、自分の言った事が
恥ずかしくなってくる。「風呂に入りたい?」と言われて、「・・・今すぐしたい」って・・・。
顔が赤くなってしまう。普通言わないだろう。木部、嫌になったりしてへんかなぁ・・・やって、
普通に聞いたら、俺、めっちゃ淫乱やん。そりゃあ、・・・オナニーはした事あるけど、でも、
そんなに何時も何時もやりたいなんて思っている訳じゃない。・・・木部だから、したいんだ。
 「・・・須っちゃん?本当に・・・風呂、ええの?」
風呂・・・入るって言うた方がええんかなぁ。・・・でも・・・さんざん隅々まで弄くった身体が、
熱くなっていく。早く挿れてくれないと、壊れてしまう。・・・もういい、羞恥心は捨てよう!
 「・・・うん・・・」
木部は少し戸惑いながら、唇を俺の唇に付ける。優しい体温が、唇を通して伝わってくる。
上下左右から、木部にキスをされ、だんだんぼうっとしてくる。と、パンツに手が入れられる。
 「嫌っ・・・!」
思わず身体を離そうとするが、深くキスをされ、どうでもよくなってしまう。
 「・・・木部・・・」
抱きかかえられながら、服を脱がされていく。シャツを脱がされ、上半身があらわになる。
木部は俺をベットに押し倒し、ジッパーを外され、パンツが脱がされる。続けて、水色の
トランクスも。・・・嫌になるほど勃起した突起物。思わず顔を背けてしまう。・・・ああ、見ないで。
 「・・・須っちゃんの此処、めっちゃ可愛い・・・」
木部は俺の両足をM字型に曲げ、そのまま上に上げた。・・・アソコが、丸見えになるように。
まだ挿れられて無いから、穴は完全には開いていないが、丹念に洗われた其処は、厭らしく
綺麗なピンク色をしている。木部に、突起物を扱かれていく。前戯もまるでないセックスなのに、
激しく感じてしまう自分がいる。木部の指の感触を、こんなに厭らしく感じた事は無かった
から、身体は思わぬ快感に悶えてしまう。・・・固く、太くなっていく、俺のペニス。
 「・・・須っちゃん・・・気持ちいい?」
顔を縦に振る。木部は、そのまま俺にキスをした。何か・・・意外だ。木部は何時も優しいから、
セックスも優しすぎてつまらないと思っていた。・・・男なんてもんは、そんなもんなのか?
 「・・・此処も・・・濡れてるね?」
木部の指が、アソコの穴に挿れられる。
 「・・・嫌っ!・・・嫌っ、嫌やっ、其処は・・・!」
 「恥ずかしがる事無いよ?・・・めっちゃピンクで、可愛い」
足を更に大きく広げられ、アソコの穴ももっと広く開いてしまう。・・・美味しそう。そう言う
木部の言葉に、身体が強張る。まさか・・・とは思っていたが。木部は案の定、口を付けた。
 「・・・嫌やぁっ!・・・止めて、そんなんっ、汚いっっ・・・!!」
穴の線を舌でなぞられ、快感が大きくなっていく。何とか足を使い、止めさせようとするが、
身体に力が入らない。どんどん深くなっていく木部の舌、・・・もう快感に身を任せるしかない。
舌で舐められる度、身体がひくひく震えてしまう。木部はそれを可愛いと言うが、俺は
恥ずかしくて、思わず涙を零す。少し温かい、柔らかい感触。・・・・・・木部の舌が、穴の中に。
 「・・・木部っ・・・!?・・・あっ、うあぁっ、・・・んっ、・・・ああ・・・!」
反抗しようとするが、気持ちよくなってしまう。舌が奥へと挿れられ、うっとりと身体を
震わせる。舌が抜かれ、それは指に変わる。少し固い爪の感触が、快感を誘う。挿れられ、一回
抜かれた後、抜き差しされる。痛いと思わず、普通に気持ちいいと感じてしまう自分が、少し怖い。
木部の甘い眼が、無言で俺を愛でる。それも嬉しくなってしまい、心が緩くなる。足が、
更に広くなる。・・・指が、もっと奥へ入っていく。・・・少し痛い。身体の底から、熱くなっていく。
 「・・・・・・須知っ・・・!」
俺、やっぱ淫乱なんかなぁ。木部から見たら、淫乱かも。だって、泣いときながら、気持ちいい
って言って、腰振ってもうてんもん。顔もやらしくなってそう。・・・指が、ぐんと深くなる。
一本追加され、もう一本追加される。・・・丁度、バイブの標準サイズぐらいになる。俺はベット
シーツを掴みながら木部に身体を任せ、絶頂に達した。・・・一瞬ぐらっとなるが、木部が
支えてくれ、ゆっくりとベットの上に落ちていく。木部のキス。・・・嗚呼、やっぱりこれが一番vv
 「・・・あーごめんな!・・・こんなHな事・・・恥ずかしかったやろ?」
うん、・・・やっぱりこれが木部や。優しい。頭を撫でられる。・・・嬉しい。・・・キスをする。
 「・・・気持ち・・・良かった。・・・やらしくてごめん」
また、抱きしめられる。
 「・・・ええよ・・・俺も、やらしいし」
押し倒される。・・・今度は、一緒に逝きたい。また足を上げられる。・・・恥ずかしい。太ももに、
キスをされる。キスマークが、軽く残る。何度も何度も周辺にキスをされ、跡が増えていく。
その度に『可愛い』と言われ、すっかり頬がにやけてしまう。・・・木部がジーンズのジッパー
を下ろす。下着の上からもはっきりと見える、・・・突起物の形。俺より明らかにでかい。
痛いんかなぁ、やっぱり。嫌やなー、さっき指入れられたけど、やっぱ指とあれは違うやろうし。
木部が、迫ってくる。・・・身体がまた強張る。少し、怖い。本当は『少し』なんかじゃないけど。
 「・・・ぐっ・・・あっ、はぁっ、・・・うぁぁっ・・・!」
痛い。・・・マジで痛い。ぎっちり入ってる・・・めっちゃ痛いのは分かってたけど、辛い・・・。
 「痛い?・・・止めよか?」
しっかり、木部の身体を締め付ける身体。・・・こんな状態で抜かれて、我慢は無理やろ。
心配そうな木部。・・・キスをして、大丈夫だと伝える。・・・今更、嫌やなんて言いたくないねん。
 「・・・もっと奥、来て・・・だんだん、楽になってきたから」
足をM字型に大きく開き、ベットシーツを掴む。・・・こうすれば、少しは厭らしく見える筈だ。
もっと欲しい。少し恥ずかしいのを我慢したのが効いたのか、木部が荒い息を吐きながら、
がんがん腰を振ってくる。・・・さっきまで他の事ばかり考えていた頭が、木部の事で一杯になる。
気持ちいい。今でもまだ強烈な痛みは消えないけど、めちゃくちゃ気持ちいい。
・・・木部も、気持ちええかな。それやったらええなぁ・・・あかん、何か良すぎて・・・変になる・・・!!
 「・・・須知っ・・・!」
キスをする。
 「・・・んっ、木部っ、木部ぇぇっ、・・・んんっ、んふっ・・・んっ、ん・・・!!」
木部の声が、耳元で聞こえる。・・・最後にキス。・・・嬉しくなる。やっと、頭が正常に機能してくる。
・・・他の芸人に聞いた話を思い出す。皆幸せそうやけど、俺の相方が一番優しいもん。
・・・馬鹿かもしれないけど、木部が好きだから。それにしても・・・気持ちよかった。
二回も逝ったから少し腰が辛いけど、嬉しい気持ちの方が強い。






END