1. 始まり
水鳥の目指す場所はそこではなかった。
迷い込んだ彼女は、だから息を止めてしまったけど。
ソラにある星の風が、彼女の羽をいつまでもくすぐるから。
ボクは一人きりで、歩き出したんだ。