恋愛話。Z


胸から腰に掛けての、柔らかな線。ウエストは丁度いい具合にしまっていて、その肌は柔らかく。
岡村さんは、俺から見ても、結構スタイルがいい方なんやと想う。そして、小さくて可愛い。深い二重瞼に、
ばっちりと生えたまつげ。そんな可愛い人が、俺ん家で丸まって寝ている。そんな岡村さんを見て、
・・・この俺が我慢できるだろうか?灰色と、ちょっと濃い赤のジャージ。
 「ん・・・」
嗚呼、たまらん。背中向けて見えへん様にしてんのに、・・・絡み合う岡村さんの足。御免なさい。
 「ん・・・んっ、んんっ・・・はっ、矢っ?・・・ぁっ、んっ、ふっ、ぅん、んん・・・」
岡村さんの足の間に入り込み、その柔らかな唇にキスを重ねる。キスをされ、目を開けた岡村さんは、唇を離そうとする。
俺が、その口を塞ぐようにキスをする。・・・気持ちええ。クセになってしまう。岡村さんは、回りながら起き上がり、
俺の首に腕をかけ、そのまま、とめどなくキスをする。お互いの視線と、息が絡み合う。俺は、岡村さんの腰に手を回す。
岡村さんの口から、少し喘ぎ声が出る。・・・可愛い。尻に手を伸ばす。包み込むように掴み、ゆっくりと揉んでいく。
 「あっ、やっ、・・・ふぅっ、ん、ぁっ、矢っ、部ぇぇ・・・」
可愛い声が、岡村さんの口から出て行く。俺は、岡村さんにただその可愛い声を出させるためだけに、
岡村さんの尻を揉んでいく。岡村さんももう感じてしまっているのか、恥ずかしそうに眼を瞑る。
 「んっ、駄っ、目っ、俺っ、もっ、・・・矢部ぇっ・・・」
我慢できなくなり、押し倒してしまう。岡村さんは、尻を揉まれたのが強く残ってしまったのか、
虚ろな目でこっちを見る。そして俺は、今正に受けている、・・・・・相方のこの視線に弱い。
 「・・・あっ、矢、部・・・やっぱ、するん?」
 「・・・・・・せんで我慢できると想う?お前も俺も」
 「・・・ううん」
俺がそう言うと、矢部はまたキスをして、服を弄り始めた。

岡村さんの可愛い喘ぎ声が、白い壁で覆われた部屋に吸いこまれていく。岡村さんは、少し疲れているのだろうか、
いつもより喘ぎ声がか細い。まぁそれも何だか厭らしくて、俺はまた興奮してしまうんやけど。
岡村さんは、少し戸惑いながら、それでも俺に従ってくれる。・・・可愛い。
 「あっ、矢部っ、あぁっ、ああぁぁぁ―――――っ・・・・・」
嗚呼、気持ちいい。バックで逝って抜いた後、そのまま岡村さんを抱き締め、首筋にキスをする。
 「・・・岡村さん、今度は、俺の上、乗ってくれます?」
岡村さんは、一応会話に合わせるように同意し、俺を疑問を抱くような目で見つめる。
 「・・・上?」  「そ、腹の上。・・・ええやろ?大丈夫、お前がめっちゃ気持ちええようにしたるよ」
岡村さんは、そっと俺の腹の上に跨る。・・・騎乗位。岡村さんは大分、気付いてるみたいやけど。
 「いつもよりエロいな、この格好」
俺を上から見つめる、相方。可愛い身体。
 「此処も、・・・めっちゃエロくなってもうてるね」
無防備に勃ってしまった、岡村さんの乳首を押した。
 「あっ、嫌っ・・・
 「逃がさんよ」
俺は、半分ほど、岡村さんの中に俺の身体を挿入した。
 「はぁっ、やっ、そんなんっ、矢部ぇっ、ぁあ・・・」
岡村さんの、胸を揉んでいく。こっちも柔らかいな。
 「もうっ、身体っ、変っっ・・・」
その声が、再び俺の性欲を促してしまうという事を、・・・この人は分かってるんやろか?
 「・・・あぁっ、矢部ぇっ、矢部ぇぇっ・・・・・!!」
何て、厭らしい関係なんやろ。表向きは、ただの芸人コンビの相方同士。裏では、
その長年の付き合いと愛情からきた、同性愛のカップル。・・・嗚呼、・・・・・もう抑えきれない。
 「岡村さんっ・・・!」
 「矢・・・部ぇ、矢部っ、ああ、・・・ぁぁあああ――――――っ・・・・・!」






[へ