ワースブレイドコラム

魅来「な、何するところなんです、ここは?」
NOV「なに、ワースのルールの俺の戯れ言について言うだけのところ」
魅来「め、迷惑な話ですね」
NOV「迷惑って言うなぁ(苦笑)」

NOV「と、思ったんだけどな・・・あまりにも少ないんで、スタートブック〜エクスパンションセットのコラムについても載せるよ」
魅来「そ、それは・・・良いことですね」

NOV「嬉しいのか、悲しいのか・・・」

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操兵の血液について
類似武器について
背景に呪操兵が・・・
匠合について
街の税金について
商売について
定期市について
生活費について
俗業の服装例について
操兵の調教について
コンベンション用キャラクター作成
操兵の原型機について
貴族の階級について
ワースブレイドにおける、単位・お金
↑NEW
操兵の血液について (オリジナル)
  操兵には機体に血液が流れ、機体を活性化させる機能を持つ。もし、血液が無くなれば、その機体の機能は失われていき、最終的には動かなくなっていく。
 ここでは、ちょっとしたルールを設けてみたい。

 操兵の血液の量は、機体耐久度と同じ量である。つまり、機体耐久度が55のマルツ・ラゴーシュの場合、55ガロム(1ガロム=約0.9リットル)である。(ルールブックより)
 戦闘時、「血管破損」が起こった場合、血管破損による血液の損失1ガロムにつき1ポイントのダメージを受ける。
 その血液は、補充されるまでダメージとして残る。つまり、先ほどのマルツが血管破損を受け、10ガロム血液を失った場合、その操兵は血液を補充するまで機体耐久度45でいなければならなくなる。また、仮面をつけた状態の『狩猟機』のみ、ダメージの回復にともない1日1ガロムずつ生成する。
 もし、腕や脚が組織閉鎖で使用不可能の時、血液がすべて回復した後、それらの部分は使用可能となる。
 また、血液が損失している状態でダメージを受けた場合、血液損失と別にダメージを受ける。この時、狩猟機のダメージ回復時は、「血液の回復」と「血液損失以外ダメージ」のどちらからでも回復しても良い。

類似武器について (オリジナル)
 ワースブレイドに設定されている武器は意外に少ない。
 個人的には、サーベルが好きとか、フランベルジュが持ちたいとか思うでしょう。
 ここで、提案するのが「類似武器」と言う考え方である。
 
 考え方は簡単で、似たような武器のデータをそのまま使って名前だけ変えるというもの。
 例えば、片手剣であるサーベルは長剣と同じデータを使うと言うこと。
 これで他のゲームで使用している武器も使っていけるのでは無いだろうか?
 呆れられる可能性はあるが、十分なものだと思う。

 ・・・俺は使わないけど(笑)

背景に呪操兵が・・・・・・ (オリジナル)
 なんと、呪操兵(らしきもの)が、プレイステーションオリジナル2D格闘ゲーム「ギルティ・ギア」(アークシステムワークス)の背景に使われていた!
 対戦やストーリーモードで「VSチップ」のステージでの背景を見てみよう。
 そこにメカらしきものが鎮座している。
 その雰囲気、まさに呪操兵である。
 初めて見たときは、「呪操兵がなんでおんねん!!!」を大声をあげてしまった・・・(苦笑)
 知り合いに、このソフトを持っている人がいたら、ぜひ確認して欲しい。

匠合について (EX1)
 匠合とは、こちらの世界で言う商業組合(ようするに「ギルド」)の事である。
 職業ごとに違った匠合が存在し、それぞれに必要な器材・資材・情報・秘伝の技などを厳しく統制している。例えば、街で職人になろうとする者は、匠合に加入しなければ修行すらさせてもらえない(例外はあるが)。また、拡大鏡などの光学機器は匠合が管理しているので、通常の手段では手に入らない。
 匠合は主に大きな街に存在する。一つの街だけで独立して機能している場合もあるが、通常はもっと大きな(国単位の)匠合の支部であることが多い。また、たとえ違う組織であったとしても、関係を密にし、常に情報の交換を行っている。したがって、ある匠合に属していた者が、他の匠合にある場所に引っ越しても、何ら不都合はない。
 匠合に加入した者は、毎月決まった額(各匠合によって異なるが約5〜15ゴルダ)の共付金を支払わなければならない。しかし、加入し続けている限り、職業用資材の調達などは全て匠合がまかなってくれる。さらに住居の面倒や病気・事故に対する扶助、場合によっては身代金(戦争で敵国の捕虜になったときなど)まで立て替えてくれるのである。
 匠合に加入する場合、厳しい審査と多額の加入金(30〜50ゴルダ)が必要である。
 小さな村など(匠合の支部がない場合)に住んでいたり、仕事を求めて旅をしていたりする場合、匠合に加入しなくてもかまわない。しかし、街などの営業は制限され(場合によっては営業を許可されず)、資材の調達などもままならない。

 練法師の匠合は、一般の匠合とはかなり趣が異なっており、その仕組みも構成員も謎である。

街の税金について (EX1)
 街の住居者と街を訪れる者は、一定額の税金を払わなければならない。
 町に住む者が支払う額は、月に2〜5ゴルダであるが、匠合に加入している者は(共付金の中にすでに税金が含まれるため)これを支払う必要はない。
 街を訪れる者は、訪問のたびに1〜3ゴルダを徴収される。これは街に入り口にいる衛兵または役人に直接渡さなければならない。
 このほかにもWMは任意に税金を設定しても良い。

商売について (EX1)
 商人が品物を販売する場合、普通は卸値の2倍の金額を価格として設定する。腕の良い職人が作った上質の品物などを売るときには、当然もっと高い値がつくだろう。

定期市について (EX1)
 大きな街などでは、祭りなどの際に市が開かれることがある。小売商人や自由商人などが街の中央広場に小さな出店を出し、そこで商売をする。
 この市が毎月定期的に開かれるようになったものが定期市である。
 定期市は人工が密集し経済の発達した街に多く見られる。
 基本的には匠合に加入した商人(小売商人)しか出店を許されないが、多額の税金(場所代)を支払えば誰でも商売を行える場合が多い。

生活費について (EX1)
 一般の者が街で暮らす場合、その生活費は平均して1日1ゴルダ(1ヶ月30ゴルダ)である(税金は除く)。
 冒険者のような外来者でもこの金額で暮らすことも可能だが、おそらく最底辺の生活を強いられるだろう。

.芸人の商売について (EX1)
 基本的に”ワースブレイド”世界には芸術家や芸人の匠合は無い。しかし、だからといって自由に商売をしてもよいというわけでもない。
 あらゆる街には「顔役(興行師)」と呼ばれる存在がいる(盗賊匠合が隠れ蓑がわりに行っていることもある)。顔役は芸人の商売を許可し、場所を提供してくれる。芸人はこの顔役に大道芸による利益を25%を納めなくてはならない。そのかわり顔役が客を集めてくれるので、利益は通常の2倍となる。
 顔役がいない小さな街(村)であっても、その長にあたる者に10%程度の謝礼金を支払う義務がある。これは芸人の税金のようなものである。
 吟遊詩人・歌姫・”踊り子(本業と他に特殊な「商売」をしている者に対する軽蔑意を込めた俗語−つまり娼婦)”などが酒場のような場所で大道芸をするときには顔役を通さなくてもかまわないが、場所代として主人に利益の10%を支払わなければならない。しかし、これらの芸人は(客引きのために)逆に頼まれて芸をすることもあり、その場合は利益が全額自分のものになる可能性もある。

俗業の服装例について (EX1)
 ”ワースブレイド”では様々な職業を「俗業」として設定している。ここでは、その俗業の代表的な服装例について紹介する。ただし、絶対に「こうだ!」という訳ではなく、あくまで参考程度として見て欲しい。

猟師
 長期間の野宿に耐えらるような、厚く丈夫な布地で出来た暖かい上着や防寒外套を着込んでいる。また、野山を自由に駆け回れるように、ズボンは軽く、動きやすいように出来ている。
 例えば弓を主体とした狩猟を行う場合には、猟犬を数匹連れていることが多い。

自由商人
 彼らは街から街へと旅をすることが多いので、普段着も旅用のものが多い。
 例えば南部の暖かい地域を旅する自由商人の場合、通気性がよく、汗を吸収しやすい素材で出来ている。
 腰にはポーチ状のものを巻いており、その中には銀貨が詰まっている。これは、いついかなる場所でも取引を出来るようにしているためである。

錬金術師
 これと言って決まった服装はないが、実験中の無用な怪我(火傷など)を防ぐためと、練法の使用を前提として、長衣(ローブ)などの軽装である事が多い。
 一般人に威厳を保つために、服の装飾品に凝る場合がある。

占術師
 普段は軽装だが、仕事の時は(黒や紫のローブ・妖しげな装飾品など)見るものに神秘的な感じを与える衣装を着用する。また、顔をベールで覆うなど、宗教的な演出を加える者もいる。

鍛冶師
 常に熱した炉の側で作業をするため、通気性のよい軽装であることが多い。しかし、やはり前掛けや手袋は欠かせない。顔をガードするマスクをつける者もいる。

間者
 諜報活動に長けた彼らは、夜の活動に備えて黒を基調とした忍び装束を用意している。音をたてないように皮でで構成されており、軽く、動きやすく出来ている。
 彼らは正体が露見しないよう、普段はごくありふれた格好で暮らしている。

吟遊詩人
 大道芸で生計を立ててる職業的な吟遊詩人は、品良く目立つ衣装を身につけるように心がけている。金糸銀糸の刺繍をほどこした上着やモールのついた肩掛けなど、一歩間違えば道化師にもなりかけないところをセンスの良さで着こなしている。賢い者になると、酒場で商売をするときと、祭りなどで商売するときとで、衣装を別にしている。

農民
 全般的な農民は、あまり良い服を着ていることがない。生活が貧しく高い服を手に入れることが出来ないことと、どんな服を規定いても(作業によって)短期間で汚れてしまうからである。

踊り子
 彼女たちは何より”自分”を見せることを商売にしている。その為、衣装もきらびやかで凝ったものが多いが、なかには幾分扇情的な姿(着るものを最小限にして肌を多く見せるような格好)をするもの者もいる。(このような姿をする女達には、いわゆる”踊り子”−娼婦が多い)

船乗り
 天候の変化に順応でき操船術にも長けた彼らは、防寒時を除いて上着はつけず、仮につけたとしても対海賊戦闘用の皮鎧程度である。

操兵の調教について (操兵の書)
 操兵の寿命は人間に比べてはるかに長い。たいていは5〜6世代に渡って受け継がれていくもの

である。そして、特定の操手が長年乗っていると、大なり小なりその人物の操縦が癖が染みつく。特に意志の強い操手にその傾向が強い。癖の強い期待を引き継いだ人間は不運としか言いようがない。まず、満足に動かなくなり、、下手をすれば仮面が勝手に機体を停止させてしまう。この意味では馬と変わりない。こうなったら、工呪会に操兵の再調整を依頼するしかなくなる。
 もともと、新品の操兵(仮面)には、機体操作に関する何の情報も入っていない。たとえて言うのなら、生まれたての赤子のようなものだ。そこで、《操兵調教師》と呼ばれる操手が、意志の力で仮面をねじ伏せ、基本的な動き(操縦)の型を仮面に教え込んでいるである。これを《調教》という。余談ではあるが、操縦の経験がない者でも意志が異常に強く、仮面の格が高ければ、操縦桿を適当に動かしても操兵は動いてくれるのだ。
 調教師は、工呪会に所属する者ばかりではない。腕が良く、操縦に癖が無く、さらに意志が強い者という条件を満たせば誰でも資格はある。そのため、100を越す操兵を保有する騎士団には、たいてい専門の調教が数人雇われている。
 調教を終えた機体は、癖のない機体となり、仮面も従順になっている。しかし、その操兵をおのがものにとするためには、それから何ヶ月も乗り、反対に自分の癖をつけるぐらいで無ければだめなのである。

コンベンション用キャラクター作成 (オリジナル)
 TRPGコンベンションなど、1回限りのプレイの場合、普通に作成したばかりのキャラの場合、ものたりなさがあると思う。ここで、俺が使用しているコンベンション用キャラクター作成を紹介する。基本的にルールブック(BOX版はそのまま、リニューアル版はP28〜P29の下のコラム参照)通りなので、変更しているところだけを紹介する。

1)能力値
 LUCを除く能力値は「2D5+5」で決定する。LUCについては、そのまま3D5で行う。

2)クラスの決定と技能
 戦士・練法師・聖職者。俗業のクラス得点・基本技能などはそのままだが、CPは設定しているものにさらに+500する(戦士の場合、750+500=1250となる)。
 この場合、CPを使用し技能をとるが、このとき練法・気功・招霊のレベルは2レベルまでしか上げることは出来ないが、このルールを使う場合、その制限は無しとする。 ちなみに、ここで残ったCPはお金にするが、このルールの場合、お金は後で決めるので、使い切っても良い。

3)お金の決定
 (2D5+5)×10ゴルダ

4)所持品の決定
 所持金を使用して道具を買うが、『背負い袋』『火打ち石セット』『水袋』は、一つずつ所持している。この時、武器、防具、道具についてWMが認めれば、何か一つを持っていても良い。しかし、匠合に加入していないと手に入らない物品である、俗業用特殊物品と操兵は不可である。
 練法師用仮面については、練法師PC(俗業練法使いは不可)に1D10をする。この時、1が出たらランクE(特殊能力なし)の仮面をもらうことが出来る。ただし、これは1回だけしか試せない。

 これにより、それなりに強いキャラもできていろいろなことが試せるはずである。このルールを使用しても最大技能レベルは4〜6なので、バランスも取りやすく、出してみたい怪物も多くなると思う。

操兵の原型機について
 工呪会は、88種類もの基本型の操兵、つまり「原型機」を生産している。操兵の構造は時代によって改良されていくため、原型機もそれにつれて新しくされていく。
 例えばゴーラ・オーム、エンバー・ソーンは、旧式の原型機ゴルゼル、エラル・ソール(いずれも3世紀前に制作され、ほぼ現存していないと考えられる)の改良されたもので、基本的な外見は変わっていない。

・貴族の階級について(EX1)
 貴族とは主に戦功を上げた騎士に対して贈られたり、領地を救うなど特別に重大な任務を成し遂げた者に、ごくまれに統治者(王族)よりあたえられるものである。
 しかし、たとえ特別な手柄を上げたとしても、"生まれ"に関する厳しい審査があり、卑しい者は貴族になれないのが"普通"である。
 貴族には厳密な階級が存在する。
 以下に西方北部で設けられている階級について、格の低いものから説明する。

小侍(オリシュ)
 小作農10家族分の労働者を含む土地(荘園)を与えられ、役のない数人の部下がつく。

子侍(ウロト)
 いくつかの荘園を含む小さな領地が与えられ、そこを統治することが出来る。
 また、騎士1人を含む10〜20人程度の部下がつく。

爵侍(ウベディフ)
 小侍または子侍を数人治めることが出来、100人近い軍隊と1〜2体の従兵機を所有できる。

準爵(アビシュ)
 爵侍を3人まで治め、500〜1000人の軍隊を所有できる。
 また、4体まで操兵を所有できるが、そのうち1体は狩猟機であることが多い。

公爵(アビック)
 準爵を含む下級貴族を10人まで治める事が出来る。
 王族にも強い権限を持ち、数千の軍隊と1〜2体の狩猟機を含む10体までの操兵を所有できる。

 通常、これらの階級は地方によって差があるが、それぞれ、その階級に数が限られている。下級の貴族が階級を上げるためには、その階級に"空き"がある事が大前提となる。また、称号を授けられた者は、授かると同時にその統治者の配下になる事を義務づけられる。
 ちなみに、小国であればこの階級の数に限りがあるどころか、階級自体少ないところも存在し、また階級での配下の部下についても、公爵で100人程度しか無いところもある。
 しかし、大国であれば、ここで記した階級だけではなく、"男爵""公爵""伯爵"などの階級が存在したり、統治者が公爵である場合も存在する。

・ワースブレイドにおける、単位・お金
 ワースブレイドで使用する、長さや重さの単位、お金の価値などを以下に示す。

時間
1刻:2時間
1日:12刻
1セグメント(S):約2秒
1ラウンド (R):15S(約30秒)
1ターン(T):10R(150S 約5分)
1アワー(H)
半刻(1時間)

長さ
1リー :約4q
1リート:約4m
1リット:約4p

重さ
1グロー:約1.2t
1グレン:約1.2s
1グラン:約1.2g

単価
0.8フラバル金貨=1金貨=100銀貨(ゴルダ)=1,000銅貨(1銀貨=10銅貨)

フラバル金貨とは、東方にあるフラバル国(市?)の金貨
別表現で 1フラバル金貨=1.2金貨
この世界では、場末の宿屋で素泊まり1ゴルダ、生活費は、2〜3ゴルダとなる。