「嫌ああぁぁぁんっっ!!・・・嫌ぁっ、・・・駄目ぇぇっ、んっ、はぁっ・・・!」
奥の奥まで挿入し、中身を大きく掻き混ぜる。ピストン運動を始める。福田は腕を伸ばし、何とか
リボンを取ろうとするが、きつく結んだ為、そう簡単には外れない。シーツが寄る。その姿は厭ら
しく、俺の身体は素直に興奮する。・・・もうたまらない。我慢できない。俺はスカートの中に、頭を
突っ込んだ。福田の身体が硬直する。両太ももを掴みあげ、間の陰唇に舌を伸ばす。舐めあげる。
「・・・あああぁぁんっ!・・・はぁっ、・・・はぁっ、ああっ・・・!」
周りを舐めただけで、これだ。全く、可愛いったらしょうがない。こんな福田を目の前にして、俺が
自我を抑えられるわけが無く、足を広げさせ、中の、可愛いピンク色の蜜壺を、ゆっくり舐める。
「・・・あっ、嫌ぁんっ、もう、駄目ぇっ・・・!」
丹念に舐められ、福田は本当に限界、と言った表情で俺を見ている。
「・・・出していいよ?」
指を三本、乱暴に挿入する。抜き差しさせると、福田は荒い息を吐きながら、果てた。
「・・・徳井・・・もう俺、立てへん・・・」
絶頂に達して力が入らないんだろうか。・・・濡れたセーラー服。・・・喰っちゃいたい。・・・あかんか。
「・・・んー・・・」
福田の身体を軽く持ち上げながら、セーラー服を脱がす。・・・興奮して暴走しそうな身体を抑え、
素っ裸の身体に、エプロンを着させる。・・・たまらん。何でこんなに可愛いん?・・・絶対可笑しい。
「福田・・・」
福田の首に、キスをする。触れて、軽く吸って、・・・ピンク色の、キスマークが残る。首筋のキスマー
クは、『こいつは俺のもの』という印になる。俺は福田を独占したい。だから、わざと残す。福田は
大人しく、俺に身体を預ける。甘く声を出しながら、喘ぐ。俺はそんな福田を、愛しいと思う。
「・・・んっ、徳井・・・」
他の奴はどうか知らないが、俺は福田とHをする時、たまらなく愛しいと思う。その気持ちを、愛
撫にぶつける。ノーマルなプレイの時も、ちょっとSMが入ったプレイの時も、そうしている。俺
はついついやりすぎてしまうから、福田が何時『嫌』と言うか、不安でたまらないのだ。・・・だから、
福田が俺の事を好きと言ってくれた時は、心から幸せだと思う。こんな自分を好きで居てくれる
なんて、と思う。福田は俺に引け目を感じていると聞くが、俺はもっと福田に引け目を感じている。
色々遊んできたからだと思う。自分が嫌いではないけど、自分の性格が嫌いになることはある。
「・・・写真を撮りたいなんて、口実やろ?」
「・・・うん」
福田は可愛いくらい天然だけど、時々、こうして人の隠している感情を、ばっちりと当ててしまう。
特に俺とは、もう何年も付き合いを重ねているから、きっとよく分かってしまうんだろう。
「・・・普通の、H、しよか」
・・・中堅の先輩達を、時々TV局で見たりする。大阪出身だからか、ナイナイさんやココリコさん、
ロンブーさん・・・バッファローさんとFUZIWARAさんもそうなるんかな。とにかく、先輩達を見
ていると、何処か羨ましくなる。バッファローさんと原西さん(何か藤本さんは怪しいから)以外
は全員ホモだけど、友人としても、相方としても、恋人としても、上手くやってるなぁと思う。暦が
長いからと言えばそうなるが、やっぱり憧れる。俺、先輩達程、福田の事、上手に愛せないから。
「・・・徳・・・ちゃん?・・・どーしたん?萎えた?」
福田が、俺を心配そうに見つめてくる。突起物が、収縮している。
「いや・・・別に、萎えたとかちゃうくて・・・」
自分がまだまだだと、思い知ってしまったから。
「・・・じゃあ、俺が勃たせてあげる」
・・・は?
「・・・徳井の、何か・・・中途半端にでかいなぁ・・・」
俺がボーっとしていると、愛する福田が、俺の汚い突起物を掴んで、じーっと見ていた。
「・・・うわぁぁぁっ!!あかんっ、あかん・・・福田が、こんな汚い事っっ・・・!」
他の奴ならともかく、福田がこんな事をするのは、どうしても自分が許せない。
「・・・何であかんのー?・・・他の皆は、何回もやってるよ?」
他の皆・・・?
「・・・梶やろー、菅ちゃんやろー、すっちーに、高井さんに、白川さんに・・・
「・・・ストップ」
もう止めて。
「・・・なぁ、ええやん。俺かて、徳井に、気持ちようなって欲しいねん」
俺にとって、福田は本当に可愛い存在で、例えるなら「お姫様」みたいな存在で。そんな「お姫様」が、
俺の突起物をフェラするなんて・・・梶や菅ちゃんがするって言うのもショックやけど。西野や宇
治原が、そういう事させたって事やん。・・・まぁ、分からんくもないけどな、男として。俺も、福田に
フェラして欲しくないっていうのは無いよ?福田にフェラなんかされたら、死んでもええもん。
せやけど、やっぱ俺ん中で、福田は「お姫様」な訳で、福田だけは、福田だけは、汚したくない・・・
「・・・んっ、ふっ・・・徳っ・・・」
俺がどうのこうの考えているうちに、俺の突起物は、すっかり福田の口内に侵入していた。
「福っ・・・うっ、ぁっ・・・!」
福田は誰に教えてもらったのか(まぁ、分かるといえば分かるが)、フェラに慣れていた。まさ
か・・・他の奴にもしたんちゃうよな!?・・・宇治原・・・は菅以外興味ないから安全やけど、西野な
んか男前で口上手そうやし、木部ちゃんなんかあんな優しい顔してさせてるって事は、ほんまは
結構サドって事かもしれんし、中川さんなんかめっちゃスケベやし、浜本さんも口上手そうや
し・・・嗚呼もう。疑えばキリが無いな、こんな事。それにしても・・・あ―――、気持ちええ―――。
「んっ、ん・・・はっ、はぁ・・・」
皆・・・相方のこんな顔見て、どう思うんやろ。
「福・・・」
俺の思う事は一つだ。こんな厭らしい顔、初めて見たに近い。普段は絶対に福田にフェラなんかさ
せないから、新鮮に見えてしまう。福田の舌の感覚が、めっちゃ柔らかくて、めっちゃエロい。
「・・・んっ、んぁっ、ふっ、ふぅんっ・・・!」
福田は、俺の突起物を、自分の口内に激しく出し入れさせる。舌が絡みつく。・・・ヤバイ。出そう。
「・・・ああっ・・・!!・・・うわぁっ!福田!ごめん、俺・・・!」
気付いたら、俺は福田の口内に、射精してしまっていた。・・・うっわー、最悪すぎやろ、俺・・・。
「・・・あははははは」
慌てふためく俺を尻目に、ゲラゲラ笑う福田。
「・・・あの・・・福田?」
「徳井、何か可愛い〜」
福田はそう言うと、さっとティッシュを一枚取り、口の中を拭いた。俺はというと、未だに射精を
したショックが忘れられず、ぼーっとしている。だって、一応、・・・顔射って事になるやろうし。
「徳井、初めて?フェラされたの」
それは無い。けど・・・。
「・・・俺はええんよ。あんな恥ずかしい格好にされるより、マシ」
・・・コスプレの方がマシだと思うだが、俺は。
「・・・福田、フェラしたの、初めて・・・やんな?」
ある意味、初めてじゃなかったら俺、このまま死んでまいそうなんやけど。
「うん。・・・やり方とかは、教えてもらったけど」
や・・・やり方っ!?
「誰に、誰にっ!?」
「・・・菅ちゃんとー、白川さん」
・・・す、菅ちゃんと白川さん・・・あの二人やったら、まだマシや。二人とも受ける側だから、まさか
攻める側には行かんやろう。・・・はっ、でも菅ちゃんやったら可能性ある。・・・ど、どーしよ・・・。
「徳井?・・・どーしたん?」
俺が今思ってる事を言ったら、福田はどう反応するんだろう。戸惑られたら、俺は泣き出すだろう。
非難されても、俺はこのお姫様に嫌われてしまう。・・・ずっと黙っていると、福田は心配そうにこ
っちを見てくる。そりゃそうやんな、こんな時に黙られたら。・・・思わず、福田を抱きしめた。
「・・・ごめん。俺、めっちゃ最低な事した。福田が浮気してるんとちゃうんかって、疑った」
ごめんな、福田。お前の事好きや好きや言うてるくせに、信じられへん。最低やんな、俺。
「・・・徳井」
福田はきゅっと、俺を抱きしめた。
「・・・可愛い、徳井」
・・・福田。
「・・・お前の方が、ずっとずっと、可愛いわ」
目が綺麗で、顔も性格も、全てにおいて可愛い福田。福田の為なら、どんな事でも出来る。きっとこ
んなに強く思い入れする事は、かなり少ないと思う。俺みたいな奴を、こんなに好きで居てくれる
なんて、最高だ。周りはウダウダ言うけど、絶対俺、恋愛に関して恵まれてると思う。
「・・・又しような、Hな事」
「・・・うん」
まさか福田の口からそんな事を聞けると思わなかったので、驚いて何も言えない。
「・・・コスプレは嫌やで」
「・・・うん」
にっこりと笑う、福田。・・・嗚呼もう、可愛すぎるっ。またきつく抱きしめ、ベットに横になった。可
愛い福田。金や高い地位なんて要らない。可愛い可愛い福田とずっと一緒に居れれば、本望だ。
END