第六話→剃刀。
腰にタオルを巻き、椅子に座り込む。有野は洗面所に行き、クリームと剃刀を取ってきた。さ
っき、「ええよ」って言うたけど、身体が硬直する。どんな事をされるのか。それで頭が一杯。
「・・・・・・なぁ、有野」
セックスは何度もしたけど。
「・・・何?」
変な格好でのプレイも、こいつのおかげで経験したけど。
「・・・何で、毛剃なん?」
変態野郎。口元まででてきて、引っ込んでしまう。・・・俺も、有野に苛められたいと思ってい
るから。サドとマゾ。・・・変態だけど、だから気持ちのいいプレイもできる。
「・・・何となく」
浴槽に、髪を漬す。
「・・・・・・ふーん・・・」
有野が、抱きつく。抱き締めながら、髪を梳いていく相方。水滴が、相方の身体に落ちた。その
まま、有野の背中に腕を回した。有野はそれが嬉しかったのか、腕の力を更に強め始めた。
「・・・あ〜痛い痛い痛い!・・・止めぇって。毛剃プレイ、するんやろ?」
有野は文句を言いながら、俺から身体を離した。有野は俺の足を広げる。陰毛が、膨れ上がる。
恥ずかしくて、手で隠そうとする。・・・有野が手を握って、止める。・・・・・・もう、分かったわ。
「・・・痛いと可哀相やからな・・・」
クリームが、陰部に塗りたくられる。身体が、刺激に反応してしまう。淫口に、指を差し込ま
れる。手で、浴槽の壁を掴み、何とか快楽に耐えようとする。・・・ああ、気持ちええ・・・。
「・・・んっ・・・!・・・あぁっ・・・!」
リズムを取るように、適当な間隔を取りながら、濱口の淫口に指を入れていく。濱口は、今更
逃げる事も出来ず、快感に悶えてしまう。・・・・・・やっぱ可愛い。剃刀なんて使わないで、この
まま犯してしまいたい。すっかり涙目になった眼で、こっちをじっと見つめてくる相方。
「・・・はっ、嫌っ、・・・有野ぉぉっ・・・!」
足を軽く持ち上げ、ゆっくりと剃っていく。陰部は綺麗になっていくものの、相方はどんど
ん壊れていってしまう。精液が放出され、周りに残ったクリームと混ざり合っている。
「・・・ふぅぅうぅっ、ああっ・・・!」
ナニの形に剃って、下から上へと撫でるように剃っていく。左右に身体を振りながら、甘い
喘ぎ声を出していってしまう濱口。陰部はすっかり綺麗になり、柔らかい肌が丸見えになっ
ている。・・・ああ、多分そうなるとは思ったけど、やっぱり我慢できへんわ・・・・・・。
「嫌ああぁぁぁっ!!・・・嫌ぁ、嫌やぁ、こんなん嫌やあぁっ・・・!」
足の間に入り込み、陰部に舌を這わせていく。相方は俺の身体を離そうと、足を必死に動か
すが、散々刺激を与えられた為、身体に力が入っていない。むしろ、俺の性欲を直接促す事に
しかなっていない。喘ぎ声は激しくなっていき、相方の身体は、無意識のうちに反り上がる。
「・・・有野ぉっ、もう、止めっっ・・・・・・ああぁぁぁ―――――・・・っっ!!」
射精を終えたショックで、濱口は腰が抜けてしまう。荒い息を吐き、浴槽に寄りかかる。身体
が隅から隅まで見られている事に気付いたのか、タオルを手に取り、陰部を軽く隠す。
「・・・あ〜あ、めっちゃ可愛かったんになぁ・・・」
「絶対可愛くない!」
すぐさま、濱口が否定した。
「・・・可愛えなぁ・・・ほんまに・・・・・・」
剃刀を手に取った。無防備に肌をさらけ出した相方の身体を見て、我慢ができるわけが無い。
剃刀の柄の部分を、濱口の淫口に差し込んだ。黒いゴムの柄を、相方は一気に飲み込む。
「・・・ああ、・・・んんっ・・・!」
奥へと、無意識のうちに柄を締め付けてしまう。濱口は快感に身を震わせながら、また精液
を放出していってしまう。剃刀はT字型になっている。刃の部分を、上下に振らせていく。
「・・・嫌ぁ、嫌あぁ、・・・はあぁぁ・・・!」
数分程、相方は喘ぎ声を出しつづけ、また絶頂に達した。その後、俺は自分の身体を差し込み、
泣き続ける相方は、浴室に倒れこんだ。すっかり力が抜けた相方を抱く気にもなれず、ベッ
トへと運んでやり、談話をしながら、そのまま寝込んだ。相方は浴室での無理やりなプレイ
に拗ねてしまい、三十分程は相手にもしてくれなかった。相方を、どうにかして宥めた。機嫌
が全て良くなった訳では無く、ベットに入っても、間があいていた。・・・まぁ、途中でさすが
にヤバイかとは思ったけど。止められなくなる。初めてやった時と同じ。サディズムが顔を
出して、頭がセックスの事で一杯になる。・・・身体中の理性が、すっと抜けていく。
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