狂いの街...
雨の降る 街は 僕を狂わす

“永遠”とか“絶対”とか
形さえもない 言葉を両手に抱えて
遠くに見える 蜃気楼を
現実だと信じてきた 軌跡を
ずぶぬれの迷い子が
泣きながら歩いてきた道だと 思わせるから


雨の降る 街は 僕を狂わす

世界は一刻の猶予もない
闇だと思わせるから
真実さえも 色を失う闇だと
思わせるから