世の中の裏側、その皿に夜の側を歩くものたち… 良き物の血を啜らなくては生存できぬ夜の者たち… 人の姿をもち、ヒトならざる者 だが、彼等の存在はすべてが無害ではなく 当然それを憎み、あるいは蔑み忌み嫌う者たちもいる。 「あなた――― もうヒトの血を吸っているわね… 悪いけど…あなたを破壊させてもらわ 永劫の時を、宿主と一緒にはいられないのよ……」 人間と共存する者もいる だが、寿命自体が異なる夜を歩く者たちは 人とは生きていけない、一度その血の味を覚えれば 吸血行為というその激しい衝動を抑えられないからだ。 宿主はいずれ死ぬ―――。 それが愛する者であったならばなおさら 新しい宿主は見つからぬ……愛情という名に縛られた哀しい枷 ----*----*----*----* 圧縮をjpg併用にもどした pngは綺麗だけど、容量デカイよ(ノД`)